表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界無双血風録  作者: 大五郎
第9章 シュナ王国編Ⅱ
56/119

小話30 病い

今回も短いです。

クーイアン帝国情報部第三課、通称三課は追い詰められていた。

先日のシュナ王城への強行潜入の失敗が彼らを追い詰めたのだ。

本国からは失敗に対する叱責と何でもいいから秘密のベールに包まれたシュナ王城から情報を奪取せよとの至上命令が下っている。

今回の任務に失敗すれば叱責だけでは済まない。

交替要員が本国から派遣され彼らは処分されることになる。

機密保持のため自害も辞さず死をも恐れない彼らであったが任務失敗による処分は堪えがたき屈辱であった。

そんな彼らに一つの朗報が入ってきた。

「それは本当なのか!」

三課の長が確認の声を上げた。

ここはシュナ王都内に密かに設けられた拠点の一つである。

「はい、事実です。現在αチームを総動員して接触に当たっています」

「ウーム、しかし信じられない。シュナ王国の諜報員から内通者が出るなどとは」

シュナ王国の諜報員の祖国への忠誠心は彼ら三課に劣らない。

そんな者の中からこのタイミングで内通者が出るとは都合が良過ぎる。

「罠ではないのか?」

「その可能性も考慮してβチームにシュナ国内の対諜報組織の動きを監視させていますが動きはまったくないそうです」

「内通者は情報の対価に何を求めている?」

「それが何も、強いていえばこの情報を至急帝国本国に送ってほしいとのことです」

「情報の内容は?」

「それが勇者が個人的にシュナ王と交わした小国の国家予算に匹敵する金額が動く契約に関する資料のようです」

「実際にはどんな形のものなんだ?」

「それが数点の特殊な侍女服を着た少女達の絵画のようです。しかもその特殊な侍女服はかの大魔導師シオンが作製したマジックアイテムとのこと。それとこれが一番重要なのですが件の謎の兵器と関係のある素材もしくは方法によってこの特殊な侍女服の次世代モデルを現在大魔導師シオンが作製中とのことです」

「ウム、ならばこれが例え罠であっても手に入れぬ訳にはいかんな」


かくして勇気の意図しないところで確実に病いは広がっていくのであった。

現在シオンが作製中のドラゴンスケイルメイド服が件の謎の兵器に関係すると探り出したシュナ王国の諜報機関は優秀です。

ミイラ取りがミイラになっているようですが(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ