↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青い半魚人  作者: 松下真奈
第二章
PR
174/190

手紙㉜――ジロウから侑子へ

ユーコちゃん


元気にしてるか?


今日は花見をするんだ。

去年は寒空の下で震えながらやった記憶があるけど、今年は花見日和だな。

ここ一週間、晴れの日が続いてる。


ユーコちゃんたちの世界も、いろいろと大変なんだってな。ユウキから毎日話を聞いてるよ。


新学期早々、一か月近く学校が休みになるんだって?

学校だけじゃなくて、閉まってる店も多くて、出勤する人も少ないんだって?

緊急事態宣言っていうんだっけか?


ライブハウスも営業できないって、本気か?

誰かと一緒に歌も歌えないって、正気の沙汰じゃないな。


こっちもいろいろ不便はあるけど、そんな比じゃなさそうだ。


俺はマスクが嫌いだからなぁ。息苦しくて、どうも苦手なんだ。

そんなシロモノを身につけないと外を出歩けないって、拷問かよ。


息が詰まりそうになったら、こっそり歌っちまえ。

どっかあるだろう? 思いっきり一人になれそうなところ。


大声出して、思いっきり歌うんだ。


どんなことにも、終わりはある。

歌にも、ライブにも、食事にも。

永久に続くものなんてないんだ。


お互い、頑張ろうな。

辛いことにだって、終わりは来るんだから。


とにかく毎日続けることは、食べて寝て笑うこと!


ちょっと余裕があるのなら、歌ってごらん。

ユーコちゃんには、それがいいと思う。


ジロウ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。