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キドアイラク  作者: 虚虎 冬
黄色の世界
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20/26

女の子はリスに出会って

「やあやあ、リスだよ☆」

 話し方といい、声といい、

 愛くるしい姿といい、

 気難しいところはないようです。

「この泉はね、

 うつしたい人の心を映す、

 変な鏡さ☆」

「きゃーっ、やっぱり気難しーっ」

 犬が叫びます。

「ああもうっ

 ……連れてっておくれっ

 ほれちびすけ、あっちで遊びなっ☆」

 きゃーッ……という叫び声も、

 だんだん聞こえなくなりました。

「お前さんは、

 魔女の心が知りたいかい?」

 黒マントの女のことでしょうか。

「なんであんなことしたのか、

 分かるかなあ」

「お前さんの努力次第だなっ☆」

 ではいくぞっと掛け声一発、

 女の気持ちと思い出を、

 泉は映し始めます。

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