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異世界無双血風録  作者: 大五郎
第12章 死亡遊戯編
77/119

43 勇者墜つ

急展開です。

セラス王国から高空を帰還中のセレンに接近する飛行物体があった。

セレンはそれに気付き空中に停止して相手が近付くのを待つ。

「あら、帝国の勇者様じゃなくって。何の御用かしら?」

「どいつもこいつも俺を帝国の勇者扱いしやがる。まあいい。それより俺が遊んでいるセラスの女勇者にちょっかい出すなら俺に挨拶の一つもあっていいんじゃないかと思ってな」

「随分手荒く扱っておられたようですが一応気に掛けてはおられるのですのね」

「あれは俺の玩具だ。他人に弄らすつもりはない」

「それでも手を出すと言ったら?」

「死んでもらう」

勇気から殺気が立ち上る。

「おお恐い。か弱い女に暴力を振るうなんていけない事ですわ」

「俺は女だろうと容赦するつもりはない。敵対するなら殺す」

「そうですわね。先程帝国の勇者扱いが嫌なような事を仰っていましたね。どうです?我が神聖法国アルナスに来ていただくというのは。何なら私も貴方様のものになっても構いませんわよ」

「そんな舌先三寸で俺を油断させようとしても無駄だ」

「何なら手付としてこの場で私を御賞味いただいても構いませんけど」

「まったく信用出来ない」

「それでは・・・」

セレンは腰の剣を鞘ごと引き抜き手から離した。

剣は地上に落ちていく。

「これで私は丸腰ですわよ。どうです?」

「服の中に何を仕込んでいるか知れたものではない」

「仕方ありませんわね」

セレンは服を脱ぎ始めた。

飛行ユニットを着けたままで起用な事である。

明らかに無理な姿勢で脱いでいるのにその動きは艶めかしく蠱惑的であった。

下着も外し手から離していく。

「後で回収が大変そうですわね。これでどうです?これ以上は私の“中”を見ていただく事になりますが妙なものは仕込んでいませんわよ。これでも一応乙女ですので」

「乙女が人前で自分から服を脱ぐものか」

「あら、ご自分で脱がすのが好みでしたの?仰ってくれればよかったのに」

セレンがゆっくりと近付いてくる。

「それではこの場で私を御賞味されますか?構いませんわよ」

目と鼻の先まで近付いてくる。

勇気は動かない。

セレンの両手がゆっくりと首に廻され互いの顔が近付いていく。

唇が触れ合い舌が絡み合い暫く動きが止まる。

「!?」

勇気はセレンを払い除けた。

「グフッ・・・」

呻き血反吐を吐く。

「アハハハッ、引っ掛かった。男の性かしら?どんなに油断していないつもりでも目の前に魅力的な餌を投げ出されると容易に懐に入り込まれる」

「な、何をした・・・?」

「私、毒姫なのです。だから乙女と言ったのも嘘ではないですわ。ただ殿方は私の体液に触れるだけで神経を侵され身動きが取れなくなりますの。貴方は取り込むのにもあまりに危険過ぎますもの、ここで始末させていただきます」

火弾(ファイヤーボール)で勇気の頭を吹き飛ばす。

頭部を失った勇気の身体は飛行ユニットも止まり落下していく。

「最強の勇者と云われていた割には魔力の上昇を実感として感じませんわね。今まで得たこともない厖大な魔力を得れば身の内から湧き出るような力を感じるかとも思っていたのですが・・・、クチンッ!」

セレンは小さく可愛らしいくしゃみをした。

「いけない、いけない。こんな高空の気温の低いところで長時間裸になっていては風邪をひきますわ。さっさと衣服を回収して帰らなければ」

セレンは降下して衣服の回収に向かった。

彼女に勇気を殺した罪悪感など一切ない。

これまでと同じように既に終わった仕事の一つとして記憶の片隅に仕舞い込まれただけであった。

まさかの主人公死亡。

次回からは極悪聖女セレンが女主人公として活躍します。






嘘です(笑)

次回からは紗耶香が頑張ります(笑)

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