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キドアイラク  作者: 虚虎 冬
黄色の世界
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18/26

心は穏やかで

 狐と小鳥の姿は、

 だんだんぼやけて消えました。


 気が付くと、目の前で泡がはじけていました。

 哀しみを知った世界で見た、

 虹色のシャボン玉とは違います。

 太陽の光を受けて、

 黄色く輝いています。

「……ああ、お日様だ」

 明るく地上を照らす日光を、

 女の子は久しぶりに見ました。

 それを受けて、泡だけでなく、

 木も花も、動物も、

 なんだか楽しげです。

 「楽しい」という感情が無くても、

 女の子は心がうきうきしました。

 一本道をぴょんぴょんとびはねながら、

 女の子は先へと進みます。

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