《オフ会》やってみた。《女子会》篇。
「ーーーー何やってんだ、御前等はーーーー」
「あら、先生。ふふ」
“佐木 友理奈”は、そう答えた。質問した橋本 和希へ。
❉ ❉ ❉
「ーーーー何で“田処”、居るの?」
橋本 和希は呆れた声を出した。妻を迎えに来てみたら、陸の工房にごちゃごちゃと“女子”共がいたので在った。“何してんの”と、聞いてみた。××××××
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「絵理撫は?」
和希は友理奈にそう問い掛けた。だが答えたのは、其処に在た“田処 幸子”嬢で在った。
「ちょっと! 橋本君! 無視やめてよ!」と。
「嫌、してません。先刻聞いたじゃん、俺。応えなかったの、そっちじゃん。ま、興味無いので、“御自由”に。さてと?」
「ちょっ! 橋本!」
「わ〜先生いつもと違います、ね?」
「そうか? で、絵理撫何処?」
「………………橋本。そんなに、そんなに“嫁”が“好き”か?…………………っくぅ!」
あしらわれた田処 幸子さんは、ひとり芝居で苦渋を飲んで在た。誰も止めなかった。××××
「あっ、和希さまっ! 迎えに来て下さったのですかっ? 御待たせ致しました?」
“絵理撫”が“子供”を連れて、戻って来たので在った。“飽きてしまったので、外で遊んで来たんです”と。
「ぱぱ?」
小さな子供が、そう言った。絵理撫に掴まりながら。和希は膝に手を置き、目線位置を下げたのだった。そして言った。
「おまたせ、和夢。紅ちゃんも。」
「ぱぱ!」
“小さな子供”は、そう言って、絵理撫に掴まっていた手を放して、駆けた。和希は“あっ”と言った。
「紅っ! 走っちゃ駄目だっ!」ーーーーが、遅かった。××××××小さな子供は、その場で“こけ”た。××××××
絵理撫が“あっ!”と、言ったが、身重でおまけに“もうひとり”に、掴まられて居た彼女には、止めれなかった。××××××
「あ〜ほら。“紅”は走んないの。何で走った? ほら、立って。」
和希はそう言いながら、子供へとゆっくりと歩んで行った。
茫然としたーーーー其の子は、やっと転んだという状況に気が付いて、泣き出したのだった。和希は苦笑した。助け起こす前に、驚いた“もうひとり”が、連鎖を起こして泣き出した。××××××
“田処 幸子”は、慌てたので在った。
† † †
「紅希、和夢、男の子は泣いたら“格好悪い”んですけど? 何で泣いてんの?
ほら、二人共泣き止んで。ほら、紅希、立って。和夢は何でも無いでしょ? 泣かない。ほら、ままを困らせない。“男の子”は“まま”を“笑わせる”のがーーーー、仕事。泣き・止め。ーーーー」
泣き止め無い“紅希”を、和希はひょいっと、持ち上げたので在った。抱えられた“相方”を見て、双子の片割れは更に泣き出した。“羨ま”しくて。悠々と歩いた彼は、苦笑じみた笑顔で、和夢の前迄辿り着いた。そして有無を言わさず“彼”を、抱え上げた。又“ひょい”っと。××××××
“ぱぱ”の腕に抱えられたので、“彼”は泣き止んだので在った。“きょとん”と。事態を把握した様で、間近のぱぱを“まじまじ”と眺めてから、きゅっ!と抱き着いたので在った。“母”と“同じ”で、“ぱぱ”が『大好き』な様だ。『此の双子兄弟』は。××××××××
二卵性なのだが、“同じ事”を、ーーーーする。片割れを“見”て、“紅希”も再び『和希』へと抱き着いたので在った。“ダブル”でだった。右と左から。本日は双子ちゃんは、『赤』と『蒼』コーデ・カラーだった。動き易そうなプルオーバー・コーデが、似合って在た。
“和希さま”と、妻が彼の服の袖を掴んだ。そして言った。「狡いですーーーー私の“事”は?」と。和希は今度こそ苦く笑ったので在った。“絵理撫ちゃんは、後でね”ーーーーと。
目を丸くした“田処”嬢は、横の友理奈に呼ばれた。そして言われた。
「何方かと言うと“ベタ惚れ”は“絵理撫さん”の『方』なんです」と。
“待てませんよ?”と言った彼女は既に、旦那にしがみ着いて在た。“子供達”の、“隙間”に。略“無理矢理”だが。
苦笑いの橋本 和希は子供二人を更に高く抱え上げる事態に至ったので在った。
「………………。“何”………………、してんの? “絵理撫チャン”は…………? 何で君が一番“甘えた”なの? “まま”でしょ? “我慢”して?」
“苦言”したが、返された。「“無理”です。“紅”ちゃん、“夢”ちゃんーーーーままに“ぱぱ”を“貸して”下さい? ね? 降りましょ? 抱っこは“終わり”です。 ままの番です。 ね? ほら“良い子”ーーーーね?」
「だめ。」
「やっ。」
「紅ちゃんーーーーっ、夢ちゃんも、ーーーーっ、」
「絵理撫“さん”、大人に成ろ? 紅と夢を退かさないの。」
「やっ。ゆめ、ぱぱに“だっこ”っ、!っだっこ!」
「“夢”くん。“今”してるのが、“抱っこ”ですね。」
「コウチャンもお〜ぱぱなのっ! だあ〜こっ!」
「“紅”くんも“今”、してますね? 君達ーーーーーー」
「和希さまっ! 私もして下さい!」
「うん。絵理撫は“何”を? して欲しいの? “主語”どした? 退化して無いで、興奮しないの。
君“妊婦サン”…………なんだよ? 赤ちゃんびっくりしちゃうでしょ? ね?」
「和希さま、ーー“溜息”駄目です。 興奮だなんて…………私はただ…………。
少しだけ…………“ぎゅっ!”って“して頂きたい”『だけ』ですっ。 …………どうして…………“駄目”…………なんですか?」
「“駄目”とは言ってません。はあ。仕方無いな。我が家の姫君は。ほら、
ちょっと此方、寄る。そうーーーー其処、其の辺。ーーーー」
「!」
「なっ?!」
「ちょっ?っ、ーーーー!○×□△☆?!」
「はぁーーーーーーーー〜和希さん。“私達”見てますけど?」
“オフ・女子会”と洒落込んで在た彼女“達”だったのだが、絵理撫を迎えに来た“橋本 和希”こと『プレイヤー・ネーム』“非表示・非公開”に、アテられたので在った。
両手塞がった和希は、横着をした。“おいで”と言って呼んだ妻の額へと、“ちゅっ”と口付けた。××××××勿論“平然”と。妻が“どうして?”と拗ねるので、唇へと追加して置いた。“平然”と。
追加分の方が、若干丁寧だったので、御機嫌の直った妻とは裏腹に、子供達が不満を漏らしたので、
子供達の“御機嫌”取りにも、多忙に成った“或る日曜日の昼下がり”の“出来事”だった。
✿ ❉ ✿
「はあ〜へこむ、わあ〜…………」
“田処 幸子”事プレイヤー・ネーム『ゆきりん』嬢は、海の予想通り、橋本 和希とは高校の同級生だった。未だ独身の彼女だが、縁遠いのも『謎』だった。普通にイイ女な、ゆきりんで在った。因みにか、如何か。
学生時代、和希に振られて在た。残念(?)な、事に。
ゲーム“内”にて、“ユリーナ”と知り合い、女子会と云う“今”に、至る。
ゆきりんの横には、ハニーハニー、そしてミミンも在た。それから“ミーア”嬢と、“来愛”当人は居ないのだが、其の“ゲーム内フレンド”が、三名在たのであった。他は都合で来れなかったらしい。“又やりましょう!”と、いう事に成ったとか、ーーーーで。
メンバーはどんな感じで集まったのかに、ついては。
「私がログ・インして、“ゆきりん”さんと、知り合いまして。少々“世間話”を。ーーーー」と、友理奈が言った。ーーーー会話をブロックせずに盛り上がって在たら、“オフ会”やるなら参加したいっ!と、わいわい盛り上がったらしい。“急遽”だったので、場所の確保が容易に行かず、友理奈は“あっ”と、思い付いたのだった。
“陸”に連絡したら、此の部屋を貸してくれたのだ。“工房の来客スペースなら、使って良いよ”と。
「作業場に触らなければーーーーと。」友理奈は和希へ説明をした。双子は和希の膝の上。りんごのジュースと、ぶどうのジュースで、そこそこ“御機嫌”だった。
「“結婚”、したい、わあ〜」はあ〜と田処 ゆきりんが、盛大な溜息を吐き出したので在った。和希は“あっ”と、言い出した。ゆきりんは“ん?”と、返した。“何?”と。 無い事を“期待”した。
「何よ? 橋本? 結婚してくれるの?」と。
ゆきりんの頬は、些か赤かった。和希は答えた。
「田処、重婚“犯罪”な、俺“犯罪”、しない。 此の前“ビレウッド”君が、訪ねて来たんだよ。結婚について、意見を言ってたーーーーーーつうか、な。 ビレウッド君、嫁さん欲しいんだって。
“ミミン”ちゃん、“ミーア”ちゃん、“ハニー”さん、“お砂糖”ちゃん、“みるくてぃ〜”ちゃん、“ココア♡loveラテ”さん、ーーーーつかぬ事をお伺い致しますーーーー、“彼氏”在る? “ビレウッド”君、知ってる?
どう? “考えて”、みちゃう? 検討してあげちゃう? あ、嫌なら全然忘れて?
“無理強い”良く無いもんね。うん。」
「ちょっと! 私は? なんで外すかな?!」
「あ、ビレウッド君“20代”なんで……………“アラサー”さんは…………可哀想かなあ?と。」
「! “暴言”だからね! 傷付くからね! つか傷付いた! もうーーーー橋本の“愛人”に成るしか…………」
「んじゃおまえ、突然知らん『アラヒィフ』、又は『アラシス』、又は『初老サン』とか薦められたら、どうよ? 『行く』の? ん?」
「おまっ、ーーーーッ! おまえっ!っ、うっなんて“こと”を! ッ」
「先ず女子が“おまえ”とか、言うな。“だから”だろ? 田処“サン”は。“淑やかさ”無え、なあ。……………はあ。」
ゆきりんが“うがあっ!”と、成った処で、“ミーア”さんが“あのぅ”………と遠慮がちに、言ったので在った。
「ん?」
「どしたの? ミーアさん?」
躊躇ってから、ミーア嬢は答えた。「私ーーーー」と。
「ん?」
「ビレウッドさん、好きですよ? 細く言えないですけど。 ビレウッドさん、良い人なんだろうなあ?……………って、思ってました。 “奥さん”、“子供”いる印象でした。 “面倒見”良さそうだった、し。………………なんか“意外”です。“独身”、“彼女無し”とか。“会ってみたい”な。」
“勿論ビレウッドさんが、ご迷惑でなければが、必須ですけどね”と、ミーア嬢こと、
『白城 美愛』嬢は、言ったので在った。
“ココア♡loveラテ”嬢こと、『勝麻 絢』は、言った。“あら、先越されたわね”と。
冗談の様に彼女が言うので、一同一呼吸の後に、笑い出したので在った。和希が言った。
「ビレウッド君、しっかり者なのに、こと『自分の事』に関しては『鈍い』典型の『イケメン』タイプやん。 ーーーーははははっ『裏山←』だなw」と。
“それはまんま、あ・ん・た・の『こ・と』だ・わっ! 橋本 和希! ッ”ーーーーと。ーーーー“ゆきりん”は此の日、想ったのだ。“秘めない想い”で。
〜 《オフで女子会したら、“ハーレム”化した。〜なぜ???》〜fln.
「橋本〜“愛人”に、して。」
「酔ったのか? 田処? 紅茶でか? 菓子でか? 真逆“水”でか??」
「あ〜“ジュース”じゃ、無いですか? 先生? 先刻ぶどうジュース飲んでましたよ? “ゆきりん”さん。」
「あ〜腹の“中”で“醗酵”を、かあ…………無くは無い。時間的に“無い”が、な。」
「“事前”に、飲んで“居た”んです。“犯人”は。ーーーーどうですか?!」
「誰が犯人や、ねんっ。 ちょっと友理奈っち? ど突くで?」
「出た、関西出身っ。懐かしい〜なあ〜つか、田処。友理奈ど突くのは止せ。怪我させると、そいつの旦那『泣く』からな?」
「泣きませんよ! 何言ってるんですか! 先生! もう!」
「嫌、『泣く』って。 『友』言ってたもん。友理奈、直っち虐めるな?よ? 労れよ?
あんな良い旦那いないからな?」
「うっぐ! っ、ぐぅの根も出ない! っぅ、“理解って”ます…………よ。 多分…………大丈夫。」
「本当かあ〜? ちゃんと好きだよって、言ってんのか? 言って無いだろ? はあ〜。不憫な直夏。」
「! っ、ぐっ、言って“ます”よ! …………………………………偶〜に。」
「はあ〜。は〜。可哀想な、直夏。嫁間違えたんだな。“同情”するよ。…………はあ。」
「酷い! 言って、っ、言っ………………………っ、言って無いけど。でも………………!」
「言え。」
「!」
「はい“練習”。ほれ。はよ、」
「うがあ! もう! “好き”ですよ! 最高の旦那ですよ! 大事ですぅ」
「おお、“言えた”な。ほら、“直夏”、良かったな。」
「……………………………………………………………………………………え?」
そうして振り向いた“佐木 友理奈”は、
「…………友理。あ〜えっと。すみません、和希さん。“御世話”に成ってます。…………ありがとう御座ました。……………………っ」
と、言った“旦那”を見たので在った。“お迎え”来たよと、息子が言った。直夏の横で。
「友理奈っち、爆せよっか? ね? ふふ」
と、佐木 直夏を見た田処 ゆきりんは、言ったので在った。ちょっと本気だった。
〜《オフ・女子〜御開き“前”に。》〜 end.w




