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「な、何だ、何だ!」
俺は引き返す足を止め、悲鳴が聞こえた方を見る。 声の質からすると若い女性のようだが。
俺は再び床に転がっている生物の死骸を見る。
「……好奇心は猫も殺す。 悪く思わないでくれ」
関わっても碌なモンじゃあ無いだろう。 俺は振り返り、来た道を引き返そうとした。
「ゲッ! 何じゃありゃ!?」
戻ろうとした通路の先jから、此れまたワケワカメな生物達が大挙して此方に向かって来るではないか!
「どっ! どうしたら……」
と、言っても逃げ道は一つしか無い。
「ああ、もうっ!」
俺は結局、悲鳴が聞こえた方へと向かう事になった。
どうか変な事に巻き込まれませんように!
慌てて走った通路の先に扉が有り、その扉を急いで締める。
扉の中は広間になってて若い男二人が対峙し、此れまた若い女が一方の男に捕まっていた。
一人は水晶のような物で出来た刃の巨大な大剣を構えた細マッチョで銀髪のイケメン。 もう一人は目が開いているのが疑われる細い目のフツメン。
女は混じり気のない見事な金髪の美女さんだ。
此処迄はよろしい。 だが細目! お前、何やってんだ! 下半身の衣服を剥ぎ取られて剥き出しになった女の局部に自分の粗末なモン突入態勢で構えてんじゃねえよ!
まるで18禁の薄い本のような内容の展開に心の中で盛大に突っ込んでやった。
そんな三人が広間に入ってきた俺に注目する。
まあ、当然の反応だな。
細目の男が俺を凝視すると瞼がカッ!と開かれ、縦に割れた金色の瞳が顕になる。 まるで爬虫類のように冷たい目だ。
『※※※※!? ※※※※※※※※ーーーー!!!! 』
細目改め爬虫類目の男は金髪美女さんを放りだし、俺に向かって何かを喚きながら物凄い速さで突っ込んでくる。
「うわわっ!!」
俺は咄嗟に腕を交差して自身の身を守る盾にする。
ぶつかる瞬間、目を瞑り、強い衝撃を受けるのを覚悟する。、
だが逆に爬虫類目の男の方がバシッ!という音と共に盛大に吹き飛び床に落ちた。
「へっ?」
「※※※※※※※※※※※※※※※※ーーーーーー!!!!」
爬虫類目の男は吐血して何故か全身から白い煙を吹き出し、叫びながらのたうちまわり、やがてその動きをピタリと止めた。
近づいてみると男の目は飛び出る位――いや、此れどう見ても飛び出てる! 比喩じゃなく完全に飛び出てるよ!
「……もしかして、死んじゃった?」




