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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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バス停

田舎のバス停は、1時間に1本通ればいい方だ


バスで旅館に来たのはいいが、帰りのバス時間を見間違えたらしく、次のバスが来るまで1時間以上ある


「みすったな……」


幸い、急いで帰る必要も無いが、暇である


スマフォでサイトを適当に見ていた時、ふとこちらに歩いてくる影が見えた


まだ午前中なのに、雰囲気が暗いというか、表情が見えないというか……


それは年のいったおばあさんだった。じっとバスの時刻表を見つめて動かない


「……あの、どこへ行かれるんですか?」


暇なのと、おばあさんが時刻表が見えなくて時間が掛かっているのだと思い、話しかける


「……おじいさんの所へ」


「ああ、お見舞いですか? どこに入院されているんです?」


だから表情が暗いのか、とそう勝手に思っていた


「……よ」


「え?」


「おじいさんは……あの世だよ」


その瞬間、さっきまでの暗い表情が嘘だったかのように、晴れ晴れとした笑顔になった


私は不気味な感じがして、次のバスに乗らないことにし、バス停を離れた


その後、そのおばあさんのせいかどうかは分からないが、事故を起こしたそうだ


幸い、死亡者は居なかったようだが、そのバスに乗らなくてよかったと思った

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― 新着の感想 ―
[気になる点] スハフォって何の略なんでしょうか。 [一言] こんなおばあさん遭遇したくないですね。この後このおばあさんがどうなったか気になります。
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