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女の子は思い出して
「ほらお嬢さん♪ 受け取って♪」
女の子が受け取ったのは、
明るく輝く一枚の葉でした。
女の子の掌で、
それはゆっくりと溶けていきます。
「あ……」
「ここは『楽しい』場所だよ♪
心がほっと落ち着くよ♪」
少しずつ、女の子の記憶が、
「その葉っぱは『楽しみ』♪
君のお父さん♪ お母さん♪
お兄さんが守ったよ♪」
家族の記憶が戻ってきました。
「おとうさま、おかあさま、おにいさま…
あのおんなのひとに、ころされた!」
女の子は思い出しました。
自分が過ごした楽しい日々と、
3人が殺されてしまった悲しい日を。
「……またもやお客さん♪
狐が来たよ、久しぶり♪」
女の子が後ろを向くと、
そこには怒りん坊な狐がいました。




