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青い半魚人  作者: 松下真奈
第二章
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手紙③――侑子からユウキへ

ユウキちゃんへ


びっくりした!

まさか本当に、あの手紙がそっちの世界に届くなんて。

それだけじゃない。返事が来るなんて! とても驚いてる。

届いたらいいなって思ってはいた。だけど確証なんてなかったし、がっかりして終わりだろうと思ってた。


手紙は、私の部屋からつながる屋根裏に置いたんだよ。

その場所が、ジロウさんの家の魔石ソケットがあった場所になんとなく似ている気がして、もしかしたらって思ったのがきっかけ。本当にただ、思いついただけで。


ユウキちゃんは?

あの手紙はどうやって出したの?

この手紙を書き終わったら、また同じように屋根裏に置いてみようと思ってるよ。

そしてまたユウキちゃんのところへ届いたら……私たちはこれからも、こうやってお話できるってことだよね?


私は今日から新学期だったよ。

一年間学校に通っていなかったから、学校と相談して、もう一度一年生から通うことになったの。

今までとは別の学校に編入することになったんだけど、いとこたちと同じ学校なので心強いです。


そして、学校でまた音楽を続けられそうだよ!

軽音同好会というところに入ったの。授業とは別に、放課後に好きな活動をする「部活」みたいなものなんだけど、そこでバンド演奏ができるんだ。

ギターも続けられそう。

私がギターを弾けるようになっていたので、皆に驚かれました。


毎日歌ってるよ。

ユウキちゃんと一緒に歌った歌を、たくさん。

歌っていると、私がそっちの世界にいたのは夢じゃなくて、本当にあったことなんだなって実感できるから。


私も会いたい。

ユウキちゃんに。皆に。


こっちの世界に戻ってきて、家族やいとこたちと会えたことは、確かに嬉しい。

だけど、あんなふうに突然お別れなんて……


この手紙、どうかまた届きますように。


侑子

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