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心は穏やかで
狐と小鳥の姿は、
だんだんぼやけて消えました。
気が付くと、目の前で泡がはじけていました。
哀しみを知った世界で見た、
虹色のシャボン玉とは違います。
太陽の光を受けて、
黄色く輝いています。
「……ああ、お日様だ」
明るく地上を照らす日光を、
女の子は久しぶりに見ました。
それを受けて、泡だけでなく、
木も花も、動物も、
なんだか楽しげです。
「楽しい」という感情が無くても、
女の子は心がうきうきしました。
一本道をぴょんぴょんとびはねながら、
女の子は先へと進みます。




