第21話 姉妹との初夜とメイドから婚約者へ
タイトルを見てお分かりかと思いますがヒロイン増加です。
「やっぱりゴーレム主体かー」
「ですね、まあ、でも、なんとか倒せますし、頑張りましょう」
「うん、そうですね」
11層目も岩のゴーレムと鉄のゴーレムが主体で、
続く12層目も同じだったが13層目に入ると、
鉄ではなく鋼のゴーレムが現れ、倒すと鉄の塊を落として行き、
待ち造りや武防具作り用にシュンが倒して回った。
「いや~、鉄なら使い道あるね」
「そうですね、港や造船を考えるなら私達も入手出来るくらいは強くなりたいものです」
「うむ、ミスリルはあれとしても鉄くらいは私達でも残させたいもんだな」
「うん、頑張って強くなりますよ~」
「よし、次に行こうか」
「は~い、行きましょう~」
13層も危なげなく終わり14層目に足を踏み入れたシュン達は、
鋼のゴーレムしか現れなくなりここを主戦場に決めて鉄を集め、
15層目に行く階段を見つけても降りずに戦い続けて行った。
そして夕食時間少し前に出てきたシュン達は、
建材を蓄えて置く為に村人が作った木の小屋に鉄の塊を入れ、
自宅へ帰って行った。
「あ、シュン様、風呂場の改修をして置きましたんで」
「本当に?早いね~」
「ははは、昨日も美味い酒を飲ませて貰ったし、このくらいはね」
「いや~、助かるよ、ありがとうね」
「いやいや、ボーナスを貰えるからお礼はいいですよ、ではまた明日」
「うん、また明日ね~」
自宅に着くとシュンの家を改修してくれていた町人も丁度帰る所で、
風呂場を広くした事を伝え、シュン達にお礼を言われた後帰って行った。
そしてシュン達は早速風呂場を見に行き、
今までより3倍も広がった風呂場に歓声を上げ、そのまま入浴となった。
「広くていいですね~」
「そうだね~、でも俺達だけなら広過ぎる気もするけど」
「ふむ、なら明日は部下達も呼んで上げましょう」
「えっ、それは」
「うふふふ、今日からが良かったのですか?ならば侍女達をお呼び致しますわ」
「あ、いや、そうじゃなくてって、あぁ…」
自分達だけでは広過ぎるとポツリ零したシュンの呟きに、
ルーミアはならば女性騎士達を明日から呼ぼうかと提案し、
恋人でもない女性と一緒に入るのは躊躇いがありシュンは断ろうとした。
しかし少しまごついたシュンにアイリーンは何を勘違いしたのか、
今日からが良かったのかと言って素早く外へ出て行って、
メイド達を呼んで来てしまった。
「あ、あのー、失礼します」
「失礼致します」
「うわ、本当に来ちゃったよ」
「ふふふ、シュンちゃん、良かったですね~」
「お師匠様、美女に囲まれてうはうはですね」
「い、いや、まあ、ははは、彼女達もリーンに呼ばれて仕方なく来たんだと思うし」
「御主人様、本当にそうですかね?それよりも、ユウと繋がったまま人と話す方を私は何とかして欲しいんですが?」
「あ、いや、ね~?」
「はい、それは、出来ません、よね~」
「いいなぁ、いいなぁ、モニカもラブラブしたいなぁ」
アイリーン達が来るまでの間にユウは湯船の中でシュンと繋がっていて、
メイド達が来て驚いたりそれによってサリィやフローリア、
サランと会話している時もシュンは愛し合っていたので、
フローリアはやや呆れ気味に注意し、モニカは羨ましそうにしていた。
メイド達が身体を流している時にシュンとユウの愛し合いは終わり、
メイド達も含めてゆっくりと風呂に浸かり、出て夕食へとなった。
「いや~、逆上せちゃったかな~」
「うふふふ、メイドさん達が居たからって、長く浸かり過ぎですよ…」
「ま、まあ、ははは」
「………自業自得」
「いや、ごめん」
「………あ、謝る必要はない、よ」
「ふふふ、これで侍女達も家族の一員になったって事で」
「そうですね、これからずっと毎日顔を合わせる訳ですし、シュン君は身分を気にしないお方ですからね」
「うんうん、普通の貴族とかだったらー、もっと偉そうにしちゃってるもんね」
「そうそう、この前話をした豪商とかも酷かったもんねっ、お茶を溢しただけで引っ叩いたりしちゃってさ」
「お兄様はそんな事絶対しないですもんねぇ、みんな幸せですぅ」
「いやいや、そんな事しないのが普通なんだって、俺が特別な訳じゃ」
メイド達とも会話をしてゆっくり風呂に入っていた為シュンは湯あたりし、
食卓の椅子でボケーっとしていたが、恋人達はそれを笑いながら見つつ、
いかにシュンが身分に関係なく接していて優しい人間かを話し合っていた。
その言葉に否定するシュンだったが、1人のメイドが異を唱えた。
「シュン様、シュン様は特別な方です、私は貴族出身で、ここに来たのも、その、スパイとして来たのです」
「え?ど、どう言う事?」
「やはりでしたか…」
「す、済みません」
「ん?ニキさん、やっぱりって?」
「はい、リーン様が女王から退位を決めてから今の王になるまでの間に侍女へはそれとなく話をしていたのですが、何故かその方が貴族から外されて侍女入りして、即私達の話に乗って来たのです」
「うん?」
「ですからあれですわ、現王の差し金でスパイとして侍女に潜り込ませたのでは、と思っていましたの」
「ほ~、でもなんですぐ言ってくれなかったの?」
「それは…、泳がせて偽りの情報を送らせ、混乱でもさせようかと」
「なるほどね~、で、なんで打ち明けてくれたの?」
異を唱えたメイドがスパイとして紛れ込んでいたと打ち明けて、
ニキとアイリーンはやはりと言う表情をし、シュンに経緯を話した。
ニキとアイリーンの話には頷いたシュンだったが、何故今、
スパイであるかとそのメイドに問い掛けた。
「騙しているのが辛くなったからです…、貴族に属していた私は、侍女の扱われ方を毎日見ていました、先程皆さんが言ったように酷い扱われ方も見てます、ここに来る話を聞いて、私も同じ扱いをされると思っていましたが、シュン様は全然そうじゃなく、侍女も同じ人として見て、お土産を下さったりお茶会で笑いながら会話して下さったりとか、素晴らしいお方だと分かってしまいまして」
「いや~、別に素晴らしいって言われるような人間じゃないよ?ぶっちゃけ、やらしい目で見ちゃったりもしてたし」
「うん、知ってる」
「やっぱり~」
「お師匠様、言わなくても目を見ていれば判り切っていた事ですよ?」
「あ、そ、そう?ははは、ごめん」
「うふふふ、あ、失礼しました」
シュンの事を素晴らしく思ったからと語るメイドに、
シュンは下心もあったと伝えたがフローリアとエレア、サランが、
ばればれで今更言う事ではないとジト目でシュンを見ながら言った。
それに対してシュンは頭を掻きながら乾いた笑いをして謝り、
スパイを打ち明けたメイドまで思わず笑ってしまった。
それを謝るメイドにシュンは別にいいと手で制した。
「いや、いいけど、そんな事で重要な事ばらしてくれたの?」
「概ねはそうです、あとは、私も、家族として一緒に居たくなったから、です」
「そっか~、うん、別にいいよ、俺みたいな奴と一緒に居てくれたいなんて言ってくれて、打ち明けてくれたから、これからも宜しくね」
「あ、い、いいのですか?」
「うん、いいよね、みんな?」
「ま、まあ、シュン君がそうなさりたいのでしたら、異論はございませんが」
「そうですわね、1つ宜しいですか?」
「うん?」
「スパイ活動をばらした事は向こうに伝えないで欲しいですわ、そのままスパイで居るように見せて、偽の情報を与えると言うのでしたら、わたくしは認めます」
「だって、それでいいかな?」
「はい、畏まりました、シュン様に有利になる偽の情報を送ります、その代わり、ずっとここに居させて下さい、帰ったら……王の嫁にさせられてしまうかも知れませんので」
全ての理由を話して一緒に居たいと言ってくれたメイドをシュンは、
全然許す気でいて構わないよねと皆に同意を求めた。
基本皆同意であったがアイリーンは逆スパイとして働いてくれるなら、
と注文を付けメイドも頷いてそれを承った。
それから帰ったらギムダイン国王の嫁にさせられてしまうとメイドが訴え、
絶対帰らせないで欲しいとも頼み込んで来た。
「あらあら、最近ギムダイン国に引っ越して来た貴族が居ると聞きましたが、貴女がそうでしたのね」
「はい、地方貴族でしたが、王が女王様と姫の様子がおかしいと、私をスパイにする代わりに両親が王族に近い貴族にして貰えると取引がありまして……」
「実に下らない取引だねー」
「………アホくさ、政略結婚甚だしい」
「自分の娘を餌に王族に近付きたいだなんて、馬鹿馬鹿しいにも程があるよ」
「下らないけどそれがまかり通ってる世の中なんですよ」
「それを聞いたら尚更だね、俺は誰も譲る気はないよ、全員俺の物だ~~~」
政略結婚をさせられてしまう事に憤る恋人達が超えを上げている最中、
突如顔を赤くしたシュンが叫び声を上げた。
それは興奮している訳ではなく、どうやら寄っているらしかった。
「あっ、また!」
「湯あたりしてワインなんか飲んだら酔うの早いのに…」
「あーあ、明日話覚えてるかな?」
「大丈夫だとお思いますよ?多分……」
「あ、シュ、シュン様、あっ……」
「騙してた罰だよ~~、悪い子にはお仕置きしないとね、けけけけけ」
「だめだ、けけけとか意味分からない笑い方しちゃってる」
「うふふ、お仕置きを見ながらの食事もいいものではないかしら?」
「まあ、お腹も空きましたし、あの人に人柱になって貰ってる間に食べちゃいましょうか」
「そうですねぇ」
「やぁん、家族って仰って下さったのにぃぃぃ、薄情ですぅぅ」
「うふふ、シュン様じゃないけど、騙していた罰と言う事で、うふふ」
シュンの近くまで来て謝っていたスパイのメイドを、
シュンは酔った勢いでとっ捕まえ自分の身体の上に座らせた。
そしてお仕置きと称してセクハラ行為を行ったのだが、
恋人達はお腹が空いたとメイドを見捨てて食事を取り始め、
嘆くメイドだったが、ニキの発言によって項垂れながらも、
セクハラを甘受しなくてはならなくなり、恋人達の食事が終わるまで、
身体を弄ばれる事になったのだった……。
「あちゃ~、しくじった、嫌われちゃったかな……」
恋人達は食事を終えた後メイドからシュンを引き離し、
部屋まで引き摺って投げ入れ、頭を冷やさせた。
そして暫く経った今、シュンは自己嫌悪に襲われていた。
「あれほど酔わないようにしてたのに……あぁ、腹も減ったな~」
「ふふ、シュンくーん、頭は冷えたかなー?」
「シュンちゃん、もう酔ってない?」
「あ、ジャンさんにファンさん、もう酔ってはないけど、腹減った…」
「うふふ、もう大丈夫そうだねー、はい、ご飯持って来たよ」
「おっ、ありがとう~、助かったよ」
「うふふ、じゃあシュンちゃん、そこに座って、私達が食べさせて上げるねー」
沈んでいたシュンの部屋にジャンとファンがドアから少し顔を覗かせ、
シュンが正気に戻ったか確かめに来た。
そして正気に戻った事を確認した2人はワゴンに乗せられた食事を、
テーブルの上に並べてシュンを座らせ、
両脇に座った2人はシュンへ夕食を食べさせて行った。
「うふふ、どうですかー?」
「うん、美味しいよ」
「へへへ、良かったー」
「私の方はどう?」
「うん、美味いよ」
「うふふふ、良かった」
食事を次々に口元へ運んで行くジャンとファンだったが、
途中から自分の口へ含ませ口移しをし始め、
最終的には咀嚼した物まで食べさせるよううになり、
気分の高まってしまった3人はそのままベッドへ入り込んで行った。
「お姉ちゃん、どっちが先?」
「それは当然、シュンちゃんに決めて貰う事でしょう?」
「そうだねー、じゃあシュンくん、どっちから食べちゃう?」
「食べるって…、まあ、じゃあ~、ん~、ファンさんからで」
「うふふ、嬉しい」
「むーー、まあ仕方ないか、年功序列だもんね」
「むっ、失礼な、そんなに年なんて変わらないでしょ?」
「ははは、文句言うなら私から最初にして貰っちゃうよー?」
「くっ、それはだめ、私から指名してくれたんだから、じゃあシュンちゃん、しましょ」
「うん、ファンさん、優しくして上げるからね」
「ふふ、はい、シュンちゃん、………ちゅっ」
姉妹でどちらから先にするか聞かれたシュンはファンを指名し、
それによって生じた口喧嘩が終わって、シュンとファンはキスをして、
ベッドに倒れこんで行った。
それを妹のジャンは邪魔にならないように椅子へ移動し、
2人の愛し合う行為を見守り、ファンはジャンに見られながら、
初めての愛の交わりをして行ったのだった……。
「ふぅー、ふぅー、ふぅー」
「気持ち良さそうだったねー、お姉ちゃん、次は私の番だよ、交代して」
「え、ええ、シュンちゃん、気持ち良かったー、ありがとう、ちゅっ」
「んっ、うん、こちらこそ」
「うふふ、じゃあ、交代ね」
「わーい、シュンくん、私もお姉ちゃんと同じくしてね」
「あ、うん、じゃあ、キスからしようか、ジャンさん」
「うん、あ、同い年だし、もうしちゃうんだから、呼び捨てでいいよ」
「分かった、じゃあ、ジャン、行くよ、………ちゅっ」
愛の混じり合いを終え息切れをしているファンに、
ジャンは交代を要請しそれを受諾したファンはシュンへキスをしてから、
その場をジャンに譲って自分は椅子に座って休憩を取った。
交代したジャンはファンとの行為を見ていた為すでに興奮しており、
早々に強請ってシュンにキスをして貰いながらベッドに倒れ込んで行った。
ジャンもファンの時同様見られながらの初体験を迎えるのだった……。
「シュンくん、まだ出来るよね、続けてもう一回、しよっ」
「え、続けてしていいの?」
「うん」
「ちょっと、次は私よー」
「えぇー、いいじゃない、私がもう1回して貰ってからで」
「だーめ、ねぇシュンちゃん、次は私としてー」
「う、う~ん、じゃあ、2人同時に愛して上げる、ファンさんもおいで」
「わーい」
「ちぇー、でもいっか、へへへ、シュンくん、2人で気持ち良くするねー」
ジャンは愛の交わりを終えて続けてしようとしたがファンが待ったを掛け、
口論になる前にシュンはファンもベッドに誘い、3人で熱い夜を過ごし、
2人に3回ずつ愛を注いでその日は仲良く寝入って行った。
そして朝を向かえ先にシャワーを浴びに起きた姉妹に残されたシュンは、
サリィのキスで起こされ、そのまま食卓へと向かおうとした所、
サリィと入れ違いに昨夜食事中にセクハラをしてしまったメイドが、
シュンの部屋に現れ、少々顔を赤くしながら挨拶をした。
「お、おはようございます」
「お、おはよう……、き、昨日はごめんね」
「いえ、騙していた罰ですし、途中からその、き、気持ち良かったですから……」
「そ、そう、なら、良かったのかな、ははは…」
「はい、それでその、お仕置きの時に行って下さったお言葉、覚えていらっしゃいますか?」
「ん?なんか言ったっけ……あっ、言った、確かに言った」
「覚えて下さってましたか…、あれは、その、冗談、ですか?」
「い、いや、冗談じゃないよ、あ、でもね、うん、嫌だった?」
「いえ、とても嬉しかったです、侍女である私のも婚約指輪を下さるなんて、私はシュン様のお傍にずっと居させて頂きます、ありがとうございます」
酔いの勢いに任せてシュンはこのメイドも俺の嫁にすると、
身体を弄りながら耳傍で言った記憶を呼び起こし、
嫌がられたかと思った。
しかしメイドは軽く目に涙を浮かべ喜んでくれていたので、
シュンは一安心して、名前を呼ぶ為ステータスを確認した。
名前 スニータ モイリーヌ 性別 女 年齢 18 レベル 10
職業 侍女(元踊り子) 称号 見習い侍女
HP 42
MP 0
力 13+5
魔力 5+5
体力 30+5
素早さ 38+5
賢さ 6300
運 890
魅力 9300
攻撃力 18
防御力 9
回避力 43
常備スキル
踊り子の心 戦闘時パーティーメンバーの回避力上昇(極小)
武舞 敵の弱点属性を武器に宿せる(極小)
お洒落使い 軽防具装備時付加効果上昇(大) 防御力減少(極大)
特殊スキル
狂宴舞芸 攻撃に参加せず舞っている間パーティーメンバーに全てのダメージ減少効果(微小)
シュン クルスへの恋心 シュン クルスの傍に居る事で能力上昇(微小)
⇒
「うん、スニータさん宜しくね、元踊り子だったんだ?貴族でも踊り子になれるんだね~」
「えっ、な、何故元踊り子だって…」
「あ、あぁ、ごめん、ステータスを覗いちゃった」
「そうだったのですか、別に覗かれても構いませんでしたけど…、そうそう、私は踊り子と言うよりは、モデルの仕事をしていたんです、そうしたら何故か踊り子になってしまいまして……」
「そうなんだ、モデルは踊り子に分類されちゃうんだね~」
「はい、あの、私は侍女と踊り子、どっちが宜しいですか?」
「ん~、戦闘をしないならメイドさんのままでもいいと思うけど」
「そうですね……、一緒に居たいですから…、踊り子に戻りますね」
「うん、分かった、でも無理はしなくていいからね」
「はい、ところで気になっていたのですが、シュン様の職業は?」
「あぁ、俺は、見せた方が早いかな………」
メイドの名前がスニータと判明し、元踊り子だった事を聞いてしまい、
ステータスを覗いた事を謝るシュン。
スニータはそれは特に気にせず踊り子になった経緯を話し、
シュンはこの世界ではモデルも踊り子に分類される事を不思議に思いつつ、
頷いていた。
そのシュンにスニータはメイドか踊り子どちらがいいか聞き、
シュンの言葉で踊り子に戻る事を決意した。
そしてシュンの職業は何かと静々聞いて、シュンは口で言うよりもと、
ステータス画面をスニータに見せてやった。
「え、えぇぇ、は、覇王様?シュン様は覇王様だったのですか?」
「あ、うん、みんなにも言ってあるんだけど~、人には言わないでね?」
「あ、はい、畏まりました」
「それから~、普段通り接して欲しいからそれも、お願いね」
「はい、了解しました…、あっ、いけない、皆さんをお待たせしてしまってます」
「ああ、やばいね、急いで行こうか」
「はい」
少しの会話で済まそうとしていたスニータだったが、
そこそこ長めに話し込んでしまい朝食にシュンが来るのを待っている、
恋人達の事を思い出し、スニータは慌ててしまった。
それはシュンも同じで、2人して急いで食卓へと向かって行った。
食卓へと付いたシュンはスニータと乳繰り合っていたのではないかと、
要らぬ誤解を受け、なんとか釈明して事無きは得たが、
待たせた罰としてシュモン国に行ったお土産を要求されたのであった。
ついでにメイド達にはシュンが覇王であると打ち明け、
家の中では隠し事をしないと皆で約束しあったのだった。
「は~~、魔法石も集めたし、指輪も買ったし、え~と、お土産はお揃いのネックレスを買ったし、あとは~、お菓子をまた買って行けばいいか」
貿易を始める際に目玉となる商品としてやはり魔法石が1番だと、
恋人達の意見によって午前中に魔法石を集めて来たシュンは、
約束のお土産とスニータ用の指輪、それにお菓子を買って島に戻った。
そしてお菓子を振舞いながらメイドも含めて家の全員にネックレスを渡し、
カノンに言って婚約指輪も作って貰った。
「あ、あの、私達にもこのような物を頂いて、い、いいのですか?」
「うん、みんなは家族だから、あれ?婚約指輪の方が良かった?」
「えっ、あ、そ、その、私達も宜しいのですか?」
「ん~、もうみんなの裸も見ちゃったしね…、責任は取らないと」
「わ~~~」
「嬉しいです~~~」
「じゃ、じゃあ、みんなの分も指輪買って来ちゃうね、お菓子でも食べて待ってて」
「は~~~い」
「あらあら、家族イコール婚約者なのね、シュンちゃんは」
「うふふ、いいではないですか、団結力が高まりますし、それこそ隠し事がなくなりますよ」
「そうですわね、飼い主様に取ったら、女性は女性としか見ないようですし」
「そこがいい所なんですよぉ」
「うんうん、いい所なんです」
一通りネックレスを渡したシュンにメイド達は自分達も貰っていいのか、
困惑しながら聞いたが、シュンは婚約指輪がない事に、
不満があったのかと思い聞き返しメイドがまた尋ねると、
責任は取らないとと急いでダードン国へ飛んで行ってしまった。
それを恋人達は微笑ましくも呆れながら、
去って行ったシュンの事で会話してお菓子を食べながらお茶を飲んでいた。
帰って来たシュンは急いでみんなの分の婚約指輪をカノンに作って貰い、
メイド達にも婚約指輪を嵌めて行き、感極まるメイド達にお礼を浴びた。
その際カノンは、さり気なく今夜、シュンと一緒に寝ていいかと聞き、
シュンは微笑んでいいと返答したのだった。
「うふふ、お食事にして少し洞窟に行った後シュモン国へ行きましょうか」
「そうだね~、食事にしちゃおうか」
「は~~い」
皆が機嫌のいい状態で昼食となり、楽しい食事を終えたシュン達は、
部屋の増設に来た町人達に挨拶をした後、洞窟へと向かって行った。
「す、凄いです…、皆さん凄過ぎます…」
「うふふ、スニータ、貴女もすぐ戦えるようになりますわ」
「そ、そうでしょうか?」
「ええ、モンスター100匹倒した暁には、戦闘中、シュン様と愛し合えると言う特権がこのパーティーにはありますから」
「え?」
「うふふ、頑張ったご褒美ですわ、わたくしはあと2匹でそのご褒美が頂けますの」
「そ、そうなんですか…、私もなんだか燃えて来ました」
「うふふ、まあ、まずはレベルが上がるまで、見学して皆の戦闘を参考にしていなさい」
「はい」
ゴーレム相手に引けを取らない恋人達の戦い振りに、
スニータは目を大きくして吃驚していた。
それをアイリーンが戦闘は他に任せて近付いて来て、
何故あんなに戦闘が出来るか教えた。
ご褒美プレイと言う物がある事を聞いたスニータは、
心の中に燃え上がる物を感じたが、まだレベルの低い自分は、
アイリーンに言われた通り見学に精を出す事にした。
「うふふふふふ、飼い主様~~、100匹倒しましたわ」
「あ、うん、え?本当にこんな所でする気?」
「はい、約束ですもの、飼い主様は約束を破るお方じゃありませんわよね?」
「まあ、うん、でもいいのかな?」
「みんなも納得した事ですし、余り長い間されるのは困りますが、20分くらいなら」
「………20分過ぎたら強制終了」
「なっ、まあ、それでいいですわ、さあ、飼い主様、早速」
「う、うん」
「じゃあ私達は~、ポイント集めに行って来ます~」
先程までスニータと話していたはずのアイリーンは、
いつの間にか残り2匹を倒していたらしく、
シュンにご褒美プレイを要求しシュンは少しうろたえた。
恋人達は新たに20分間のみと言う制限を付けたし、
合意したアイリーンはシュンの身体の上に跨って行くのだった……。
シュンとアイリーンは、スニータに戦闘と交互に見られつつ、
愛の交わりを行い、きっちり20分で終わらせた。
勿論アイリーンは中に愛に注がれたのだが、
その後は幸福感に包まれ戦闘には参加出来ずに、
午後の探索は終了した。
そして鉄を小屋に仕舞い、シュンとアイリーン、モニカとニキは、
シュモン国へと向かい王に謁見するのだった。
スニータ以外のメイドさん達は名前が多分出て来ません。
サブヒロインです。




