↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Machine Smith  作者: 真田 貴弘
14/26

12

 オーグ様から聞いた話では、そのロミナと言う妖精の女王様は一度好きになった男にはとことん尽くす性格で其れが行き過ぎてヤンデレストーカーになってしまい、終いには男の方が裸足で逃げ出すらしい。


 そんな女王様を俺に押し付けんでくれオーグ様!


「まあ、よく出来た娘だから。 其れこそお主が引き籠のもりの自宅警備員になっても甲斐甲斐しく世話してくれるぞ」


 其れは男として何かヤダ!

 しかしオーグ様、よく引き引き籠もりとか自宅警備員とか知ってるな?

 聞いてみたらこの世界でも文明が発達すればそんな奴等は一定数生まれるらしい。


「私も頑張ってマサキ様の御世話をします!」


 俺の隣で決意に満ちた瞳で俺を見つめるユティーファ。

 君は別にいいから。

 君まで参加してこられると、俺、ホントにダメ男になっちゃう。


「ユティーファとロミナの二人を娶ってくれれば儂もこれ以上は何も言わんよ。 頼む」


 主神様に頭まで下げられては断れない。

 仕方ないので一度会って話をしてから考える事が条件だと言ったら承知してくれた。


「それからマサキよ。 これからは先代のマシンスミスの家を使うが良い。 今は空き家となっているが、先代が作ったロボットが家の手入れをしておるから直ぐにでも住めるじゃろう。 ユティーファ、案内を頼めるか?」


「はい、お祖父様。 ではマサキ様、ご案内いたします」


 オーグ様の頼みを快く引き受けるユティーファ。

 俺はユティーファに案内され先代が住んでいた家に向かう。


 途中、ユティーファの両親であるマキシとティファーユに逢いに行き、ユティーファに手を出してしまった事を頭を下げて詫びる。 二人は最初、ポカ~ンと口を開けていたが、やがて声を上げて笑い出す。


「そうかそうか! もう手を出したか! という事はマサキは俺の義息だな! 此れは俺も爺ちゃんになる日も近いな! しかしアシャールの奴、まだそんな手を残していたとはな! 死んでも迷惑な奴よ!」


「フフフ! マサキ様、頭を上げて下さい。 この娘が決めた事です。 それについて問題ありませんよ」


 俺は二人に激怒されるのを覚悟していたが、こうして二人に許して貰えてホッとした。


「所でロミナの事、話し聞いたか?」


「ん? ああ、一応彼女とは一度会って話をしてから考えるとオーグ様には伝えてあるよ」


「そうですか! 考えて下さっているのですね! 良かった……」


「何かあるの?」


「いやな。 ロミナの奴、見てくれも性格も凄く良いんだが一途過ぎる所がな……。 しかも駄目駄目な男に何時も引っかかるんだけど、そいつ等すらロミナの気持ちに耐えきれずに逃げ出すんだよなあ……」


「そうですね……。 でも、ユティーファを受け入れてくれたマサキ様ならばきっとロミナも受け入れてくれるでしょう」


 今、ティファーユなんつった。 ユティーファを受け入れた?


 まさか!


「えっと……まさかユティーファって……」


 マキシは俺から視線を逸らす。

 おい、こっち見ろマキシ!


「ユティーファもロミナと同じで一途過ぎてな、其れが重すぎて男共が皆逃げ出すんだ……。 でも、嫁の貰い手が見つかって俺もホッとしたぞ! 二人の事、宜しく頼むな!」


「お父様、お母様! 私、頑張ってマサキ様に尽くします!」


 父であるマキシの言葉を理解してないユティーファ。

 ユティーファ、 君は頑張っちゃあ駄目なんだ!


「私からもお願いします。 二人共、仲良く可愛がって上げて下さいまし」


 二人が俺に頭を下げる。


 麗夜さん、俺、ドンドン周りを土手で埋められてロミナさんとやらとも結婚させられそうです……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。