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第22話 シュモン王との謁見とカノンとの初夜

アクセス10万突破とユニーク1万突破しました。

読者の皆様ありがとうございます。

嬉しさで少々テンションが上がって話がちょっとやばめです…。


シュンとアイリーン、モニカとニキは城を訪れて暫く待ち部屋で待たされ、

迎えに来た派手な格好をした女性に連れられ謁見の間まで歩き向かった。



「今まで見て来たどの城よりも華やかだね~」


「金回りだけはいい国ですからね、ここは」


「リ、リーン様、協力して下さるのにその言い方は…」


「いいのですわ、全く、下らない絵画や壷などにお金なんか使って、見た目と一緒で飾る事しか考えていないのですわ」


「ははは…、でも、飾る事と言えば、みんな劇に出てくるような格好してるね~、顔も真っ白だし」


「この国は劇場も栄えていますし、王が特に劇を好いている方ですから」


「ふっ、劇を行う方だけこの格好をしていればいいのですわ、本当に、ここの王は品性を疑うしかありませんわね」


「なかなか辛辣だね、でも、その辺にしといてくれない?案内してくれてるお姉さんが困ってるよ」


「困らせて置けばいいのですわ、ねぇ?シュモン王?」


「え?リーン、今なんて」



謁見の間まで歩く途中シュンは高級そうな絵画や壷が飾られている廊下に、

モニカを抱っこしながら歩いて感嘆の声を上げていた。

しかしアイリーンはシュンの前に歩いている女性に強い毒を吐き困惑させ、

ニキも少々あたふたしてしまっている。

その案内役の女性が困った様子に助け舟を出そうとしたシュンだったが、

アイリーンはその女性がこの国の王だと言ってシュンを驚かせた。



「飼い主様、前で歩いて馬鹿みたいに微笑んでいる白塗りが、ここの王、チュヒ シュモン、この国の王ですわ」


「なんだって、この人が王様?ってか、言うなら女王様なんじゃ?」


「ほっほっほ、ギムダイン元女王、白塗り呼ばわりは酷いのではないかぇ?」


「ないかぇ、じゃないですわ、まあ、白塗りの言葉はさて置き、飼い主様、そこの白いのは男ですわ」


「今度は白いの呼ばわりかぇ…」



アイリーンがシュンにシュモンを紹介する際に使った白塗りと言う喩えに、

シュモン王は酷いと抗議するがアイリーンはその言葉をほぼ無視して、

王は女じゃなく、男であると説明した。

その説明中白塗りから白いのに変わった事に、

シュモン王は溜め息を吐きつつ言っても無駄だと思い呟くに留まった。



「お、男?」


「シュモン王は女形を得意とされている劇王としても有名なんです」


「おんながた?」


「男が女を演じる事ですわ、まあでも、そこの白は、そんな大層な物ではありませんわ、これですわ、これ」


「これって……、ホモ?」


「ええ、そうですわ、だから飼い主様、お気を付けて下さい、いつ掘られるか分かりませんわ」



シュモン王は女形として有名だとニキがシュンに説明したが、

女形の意味が分からなかったのか聞き返しアイリーンが代わりに説明した。

しかし説明の最後にアイリーンは右手の甲を左頬に当てて、

その仕草にシュンはホモなのかと聞き返した。

それをアイリーンは強く頷き気を付けろと注意を促した。



「最終的に白呼ばわりした上に、ホモ疑惑まで掛けるとはのぉ、ギムダイン、ちぃと酷過ぎじゃないのかぇ?わらわは泣いてしまうぞ…」


「泣いて白塗りを流してしまえばいいのですわ、まあ、素顔になってもホモはホモのままでしょうけど」


「相変わらず口の悪い女子(おなご)じゃ、まあ、部屋に着いたのでな、話は中でしようかのぉ」



白塗りから白いのに代わり、最後は白と一言で呼んでいる上に、

初見のシュンにホモだと思わせたアイリーンに嘆くシュモン王だが、

アイリーンは更に口激してわざと怒らせようとしているみたいだった。

しかしシュモン王は怒る所かここに居る恋人達よりも女らしい仕草をしながら、

謁見の間の扉を開き、皆を通してから自分が最後に部屋へ入って行った。



「ギムダイン元女王の意向でわらわの嫁と側近以外はこの部屋に呼ばなかったが、貿易関係以外に重要な話でもあるのかぇ?」


「わたくしの飼い主様に跪かせたまま話せとでも言うのかしら?」


「ぬ…、それは済まなんだったのぉ、だが、一応わらわはこの国の王、その王に対して同列で話し合うのはいかがなものか」


「同列?わたくしはもう女王ではないけど、飼い主様は貴方より遥かに上を行くお方ですわ」


「お、おいおい、リーン、この女性(ひと)?いや、この人にも話すの?」


「はい、気持ち悪さはトップクラスですが、ダードンよりかは賢いと思いますし、まあ、信用も出来ると思いますので」


「まあ、リーンがそう言うなら、うん、いいよ」


「ん?なんじゃなんじゃ?わらわより上だの、女性って意味から普通の人に言い換えたり、気持ち悪さがトップクラスだの、ギムダインも、その飼い主もなかなかわらわを存外に扱って居るのぉ」



部屋に入ったシュンは一応跪いて話をしようとしたが、

アイリーンが待ったを掛けた。

そしてシュンに一応は信用出来ると言って了解を取り、

シュモン王に伝え聞かせようとしたが、

2人のやり取りを聞いていたシュモン王はさめざめと泣いた振りをしながら、

扱いの悪さに文句を言って来た。

その様が妙に色っぽく感じシュンは思わず男であるシュモン王に、

目を奪われてしまった。



「ふん、シュモン、貴方が存外に扱われるのは今に始まった事ではないでしょう?それよりも、心して聞くのですわ、わたくしの飼い主様は覇王様で居られますわ、ですから、貴方と同列など片腹痛い戯言は止めて、その椅子を飼い主様に譲りなさい」


「えっ?」


「えっ?」


「いやいや、まことかぇ?ギムダイン女王よ」


「いやいや、王の椅子なんかに俺は座れないからね」


「同時にしゃべられても、まあ、飼い主様、今のは冗談ですわ、あんな腐った椅子に座ったらそれこそ飼い主様が腐ってしまいますわ、それとシュモン王、まことですわ、飼い主様、あの白塗りにステータスをお見せ下さいまし」


「あ、うん」


「………、なんと…、まことの覇王様でありましたか、このような格好な上、跪かせてしまいまして…、申し訳在りませんでした」


「あ、いや、うん、別に俺は構わないんだけどね、リーンがちょっと言い過ぎなだけで」


「そ、そのような事、あ、あの、ギムダイン元女王が仰ったようにこの椅子に」


「いいっていいって、それに俺、堅苦しいの嫌いなんだよね、だからシュモン王さん、もっと気楽にしゃべってくれない?」


「う、うぬ…、解り申しました、では普段通りに……、覇王様、今椅子を用意させます故、少々お待ち下され」


「ふふ、シュモン王、飼い主様は堅苦しいのが嫌いだと言ったはず、お茶でも飲みながら話をした方がいいのでは?」


「うっ、そ、そうじゃな、ならば覇王様、わらわのお気に入りの場所までお越し下さりませんか?」


「うん、なんか悪いね、リーンが催促したみたいで」


「ふふふ、構いません、では、こちらです」



シュンが覇王であると知ったシュモン王は椅子から立ち上がって謝礼し、

そのまま座っていた椅子にシュンを座らそうとした。

しかしシュンはそれを必至に拒否し堅苦しい話し方も止めてくれとお願いした。

そしてアイリーンが椅子を用意させようとしたシュモン王に、

お茶でも飲みながら話をした方がいいと無下に催促して、

そうかと頷いたシュモンは街並みが良く見える場所にシュン達を案内し、

用意させたお茶を飲みながら会話をし始めた。



「ところでシュモン王さん、昨日はどんな話をしたの?」


「それは、ダードン国の武力を背景に貿易を開けと、脅され申した」


「なんだって」


「チュヒ!貴方ね、嘘はいけませんわ、それから、その女らしい仕草をお止めなさい」


「くっくっく、ギムダイン、いや、アイリーンよ、わらわがぬしより女らしいからと言ってそれを非難するのはいかがな物かと思うぞぇ?」


「くっ、わたくしの方が美しいですわ、女らしさは、まあ、負けているかも知れませんが…」


「ほっほっほ、なに、わらわは男だからのぅ、男が好む女らしさはわらわの方が知っていると言う事じゃ、それにわらわは女形を得意として居るしのぉ、ふふふ、わらわはホモではないが、覇王様が望むならこの身体、差し出しても構わぬぞぇ?」


「ちょっ、俺はその、そんな趣味ないし、王妃さんも居るんだから」


「ほっほっほ、ならば妃も入れれば構わぬのじゃな?ふっふっふ」


「そんな事言ってねぇぇ、それに本筋が全然聞けてないし」


「そうですわ、チュヒ、全身気持ち悪い上に話まで逸らすなんて、飼い主様に失礼過ぎますわ」


「むぅ、ほんに口の悪さは直らんのぉ、まあ、本筋から離れたのはわらわの所為じゃ、申し訳在りません」


「いいって、それで~、本当に話は?」



昨日にアイリーンとどんな話をしたのか聞いたシュンに、

シュモン王は脅されたと嘘の話をしてアイリーンの逆鱗に触れた。

そして怒りながら口を開くアイリーンに対して、

シュモン王はそれを楽しむかのようにしつつ、

シュンにもちょっかいを出し更にアイリーンの怒りを買った。

どうにもこのシュモン王はアイリーン似た感性の持ち主で、

言いたい事を言い合える友達のような存在だとシュンは感じ取った。

それはそれとして話が進まない事をシュンが訴え、

アイリーンがまた口悪くシュモンを責め立て、

シュモンは謝りながら本題に戻って行った。



「冗談を申して済みませんでした、アイリーンがわらわに願ったのは、貿易を開く事と魔法石の取引は覇王様が取り仕切る事の2つでございます」


「それって~、結構凄い事なんじゃ?」


「まあ、そうでございますが、アイリーンが持ち掛ける話は、いつも損をさせられた事がないので、言われた通りにする事で決まりました」


「そうなんだ、でもまだ俺達は港も船もないし」


「港の件もわらわの国で協力します、兵力では協力出来ませんのでな」


「いいの?」


「はい、港の建設はわらわの国が1番ノウハウを知っていますし、これから取引で稼がせて頂きますから、そのくらい大した事ではございませんな」


「なら、うん、お願いするね、それからもう1つお願いがあって来たんだ」


「ふむ、わらわに出来る事なら何なりと」



本題に戻って話を進めるとアイリーンの話に被害を被った事がないと言って、

島で貿易を開く為の助力と魔法石の取り引きはシュンを挟んで、

島からしか魔法石は買い付けを出来なくする事に決まったらしい。

そして貿易を開く助力とは港建設に人を出してくれる事で、

早期に貿易が出来るようにしてくれる事だった。

それをシュンは感謝して、本日訪れた理由をシュモン王に話し始めた。



「フォックス海賊団って知ってるよね」


「うむ、フォックス海賊団は海運関係者では知らぬ者がいない有名な海賊共じゃが」


「義賊って聞いたんだけど、協力して貰う事は出来ないかな?」


「協力のぅ、覇王様は船長の赤狐を見た事はお在りか?」


「うん、綺麗な女性(ひと)だったよ」


「ふふふ、ならば話が早いのぉ、ならばわらわが仲介して話し合う機会を作ろうぞ」


「あら、何も貴方が仲介しなくても島に来て貰うように言えばいいだけじゃ?」


「ほっほっほ、アイリーンよ、わらわもぬしの飼い主様が気に入ったのじゃ、もう1度くらい会わせてくれても良いではないか」


「やっぱりあんた、ホモでしたのね」



海運に当たってフォックス海賊団との協力を、

シュモン王から頼んでくれないかとお願いしたシュンに、

シュモン王は面識があるか聞き、あるとの返答に手で口元を隠しながら笑い、

それなら話が早いと会談の機会を設ける事を約束した。

しかしアイリーンはシュモン王が仲介として入る必要はないのではと問い、

それを聞いたシュモン王はシュンにしな垂れ掛かりながら、

アイリーンを見つめて訳を話した。

それを見聞きしたアイリーンはやはりホモだと声を荒げるのだった。



「違うと申して居るではないか…、わらわはその、男でありながら女の機能も備えて居るのじゃ、これは妃しか知らぬ事じゃがな」


「なっ、チュヒ、あんたって…、両性具有でしたの?」


「うむ、それ故妃との子は出来んが、覇王様との子ならわらわが孕めるぞぇ、ふっふっふ」


「ふっふっふって、あんた、そんな秘密を、何故今言うのよ」


「簡単な事じゃ、わらわを信用して覇王様であると打ち明けて下さったのでのぉ、わらわも信用の証として言ったまでじゃ、ふふふ、覇王様、気が向いたらわらわと妃を抱きにこの城へお越し下され、いつでも歓迎いたしますゆえ」


「あ、あはは、冗談だよね?」


「ふっふっふ、冗談でこの様な事申す訳ございませぬ、妃はわらわの粗末な物で姦通し申したが、わらわは処女ゆえ、そこそこ楽しめると思いますぞぇ」


「い、いや~、それはどうかと思うよ?シュモンさんだけなら、まあ、いいとして、王妃さんまで巻き込むのは、ね~?」


「うふふふ、覇王様、主人だけと楽しむなんてご無体な事を申すのですか?」


「は?いやいやいや、王妃までそういう女性(ひと)だった~~、ニキさ~ん、この場に居る唯一の常識人のニキさ~ん、助けてくれ~~」


「私はシュモン国との友好を更に深める為、良い事と思いますが?」



シュモン王は秘密をばらした上で王妃まで巻き込んでシュンに誘いを掛け、

それはどうかと問い掛けるシュン。

しかし槍玉に上がった王妃はシュモン王と同じであれな女性(ひと)だった為、

唯一冷静な意見を言えるニキに救いを求めた。

だがニキの冷静さは行き過ぎのようで友好関係が楽しみながら結ばれるならと、

シュンへ説得しに掛かる始末だった。



「ぶっ、ニキさんまで…、モニカちゃんは」


「ぶぅぅ、モニカだって常識人ですよぉだ、それなのにぃ、お兄様なんか知りませんよぉぉだ」


「あ、いや、モニカちゃん、ご、ごめん」


「もう謝ったって遅いですよぉだ、許して欲しかったらモニカを膝の上に乗せて下さいっ」


「あ、うん、分かったよ、モニカちゃん、おいで」


「えへへへ、やったぁぁ、えへへへへ」


「ふふふ、アイリーンよ、覇王様は愉快な方じゃな、ぬしが急に来た時は何事かと思ったが、ぬしが来ると毎回楽しい思いにさせて貰えるわ、改めて礼を言うぞぇ」


「うふふ、礼には及びませんわ、まあ、飼い主様と一夜を共にする時はきちんとわたくしを通して下さいましね?」


「うむ、妃も覇王様に惹かれたようじゃし、楽しむ前に友人であるぬしには一声掛けるのを忘れないようにするぞぇ」



モニカの怒りを解く為シュンは言われた通りモニカを膝の上に乗せて座らせ、

実は大して怒っていなかったモニカはニコニコ顔でシュン上に座り、

お茶を飲みながらシュンに甘えていた。

その様子をシュモン王は穏やかに笑いながらアイリーンへ改めて礼を言い、

アイリーンも優雅に笑いながらシュンと一夜を迎えるなら、

話を通してからにしろと釘を刺した。

それをシュモン王は強く頷いて返事をし、世間話へと移って行った。



「ではチュヒ、また来ますわ」


「うむ、覇王様、いえ、わらわの旦那様、フォックス海賊団とはすぐに会談の場を設けますゆえ、暫しお待ち下され」


「あ、うん、わざわざごめんね」


「ほっほっほ、気に病む事はありませんぞぇ、それにチュヒと妃は用がなくても顔を出して頂くのを待っておりますからのぉ」


「う、うん、まあ、気が向いたら、来る、よ」


「ふふっ、楽しみにしていますぞ、ではまたでございますな」


「うん、今日はありがとう、またね~」



城門まで見送りに来たシュモン王と王妃に別れの挨拶をして、

濃厚な謁見を終えたシュン達は島へと帰って行った。

そして増築中の自宅には入れず、シュンは島の様子を見に回る事にした。



「おおっ、水車が動いてる」


「へへへー、どうかな?」


「うん、凄いよ、水田ももう出来てるし、それにあの小屋も作ったの?」


「はい、穀物を貯蔵する為用に作りました…」


「いやいや~、本格的になって来たね~」


「………シュン、後は何が必要?」


「あ~、うん、温室も作ろうか、もっと暖かい地方で作られる作物も育て易くするように」


「温室?」


「うん、屋根をガラスかなんかで作って、日の光は入り込むようにした小屋の中に畑を作ってさ、火の魔法石で室温を保てるようにした部屋だけど~、出来るかな?」


「………そんな考え今まで知らなかった、シュン、凄い」


「シュンくん、凄い凄い、それなら砂漠地方の食べ物も作れちゃうね」


「うん、魔法石の調整はニキさんに聞くから、試しに作ってみてくれない?」


「うん、じゃあ、木は私が持って来るから、ガラスの生成は宜しくねー」


「うん、レベルも上がったからガラスも作れるし」


「試してみますね、シュンさん」


「………シュン、頑張る、ね」


「うん、じゃあ、邪魔しちゃ悪いから俺は他の所を見て来るね」


「はい、シュンさん…、いってらっしゃい」



カノンとジーナ、ファンとジャンが作業をしている所へ着いたシュンは、

水車がすでに稼動し、水田が作られていたのに吃驚して話し掛けた。

すると穀物の貯蔵庫まで作られ本格的になったと喜ぶシュンに、

ザーナは更に何か必要か質問して来た。

そこでシュンは火の魔法石を用いた温室の作り方をなんとか説明し、

そんな方法があったのかと驚く4人は、すぐに試作を作ると動き出した。

そんな4人に邪魔をしないようシュンは別の場所に足を向けて行った。



「おおっ、海岸が整備されてる」


「ふふふ、御主人様、まだまだ先は長いですが少しは見れるようになって来ましたよ」


「いやいや、全然少しじゃないよ、レンガを敷き詰めるの大変だったでしょ?」


「いえいえ~、そんなに大変じゃないですよ~」


「うん、騎士団の人も手伝ってくれてますから」


「いや~、それでも凄いよ」


「シュン君、あの、少し宜しいですか?」



シュンは海岸へと足を向け何もなかった海岸が、

レンガで敷き詰められている様子に少し興奮しながらユウ達の下へ寄った。

そこで少し会話をしていた最中、

ルーミアが少し表情を悪くしてシュンに話掛けて来た。



「うん?なんかあった?」


「あの、部下達がですね…、侍女達がしているネックレスを私達も欲しいと申していまして…」


「ネックレスを?」


「はい、シュン君から私達にも贈って欲しいと」


「そっか~、うん、見て回ったら買って来るから、食事前に届けるって言って置いて」


「も、申し訳ございません」


「ははは、いいていいって、やっぱり騎士の女性(ひと)にも上げないと悪いよね」


「シュン君、騎士は本来……、いえ、シュン君に身分は関係ありませんね、では、その、申し訳ないですが、お願い致しますね」


「うん、お姉ちゃんも大変だね~、管理職は」


「は、はぁ」


「ははは、………ちゅっ、これで元気を少しでも出して欲しいけど、元気出た?」


「は、はい、凄く出ました、あ、ありがとうございます」


「うん、良かった~、じゃあ、ネックレスも買いに行かないとだし、他も見に行っちゃうね」


「はい、ではまた後で」


「うん」



ルーミアは女性騎士達に恋人達とメイド達が贈られたネックレスを、、

自分達も欲しいと訴えられたとシュンに言い申し訳なさそうにした。

それを聞いたシュンは島を見終わってから女性騎士達の為に、

ネックレスを買って来る事を約束し、少し疲れ気味のルーミアへ、

キスをして元気付けて、掘削作業をしているサランとサリィ、

スニータとメイド達の元へ向かった。



「あっ、お師匠様」


「シュンちゃ~ん」


「どう?」


「はい、レンガ作り用の土砂はメイドさん達が手伝って下さってるんでなんとかなっているんですが」


「崖を崩して海岸を拡げる方がなかなかはかどらないんです」


「崖をね~、あそこを崩せばいいの?」


「はい」


「おっけ~、…えいっと」


「……一瞬で埋め地が出来上がりましたね…」


「……凄すぎです…」


「ははは、まあこのくらいはね、さてと、ちょっと買い物してくるね」


「はい、いってらっしゃい」


「気を付けて行って来て下さいね」


「うん、じゃあまた後でね」


「はい」



レンガ作り用に掘削作業をしていたサランとサリィにシュンは話掛け、

崖を切り崩しての海岸拡大が上手く行かない事を聞かされた。

そこでシュンは崖目掛けて魔法を放ちあっと言う間に埋め立て地を作った。

サランとサリィはシュンの魔法の威力を良く知っていた為、

さして驚きはしなかったがスニータとメイド達は初見で、

驚きの余り一瞬間を空けてから感想を口にした。

そんなスニータとメイド達にシュンは笑いながら買い物があると伝え、

ギムダイン国へネックレスを買いに行き、

孤児院の子供と町人達にもお土産を買って島に戻り、

家の増設が終わるまでユウを呼び出して人気のない場所で愛を交じらせながら、

時間が経つのを待って行った……。



「ご苦労様です~」


「ご苦労さん」


「どうも、では、わしらはこの辺で」


「うん、ありがとうね、あ、給料の方は今渡した方がいい?」


「あ、いや、別で貰える給料は町に居るカカァに渡して下さると嬉しいのですが」


「うん、分かった、じゃあ、明日町に行って渡して来るね」


「どうもどうも、ではまた明日」


「うん、また明日宜しくね~」



ユウと一回戦終わった所で恋人達が探しに来て一緒へ帰宅して行った。

するとまだ増築は終わっていなかったが、少し待っていると、

家から町人が出て来て挨拶を交わし、シュン達は家の中へ入って行った。

家は部屋を50室は作れるのではないかと言うくらい長くなっており、

今はまだ部屋は作られていないが明日にはメイド達にも専用の部屋が、

用意されるであろう。

そんな様子を眺めつつシュンは部屋に一回戻ってから、

食事が出来るまでの間に女性騎士が暮らしている寮へと向かった。



「みんなの分もネックレス買って来たよ~」


「わ~~~、本当ですか?」


「うん、これ、架けようか?」


「は、はい、是非」


「うん、じゃあ」


「わ~、ありがとうございます、シュン様」


「ははは、いいって、いいって」


「じゃあ次」


「は~い」



夫の居ない騎士や島へ来る為に夫と別れた騎士達20名に自ら首へ架け、

夫の居る騎士には手渡しでネックレスを渡して行き、

皆に渡った所で女性騎士達のお礼を背にシュンは自宅へと帰った。

そして食事の前に風呂へ入り楽しい夕食を終えて、

シュンはカノンと2人で部屋に戻って行った。



「シュンさん…、もう、お休みになられますか?」


「ん?もう眠くなっちゃった?」


「あ、いえ、その…、そう言う意味ではなく…、ベッドに…」


「あ、う、うん、そう言う意味ね、じゃあ、カノンさん、一緒にベッドへ」


「はい…」



部屋に入ったシュンとカノンは少し椅子に座って会話をしていたが、

カノンは恥ずかしいのかそれとなくシュンをベッドへ誘ったが、

シュンは意図が分からなかったらしく的外れな事を聞き返し、

カノンは仕方なく素直に言って、シュンと2人でベッドの中へ入って行った。



「カノンさん」


「シュンさん…、私もシュンさんの事とっても大好きです…、ですから、私にも愛を」


「うん、カノンさんを一杯愛しちゃうね」


「はい」


「じゃあ、キスからね……ちゅっ」


「んっ、シュンさん、キスだけでもう……」


「カノンさん………」



ベッドに入ったカノンは少し顔を赤らめながら恥じ入った様子だったが、

自分もどれだけシュンを好きか伝えて愛の交わりをして欲しいと目で訴えた。

それをシュンは頷いてキスをして行き、

キスをされたカノンはキスだけで身体が燃えてしまったとシュンの手を取り、

自分の身体の変化を触らせ伝えた。

その様子にシュンも興奮して行き2人は深い愛の行為に発展させて行った……。




「シュンさ~ん、シュンさんとのエッチ、凄く幸せです」


「うん、俺もだよ、カノンさん」


「うふふ、じゃあ、あと1回、お願いしますぅ~」


「う、うん」



初めての行為を終えたカノンは続いてもう1回せがみ、

そして今3回目をせがんだ。

2回目の途中からカノンの目は虚ろいで行き、

初体験とは思えない乱れ振りを見せて愛を中に注がれて行った。

そして3回目も開始早々乱れに乱れ、シュンは少々翻弄されながら、

愛を中に注いでカノンとの初夜は終わりを告げた。

そしてシュンはカノンに振り回されて疲れたのか先に就寝してしまい、

我に返ったカノンは乱れ振りを恥じながらシュンの寝顔を微笑んで見て、

自分もゆっくり就寝して行ったのだった。




カノンに振り回されての初夜が明けシュンはサリィのキスと共に目覚めた。

そして食卓へ行くとカノンは真っ赤な顔をしてシュンを出迎え、

朝食中も恋人達に初夜の事を根掘り葉掘り聞き取られ、

乱れた様を材料に恋人達は楽しんで食事を取って行った。

そしてそんな朝食が終わり、シュンはいつも通り魔法石集めをしに行き、

恋人達は街を更に発展させる為出来る作業を進んで行ったのだった。


シュモン王のくだりやり過ぎましたね、反省は少ししてます。

少ししかしてないのでまた出ます。

ヒロイン入りは感想を頂いてから決めますので、賛否両論ご意見お待ちしてます。

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