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異世界無双血風録  作者: 大五郎
第11章 セラス攻防編
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32 目覚めを待ちながら

間章です。

少女はピクリと瞼を動かした。

深い眠りから目覚めつつあるようだ。

あれから裸の少女を飛行船に連れ帰りその寝室に寝かせていた。

起きた時妙な事を口走らせないために俺とシオンが交替で付添っている。

シオンによれば新しい身体に前の身体の記憶や感情を馴染ませるため再統合と整理を行っているとのことだった。

新品のパソコンに基本ソフトをインストールするようなものなのだろう。

それが終わりつつあるのだ。

少女の顔を様子を探るために注視する。

美人というより愛らしい可愛さを持った少女である。

保護欲を掻き立てられる容貌だ。

柔らかい頬をプニプニと突いてみた。

「・・・ううん・・・」

少女は寝言のような反応を見せた。

更にプニプニする。

「ううん・・・、もうお腹いっぱい・・・」

ベタな反応が戻ってきた。

ウーン面白い

今度は胸を・・・。

「そこまでだ。セクハラ勇者」

いつの間にか開いていたドアの前にシオンが立っており俺を睨んでいた。

「俺の魔力の大半を注ぎ込んで復活させたんだからこのくらいは適正な対価といえると思うが。しかし帝国のバカ勇者の魔力分の追加がなかったら足りなくなる程の魔力が必要とか人体の復元って無茶苦茶燃費が悪いんだな」

あからさまに矛先を逸らす。

「・・・治癒魔法と違って再生させる元細胞すらないからな。お前の世界でいうDNAすら魂の情報から魔力で作り出しているんだ。攻撃魔法は単純な現象や物質を魔力で実体化させているがこれは複雑な人体でそれをやっているんだ。必要な魔力量が桁違いに増えるのも仕方がない」

シオンは俺を押し退け少女の脈をとったり触診したり魔力でセンシングしたりしている。

シオン自身も初めて使った復元魔法だ。

経過観察は必須なのだろう。

「ン、この調子ならもう直ぐ目覚めるだろう。・・・今度は触るなよ」

シオンは寝室を出ていった。

俺は次の暇潰しのネタを考えることにした。

しかしこの世界に魔法はあるのにマジックがないのが残念である。

あれば額に『肉』とか書いて遊べるのに。

このまま紗耶香と加奈の話しになると主人公がマジ脇役に・・・。

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