◆◆◆登場人物・用語まとめ(第二章終了時点)◆◆◆
〚トコヨノクニ〛
五十嵐侑子
主人公。第二章開始時点で十四歳、終了時点で二十歳。ヒノクニから帰還後、一年遅れて学校生活へ復帰する。ヒノクニとの文通を続けながら成長し、大学へ進学する。
五十嵐朔也
侑子の十三歳上の兄。第二章途中で結婚し、実家を出る。
五十嵐幹夫
侑子の父。カリフォルニアの大学で研究をしている物理学者。侑子とはビデオ通話でやり取りをしている。侑子のヒノクニでの体験について否定せず、理解を示している。
五十嵐依子
侑子の母。侑子が戻ってきてからは幹夫の元には戻らず、娘の側で継続して暮らすようになる。
高橋愛佳
侑子の一歳年下の従妹。蓮とは双子の姉弟。侑子が一年遅れて学校生活へ復帰したため、同級生になる。明るく人見知りしない性格で、侑子のことが大好き。
高橋遼
侑子の一歳年上の従兄。愛佳と蓮の兄。中学校で軽音同好会を結成した。物事を熟考することが苦手な性格で、音楽好き。
高橋蓮
侑子の一歳年下の従弟。愛佳とは双子の姉弟。寡黙でポーカーフェイス。侑子と同じ大学へ進学する。
野本裕貴
愛佳と蓮の中学時代のクラスメート。軽音同好会を通じて侑子と親しくなる。ギターを弾き、後に侑子へ恋心を抱くようになって恋人となる。
野本玄一
裕貴の祖父。音楽好きで、家に多くのレコードやCDを所蔵している。若者と音楽談義をするのが趣味。
野本喜久子
裕貴の祖母。音楽好きで、長年ライブハウスで演奏しているベーシスト。
市川綾
侑子が中学時代に所属した軽音同好会の会長。ドラムス担当。
鈴木竜介
侑子が中学時代に所属した軽音同好会でベースを担当していた。愛佳の恋人。
佐藤
中学校の軽音同好会の顧問。もじゃもじゃ頭の長身。
小林
侑子の高校時代の恩師。古典担当の女性教員。
結衣
侑子の高校時代の友人。同じ軽音楽部に所属し、裕貴と共にバンドを組んでいた。ベース担当。
三木仁志
高校の軽音楽部部長。人望が厚く、ピアノが上手い。
〚ヒノクニ〛
ユウキ(手塚勇輝)
ライブハウス『変身館』の専属歌歌い。第二章開始時点で十九歳。『玉虫色の声』と呼ばれる特殊な魔法を持つ。
杉田紡久
侑子と同様、トコヨノクニから突然ヒノクニへやってきた少年。第二章開始時点で十六歳。絵を描くことが好き。
リリー(タイラ・サユリ)
侑子がヒノクニで最初に出会った人物。ジロウの経営するライブハウス『変身館』の専属歌歌い。エイマンと結婚し、娘のモモカを育てている。
コハシ・ジロウ
ライブハウス『変身館』のオーナー。ユウキの養父。
ノマ
ジロウの屋敷で住み込みの家政婦として働いている。
エイマン・ソノダ
リリーの夫。政治家である父ラウトの手伝いをしている。リリー曰く「並行世界オタク」。
モモカ
リリーとエイマンの長女。魔力を持たない状態で生まれてきた。
ハルカ
ユウキの幼馴染。
アオイ
ユウキの幼馴染。学校卒業後は地方の大学へ進学した。
ミツキ
ユウキの幼馴染。過去に短期間ユウキの恋人だった。卒業後は王府に就職。他者の気分や心理状態を読み取る『才』の持ち主。
スズカ
ユウキの幼馴染。卒業後は王都の大学へ進学した。
アミ・レゼーマ(モノベ・タカオミ)
ユウキの専属ギタリストとして『変身館』に雇われた青年。実は王の近習。トコヨノクニからの来訪者である侑子と紡久を見守るため、二人の側へ密かに派遣されていた。
ラウト・ソノダ
エイマンの父。現政権与党・平彩党の幹部。かつてトコヨノクニからやってきた来訪者たちと親交が深かった。
リエ・ソノダ
エイマンの母。
ショウジ
『変身館』スタッフ。ユウキのバンドメンバーで、ベーシスト。
ミユキ
ショウジの姉。『変身館』スタッフ。弟と同じくユウキのバンドメンバーで、ドラマー。
レイ
『変身館』スタッフ。ユウキのバンドメンバーで、キーボディスト。
オリト
ヒノクニ三種の神器の一つ『カギ』を守ってきた神社の宮司。
タイラ・ミネコ
リリーの母。オリトの父から『カギ』の守役に任命された後、王都のソウイチロウの元へ嫁いだ。平空政争の最中、『カギ』を持ったまま家族と共に失踪する。
タイラ・ソウイチロウ
リリーの父。代々養蚕業を営んできた農家の当主。平空政争時に妻ミネコと共に失踪する。
タイラ・マサオ
リリーの兄。平空政争時に両親と共に失踪する。
王
ヒノクニを建国した古代の王の末裔。特別な『才』を持つとされ、国の安寧に関わる特別な魔法を扱える唯一無二の存在。
マヒト
王の長子。ヒノクニ皇太子。
越生正彦
侑子と紡久より二十年以上前に、トコヨノクニからヒノクニへやってきた来訪者。ラウトの親しい友人。ヒノクニでちえみと結婚した。妻と共に二十一年前に亡くなっている。
越生ちえみ
トコヨノクニからヒノクニへやってきた来訪者。ヒノクニで正彦と出会い結婚したが、二十一年前に謎の死を遂げる。
ミウネ・ブンノウ
天膜について研究している科学者。かつてカルミオ・ロパンと共に研究を行っていた。
カルミオ・ロパン
ブンノウの学生時代の友人。父親はかつてヒノクニ三種の神器『カギ』の守役を務めていた。父の残した日記から天膜の存在を知り、ブンノウと共に研究を進めていた。
シグラ
生まれつき天膜を見ることのできる『才』を持つ女性。ブンノウにその能力を見出され、彼の研究に協力するようになる。
ツァマ・ダン
ブンノウの元で暗躍していた元空彩党党員。『カギ』を持つミネコたちの行方を追う中、彼女たちを匿っていた宮司親子を焼き殺す事件を起こした。後にブンノウを見限ったことで粛清の対象となり、彼の企みをラウトへ知らせた後に命を落とす。
ヤヒコ
ヒノクニの山間部を移動しながら暮らす謎の民・メム人の青年。
ヤチヨ
ヤヒコの妹。
◆◆◆
〚世界・人々〛
トコヨノクニ
侑子たちがもともと暮らしていた世界を、ヒノクニの人々が呼ぶ名称。日本もこの世界に存在する。
ヒノクニ
侑子が迷い込んだ並行世界にある国。国土の大部分を森林が占め、魔法や魔石を利用した独自の文明が発達している。
来訪者
トコヨノクニからヒノクニへやってきた人々の呼び名。侑子や紡久のほか、過去にも複数の来訪者が存在していた。
メム人
ヒノクニの山間部を移動しながら暮らしている人々。ヤヒコとヤチヨもその一員。
〚魔法・道具〛
魔力
ヒノクニの人々が生まれながらに持つ力。人によって色や性質に違いがある。魔法を使ったり、魔石を作ったりするために必要となる。
魔法
魔力を利用して起こすさまざまな現象。日常生活にも広く利用されている。
魔石
魔力を蓄えた石。ヒノクニでは生活を支えるエネルギー源として広く利用されている。
魔石ソケット
魔石を取り付け、その力を屋敷などへ供給するための設備。
才
通常の魔法とは異なる、その人物固有の特殊な能力。誰もが持っているものではない。
『玉虫色の声』
ユウキが持つ特殊な魔法。自分の声を、聞いたことのある他人の声へ自在に変えることができる。
透証
ヒノクニで身分証明などに使用される魔道具。離れた相手との連絡にも使用することができる。
天膜
ヒノクニの人々や国土を覆っている透明な膜。通常は見ることができない。国民や国土へ危害が及ぶ際に働き、ヒノクニを守る性質を持つ。
三種の神器
ヒノクニに古くから伝わる三つの特別な品。代々、特定の神社と守役によって守られてきた。第二章終了時点では、その一つが『カギ』であることが明らかになっている。
『カギ』
ヒノクニ三種の神器の一つ。かつてオリトの父からミネコへ守役が引き継がれたが、平空政争の最中、ミネコたちの失踪と共に所在不明となる。
〚歌・信仰〛
歌歌い
歌うことを生業とする者。リリーやユウキが『変身館』で歌歌いとして活動している。
歌
古くからヒノクニに伝えられてきた歌。ヒノクニには、歌や言葉に特別な力が宿るという古い考えが残っている。
言霊
言葉そのものに力が宿るという考え方。侑子がトコヨノクニで知っていた「言霊」と、ヒノクニに伝わる歌や言葉への信仰には共通する部分がある。
神事
王が国の安寧を祈って行う儀式。ヒノクニの人々にとって重要な国家的行事でもある。
〚政治・歴史〛
王府
王やその側近たちが政務などを行う機関。ミツキやタカオミも勤務している。
王都
ヒノクニの王府が置かれている国の中心都市。
央里
ヒノクニの首都。王府が置かれている。
平彩党
ヒノクニの現政権与党。ラウト・ソノダが幹部を務めている。
空彩党
かつてヒノクニで政権を握っていた政党。来訪者を集めた研究などにも関わっていた。
来訪者解放事件
二十年以上前、来訪者たちが集められていた研究施設が襲撃された事件。多数の犠牲者を出し、その後も長く続く政治的対立の一因となった。
平空政争
約十五年前、ヒノクニで起きた大規模な争い。平彩党と空彩党をめぐる長年の対立が激化し、約一年にわたって国を大きく揺るがした。
〚場所〛
変身館
ジロウが経営するライブハウス。リリーやユウキが歌歌いとして出演し、ショウジ、ミユキ、レイらも働いている。
研究施設
かつて空彩党政権下で、トコヨノクニから来た人々を集めて研究を行っていた施設。正彦やちえみをはじめ、多くの来訪者が関わっていた。
側村
ヒノクニで亡くなった人々を弔うための場所。正彦とちえみをはじめ、亡くなった来訪者たちもここに葬られている。
鏡の間
側村にある、故人を弔うための場所。亡くなった人々の名が記された鏡が並べられている。




