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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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跳び箱

こんにちは、山内花林です。


今日の体育は、体育館で行われました


内容は、跳び箱です


正直、私は体力はともかく、筋力には自信がありません


大抵は、跳び箱の上に乗っかってしまいます


今日の跳び箱は4段……なんとか行けるかな?


そう思って跳び箱の方をジッと見た時です


跳び箱の隙間から、誰かが覗いていました


一番上の段からは目が、中段くらいからは指が少しはみ出ていました


当然、人が中に入っている訳は無く……他の人には見えていませんし


しかし、ここで私だけが急にやめるわけにも行きません


(せめて、何もしないでね!)


そう願って走り出しました。板を蹴って……跳び箱に手をついた瞬間――


「わっ!!」


跳び箱のなかから急に声が……


私の体は硬直し……そのまま飛ぶことが出来ました


いつもであれば、ペタンとお尻をついてしまうのですが、驚いたことによる硬直によって、うまいこといったようです


それからすぐに跳び箱を見ましたが、もう姿は見えませんでした


1回出来たことでコツがつかめたのか、2度目からはきちんと飛ぶことが出来るようになりました


跳び箱の中に居た子も、跳び箱が苦手で、同じく苦手な私の手伝いをしてくれたのでしょうか?



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