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「RPGパラレル・パラドックス」  作者: しんTAKA


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RPGセカンドストーリー 第十九話

【フェーズ AYANO? VS MIYUKI?】


「ちょっと崇君、崇君……」


(ダメだ、全然起きない。しまった。飲ますんじゃなかった)


と、彩乃は空間に向かって、


「ちょっと、そのへんで見てるんでしょ? 出てきなさいよ」


そういうと、空間にスーっと人体が浮かび上がり、みゆきが現れた。


「ほら、やっぱりいた。って、あんた、その格好好きねぇ」

「いいじゃない。あなただって、なかなかのものよ」

「あんたでしょ、ビール置いといたの」

「だって、そうでもしないと、あなたに崇、取られちゃうって思ったんだもん。最後の抵抗よ」

「あー、まんまと引っかかったわ」

「ふふふ、勝ったと思ったから、油断したのね。へへ、やった」

「あー、腹立つなぁ」

「いいじゃん。決められたルールの中でやっただけだもん。勝手に寝たのは崇だし、そうさせたのはあなた」

「それが悔しい!」

「ふふ、じゃ、まあ、これで勝負はまだ続くってことで」

「何言ってるの? これ以上、あんたにやれる方法なんか、何もないでしょ?」

「あるわよ。いきなり素肌を見せるとか、抱きつくとか」

「あんたね、少しは恥じらいってものがないの? だから、最後は男が逃げてくのよ」

「あー、それ言っちゃダメな言葉。あー、私、傷ついた。うぇ〜ん」

「……あー、ごめん。ちょっと言いすぎた」

「うん、わかればよろしい」

「って、ウソ泣き? もう!」

「じゃ、そういうことで、私は私で勝負するからね」


そう言うと、みゆきは空間からスッと消えた。


「……はぁ。まぁ、自業自得か。崇の緊張をほぐすために、いろいろやったけど、ちょっと時間をかけすぎたか。ビールに気を取られて、崇がお酒弱いの、忘れてた」


彩乃は崇の眠る姿を見ながら、独り言のようにつぶやいた。


「ふふ、かわいい顔して寝てる」


(それにまあ、今日はみゆきとの対決、福仲先生の救済、私との初めての夜の緊張……プラスお酒。

これだけあったら、二十歳の崇は、そりゃ寝ちゃうよね)



彩乃は崇のほっぺにキスをして、その横で眠りについた。


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