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狐と再会して
「ああ!良かった良かった!」
狐は女の子の背中をバンバンと叩きます。
「い、いたい……」
女の子はうめきますが、
狐は意に介しません。
「いいか?
楽しい事とか、嬉しい事とか、
たくさん一緒に経験して、
そういう人がひどい目にあったから、
お前は怒りを感じたんだろ?」
女の人について、
言っているのが分かりました。
「……うん」
「全く関係が無い人だったら、
ひどい目にあっても怒らないだろ?」
「……悲しいかも」
「まあそうだが。
家族が傷つけられた時ほど、
怒ることはないだろ?」
黙って頷きました。
「怒ったり憎んだりする時は、
なんか理由があんだろ。
お前の言う『女』は、
なんでお前たちを憎んだんだろうな?」
女の子は黙って首を、
横にゆっくり振りました。
「……まあ、分かんねえだろ?」
小鳥が口を挟みました。
「そろそろ、次へ♪」
「そんだな!」
狐と小鳥は、口をそろえて
女の子に言いました。
「まだ、知らなきゃなんねえ!」
「まだ、知らなきゃね♪」
そうして2匹は、小さな背中を、
そっと押すのでした。




