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《木村》サン、『高校』へ、行く《ゆく》。

 「御待たせ致しました〜」と、


 其の部屋へとやって来たのは、予想よりもずっと“平坦”な容姿の男だった。“木村きむら 朋哉ともや”は思った。“これでは本当、生徒にナメられるのも、頷けはするな”と。



 木村 朋哉こと、『フリー・フィールド』プレイヤー『ビレウッド』は、つまり。




 『リアル』で『其の人物』に会いに来ていたのであった。そうーーーー『カニ・バスター』に。××××




 ✙   ✙   ✙


 「ははっ“蟹・バスター”ですか。面白いですねえ。」


 “橋本 和希”は、そう応えたのであった。そんな時木村の耳にはノック音が、聴こえたのだ。



 「ん? 来客中〜だって、言って有るんだけどな? ちょっと申し訳無いですーーーー」



 和希はそう言って、立ち上がった。木村は何故なのか分からないのだが、『学長室』へ案内され居たので在った。『応接室とか、他の空いてる部屋は…………なかったのだろうか………?』と木村は思って在た。



 そして和希が返答すると、叩かれた扉は開かれたのだ。




 そして、





 “美女”が2人、入って来たのだった。“……………………はい?”木村 朋哉には、青天の霹靂だった。




 独身の彼には、眩しかった。今“実年齢”『24』の、独り身(長目)には……………………だ。









 “最近の先生って、皆こんな、キレイなの?? ………………合コンいこうかなあ。”と。




 木村は思わず、立ち上がったのであった。



 「あ、急にごめんなさいっ! 偶々今日、仕事で此方へ伺っていたものですから。えっと“ビレウッド”さん、ーーーーでしたよね? 初めまして! “ユリーナ”でプレイしてます、“佐木 友理奈”と、申します!



 それと、」



 美人さんの1人が、そう言ったのだった。木村 朋哉は、慌てた。そして、



 「ーーーー初めまして。わたくしは『橋本』“絵理撫エリナ”と申しますーーーー。」




 もう1人の“美人”が、丁寧に御辞儀したので在った。とても美しいーーーー所作で。



 そして顔を上げた彼女は、彼にゆったりと微笑んだので在った。木村青年はうっとりと、魅入った。




 彼女の全てが美しかった。“恋”かと思った。そんな衝撃だった。“橋本 絵理撫”の、存在全てが。



 木村は質問した。“エリナサンはーーーー”と。



 「“プレイヤーネーム”は、え〜と、“おうかがい”しても…………?」



 緊張に気付きながらも、辿々しい普段使わない丁寧語で、言ったのだった。胸一杯で。



 “エリナ”は“和希”を、見た。木村はふと、それを不安と捉えた。“あ、……………れ?”と。




 絵理撫の視線にふっと表情崩れた橋本氏は、言ったのだ。木村へと。“申し訳有りませんーーーー”と。




 「え?」



 「あ〜“妻”はゲームとか、…………しないもので。“プレイヤー・ネーム”すら、理解って無いもので。」



 和希はそう言った。言われた絵理撫は、少し照れた様子だった。




 木村 朋哉は、和希の言葉が左から右耳へと通過して行ったのを、感じたのだった。“今ーーーーなんて??”と。×××××××××ד絵理撫”とは、名の通り『橋本』和希の妻で在る。



 彼女の仕事は、アクセサリー・デザイナーで、友理奈と共に、と或るショップを、経営していたので在った。“前任者”から、引き継いだのだ。ともあれ、本日彼女達は、私立・羽澄高等学校へ、出張して来て在た。



 “売る方”では無く、“教える”方だ。 芸術の選択授業に『アクセサリー・デザイン』を、取り入れて在たのだ。故にだ。彼女達は、講師だった。




 海と深織は、彼女達の“前任者”から、アクセサリー作りの基礎を学んだのだ。切っ掛けは此の高校の出張版・アクセサリー教室、つまり“講義”だった。



 海達は今、陸から“依頼”を請けて在る。“フリー・フィールド”関係で。



 『フリー・フィールド内』で登場する装備等含む『アクセサリー装飾品』の、『デザイン』依頼だ。



 ターゲットは、『女子』。『女性層』狙い企画だった。




 因みにで有るが、此の『入手』アクセサリーが、海達の“ショップ”来店で『手に入る』企画だ。




 つまり。




 『フリー・フィールド内』での“購入(丶丶)”及び入手(・・)アクセサリーが、『現実』でも『現物(実物)として()受け取れる(丶丶丶丶丶)企画だった。



 『狙い』が、女性層(・・・)なので(丶丶丶)絵理撫達では無く、海達に依頼したのだった。



 勿論“顔面ステータス利用(丶丶)で在る。深織も海も慣れたもので、利用(丶丶)については何も(使えるモノは)気に(何でも)しなかった(使う)




 と、木村 朋哉は、“うわの空”で聴いて在たので在った。××××××勿論だが、“アクセサリー”は装備なので、男性でも買える(入手・購入可能だ)。人気かは、兎も角。




 態々訪ねて来た“木村”氏への朗報かと、陸の許可有りで友理奈が話したのだが、当の木村氏は只今精神が攻撃された訳でも無いのに、刻一刻こくいっこくと削られ続けた上に、又如何どうしてか、“状態異常”迄も、引き起こして仕舞っていたらしい。理由は良くーーーーーーーー“解らない”が。





 絵理撫は無邪気に言ってしまったのだ。“木村さまはーーーー”と、



 「“恋人”の方の為に、“アクセサリー”入手は、されたり等は、為さらないのですか? 可愛いデザインが沢山で、きっと喜ばれますよ? ゲーム内で御使用に為られると、ステータス?に、影響されるそうですーーーー



 “現実世界”の方で、本物、実物を御受取りに為られても、ゲームの中で消える訳では無いそうです。




 ですので“御安心”下さいね? ね? 和希“さま”?」



 そう言った“エリナ”の笑顔迄もが、木村には美しかったのだ。








 うっかり“恋”をしたーーーー木村、嫌“ビレウッド”氏だったが、本日は一体何しに“来た”のか?



 それは、





 「えっと、それで、取り敢えずお勧めの“ジム”への『紹介』でしたよね? 良いですよ…………一緒に行きましょうか? 木村さん? 自分の紹介等で、良かったらですが。」




 “ビレウッド”は、ゲーム内で“マーム”に聞いて来たのだ。『何処で鍛えてるの?』と。




 “マーム”と相棒プレイヤーの“タケル”は応えた。『知り合い(経営)のジム』ーーーーと。



 「キックボクシングも出来る。」


 「ウェイト・トレーニング・オンリーでも、可。」



 「プールも在るし、」



 「“ドリンク・ショップ”のドリンクが、滅茶美味い。」



 「“飯”も、ね。」


 「ま、何でも有るんだよ、其処。」と。



 「「紹介して貰わないと、入会出来ないけどね?」」ーーーーと、言われてだった。



 「誰に?(紹介して貰ったの?)」と、聞いたら、





 「だから、“経営者”と“知り合い”なんだって。“先代”の時からね(・・・・)。」と、言われたので在った。








 陽藍から引き継いだ、橋本 和希の“ジム(経営)”だった。




 【災害】は、確かにーーーー恐い。けれど、




 今の木村ーーーーもとい、ビレウッドには“孤独(おひとり様いぇい)”の方が、こわかったのだ。





 泣きそうだった。ビレウッドは聞いた。








 「その前に“結婚の仕方”教わっても良いですか?」と。面食らった和希は、応えた。“ああーーーーえっと……………”と。








 「“役所”に『婚姻届』を提出していただくと」と。×××××דあ、必要事項の記入をしてから、ですが。”と、





 和希が応じて、絵理撫が嬉しそうに、和希へ言ったのであった。“懐かしいですね”と。ふふふとほほ笑んだ。





 貧血起こしそうな、木村は、最後に友理奈の言葉を聴いたのであった。



 「私……………出して無いですよ。陸さんに勝手に出されちゃって。はあ。」と。





 「あっそ」と和希は応えた。



 「ちょっ! 先生?! もっと親身にっ! 私可愛い元教え子! もう!」



 「阿呆。 何言ってる、此の幸せ者。二人(丶丶)の子持ちだろが、おまえは。直君にあんまり“面倒”掛けるなよ?



 “振られ”ても俺はおまえの面倒は見ないからな? 陸君処だってもう三人いるんだから、



 “押し付けるな”よ?」



 「先生こそ〜あんまり絵理撫さんに無理(・・)させないで(丶丶丶丶丶)下さいよ? 初産じゃ無いから(・・丶丶)って。」




 と、友理奈が言ったからだった。「え?」と言った、嫌呟いた木村 朋哉には………………理解不能と為った。「…………………結婚したい………………まず彼女いないけど………………」






 と、呟いて在た。     “ビレウッド(木村サン)リア(高校)()成ら(用事で来た)(けれどorz.www)” 〜end.




 「木村君、大丈夫、俺“結婚”出来たの『奇跡』だから。ね? 木村君良い漢だよ? ね? きっと『晩成』タイプなんだよ? 俺より若いでしょ? 未だ大丈夫だよ。





 “好き”じゃ無い相手としても、意味無いだろ? 目的を履き違えて見失わないで?



 “好きな子”が出来たら、結婚しなよ? 木村君が好きに成る位の女の子は、きっと魅力的な子だろうーーーーから、大丈夫だと思うーーーーよ? ね?



 “最後”に『幸せ』なら、それで『良い』んだよ、人生って、きっと。焦らないで?




 まあ“ゆっくり過ぎ”も、考えもんだけどなあーーーーーーはあ。」



 “木村”朋哉は、そう励まされて、意識を“取り戻した”様で在った。 〜おまけ(アフター・フォロー) 〜fin.

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