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青い半魚人  作者: 松下真名
第二章
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手紙⑲――アミから侑子へ

ユーコちゃん


ニホンの現在の元号は、『令和』というそうだね。今年の五月から変わったというから、まさに時代の境目にいるってことだ。

知っての通り、ヒノクニの今の元号は『昭和』。

そちらの国での『昭和』が、すでに過去の元号なのだと知った時は、すごくびっくりした。


二つの世界……ニホンとヒノクニは、どこかで似た歴史を辿るものなのだろうか。

そんなことを、最近よく考えるんだ。

君もよく、教科書に載っている出来事や人物が、君の国の歴史と共通していたり、起こった時代がずれていたりすることに驚いていたね。

ツムグくんともそういう話をするんだけど、彼は君ほどそちらの国の歴史に詳しくなかった。


ユーコちゃん、教えてほしいことがある。

君の国の昭和の時代には、どんな重大な出来事があった?

そして昭和は、どういう経緯で次の時代に移ったんだろう。


そちらの世界にいる君へ、こうして手紙を届ける手段があって、本当に幸運だと思ってる。

ユウキと君には、どうやら特別なつながりというか、縁があるようだ。

それはとても神秘的な絆に感じるから、こんなふうに利用して罰が当たるんじゃないかと、少しだけ怖い。


だけど、どうか見逃してほしい。

多分、今俺が君に教えてほしいと願っていることは、ユウキのためにもなるだろうから。


ユーコちゃんのこと、毎日ユウキから聞くよ。

元気そうで何より。


アミ

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