《伝説の、人。》
「……………龍さん…………。」
「ん〜?」
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ーー《華月 龍》の作り出した《ビジョン》にーー《弓削 光明》こと『LIGHTNING・Shining.』はそう言ったが、龍当人は暢気だった。
《ビジョン》の中の『展開』は、『海達の向った先』だった。
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闘技場内の一角に無理矢理置かれた《ビジョン》。先程来た《龍》が、にやりと笑って、かざした『手』の動きで《出来上がった》のだ。光明が流石に目を剥いて驚いた。『相変わらず此の人規格外』と。××××
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光明達は、海に『置いて』行かれたのだ。『“紺”』もーーーー此方に在た。××××
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他の『プレイヤー』達も、ーーーー寄って来る。そして質問される。『遠慮がちに』だったが。××××
龍は気軽に其れに応えた。××××
「すみません…………突然。あの……………『スクリーン』て…………?」
「ああ、《今》、《設置》したんだ。」
龍はそう返した。××××××
プレイヤーは把握しきれていない様子だったので、龍は補足した。自分は《システム》だからと。
「えっ、噂の『システムさん』と、感じ『違います』ねっ」
《プレイヤー》は、そう返した。其れは、《その他のプレイヤー》にも、聴こえて在た。××××
「…………噂の? 何?」
「ああ…………えっと。………………」
“説明”は恐らく、陽藍の《やらかし》の話だった。プレイヤーが龍を陽藍だと思った理由ならば、ーーーーあった。ーーーー龍の横に『ウサギ』が『在た』のだ。そうーーーー《ラグラ》ーーが。
“プラチナ・ホワイト”の輝きの、綺麗な《うさぎ》だった。龍はプレイヤーの視線に気付いて在て、《彼女》を見ながら、こう言った。
「此の子も《システム》なんだよ。」ーーと。
プレイヤーは勿論、『は?』と言ったので在った。××××そんな事よりーーーーーー
ーーーーーー
「うげっ、スプラッタ……………。」
光明も同じ事を思ったが、近くのプレイヤーの誰かの声がそう聴こえて在た。ーーーーその通りで。大分、ーーーー酷い。ーーーー画面に破壊された肉片が、ーーーー飛び交って在た。龍の苦笑いと共に。××××××
「……………来緒は観るな。」
光明はそう言った。ーーーー来緒なら。
「…………っ、観ないよ!っ、…………………っ」と、既に目を背けて在た。青い顔で。“後で………………、後で絶対何か……………………。買って貰おう……………。っ”と、
ぶつぶつ言って在た。
××××
××××××××呆れた光明が言うより、龍が早かった。「光明ーー」と、龍に呼ばれた。
「ーーーー何?」
「嫌、“偉かったな”って。ーーーーさ。」
「え? 何が?」
「“海”に、ついて行かなかったろ? “それが”だよ。」
“何言ってんの”と光明は返した。
「自分の“彼女”、目の前に『居る』のに。『置いて』行かないよ。」
「それが『偉い』って言ってんの。『大人』になったなって。感動してんの。成長したよなあ。」
「何を『おじさん』じみた事を……………」
「あはは。」
“ちょっと待って?”と、“タケル”事、『武紫麻 琉大』は、言ったのであった。「彼女???」と。
× × ×
「え? はい?」
来緒ーーーーこと『来愛』は、そう応えた。××××
タケルは“ん? ーーーーーーん??”と、混乱したが。××××××
「タケルさん? どうしたの?」
他でも無い光明が、何でも無さそうに、そう問い掛けたのだった。
「……………シャイ君、『確認』を……………しよう。俺『もうイイ歳』、君、『若』い。」
「は?」
「俺、『モテ・無い』・野郎、『君』は?? ……………………………っ」
「…………………、あの?」
「………………。『非・』モテを、『装った』、所詮は『インテリ野郎』・なのか………………」
「……………、ちょっと?」
「! そうかっ! 実は『ぽん』ちゃん☆君『女の子』だな?!☆」
【タケルが、壊れた様です。修復を試みますか? YES./NO.】ーーーーとか、《システム》的には、やりたかった。××××××。
「……………タケルさん、……………。どうしたの…………」
光明はそう言って、近くのプレイヤーも、タケルを心配した。嫌、恐らく哀れみの瞳で…………。
「タケちゃん? 僕、男の子だよ? 知ってるでしょ? さっき僕言ったじゃん。 《シャイニング》と《来愛》に、『夫婦漫才』って。『例え』だけどね。『つきあって』るんだよ。『交際中』って、『意味』ね?
………………………………………………。タケちゃん?………………。大丈夫?」
【タケルは、ダメージを、負った。《回復》しますか? YES./NO.】………………どうしよう?
【龍】は【そっとして置く。】と、選択した。勿論【心の中だけ】で。××××××
地面に両手・両膝を着き、落ち込んだタケルは叫んだ。「《爆せろ》っ《医学部》っ!っぅ!」と。
「何でだよ…………」龍は流石に突っ込んだのだった。周囲は思った。
《あの緊迫のスクリーン観ないで、凄え余裕な人達だな…………》と。レイドを倒し切った敦之は、スクリーンの中に、映し出され、こう言った。
「《手応え》無さ過ぎて、ーーーー疲れた。」と。
「!」
「敦之…………。」
「あはは。」
「わ〜流石“敦之”君。」
「えっ、知り合……………っ?」
呆れた光明達の横のプレイヤーが言ったので、龍は答えた。“ああ”と。
「はは。“従兄弟”なんだ、あの子。な? 『ぽん』。」
「うん。」
「えっ? えっ?! 従兄弟……………いや、……………。ぽん?」
『紺』を見たその『プレイヤー』は、戸惑っていた。××××
××××「え? 僕だよ? 僕は『ぽんた』って『ネーム』だよ?」
ポンタの言葉に辺りはざわついた。『あの?!』と。
××××××
「ちょっ、ちょっ! 確認いいかな?! 君達って、さ? あの『シャイニング』君に、まさかの『ポンタ』君なの?! 名前『そう』だよねぇ?!」
「…………、多分。 ーー『LIGHTNING・Shining』てネームで、プレイしてるけど。」
「僕は『ぽんた』なのに『ポンタ君』云われるorz. ーーーー、微妙に不快だよ。」
『ぽん』こと、紺と、光明は素直に答えた。××××
×××××「『板』で『隠語』で『PONTA』って言ってた奴もいたな。言い訳がましいよな。」
光明が言うので、来緒は聞いてみた。
「…………? 言い訳?」と。
××××××
「来……………、愛はゲーム初心者だから知らないだろうけどさ? 『ぽんた』は『ログ・イン』すると、一気にランキング『上げる』からさ? 煙たがられてんの。 な? ぽん?」
「《Water・Sea》には、敵わないさ。」
「まあ俺もな。『LIGHTNING・ウザい』、『エグい』ーーーー色々書かれてる、よ。気にするなよ。」
「全然〜? 気にして、無い、よ。 『楽しく』遊んでる『だけ』だし。僕は。」
「ま〜な。」
「『友達』と『遊べる』から、張り切っちゃう『だけ』だよ。一日『二時間迄』だし。僕は『一時間半』で、切り上げるから、ね? どうしても『一気』に、色々『やっちゃう』んだよね。ーーーーうん。『それだけ』だよ。 『シャイニング』も、だろ?」
「まあ、『そう』だな。似たような『もん』だよ。『勉強』の『息抜き』だしな。」
「………………、良く分かんないけど、大変なんだね。ゲームって。」
“来緒”が、言うので、光明は答えた。
「嫌、…………別に。……………『遊び』なんだからさ? 『楽しめ』ば、良いんだよ。『Water・Sea』流に、さ。んな『ムキ』に、…………為らなくても。ねえ?龍さん?そうでしょ?」
「そうだな。『製作側』は、そう『望んでる』だろうね。」
龍はそう言って、微笑んで在た。
「と、言うかさ? 『何処』が『隠語』なの? 隠す気『無い』よね?」
「シャイたん、ごめんよ。おじちゃん『力』に、なるよっ。照れ屋だから『板』は行けないけどな!w」
【タケルが《復活》しました。ーーーーどうしますか? 突っ込み入れる。 YES./NO.】ーーーーと、龍は思った。ーーーー言わなかったが。
更に周囲が集まって来た。××××××
××××××××××
「LIGHTNINGさん、こんにちは! 良かったら、フレ録どうですか?」
「あ、私も!」
「ぽんたサンも、もし良かったら。(照れ。)」
「俺、《悪質書込み》、通報《派》だから。何回かしといた。負けないで! きもいよな。《見張りかよ?!w》って、な。」
「まともな『板』も在るから、余計だよね。」
「あ〜ありがと。気にして無いよ。慣れてるしさ。後、俺『大学生』で。『授業』有るから、あんまり『ログ・イン』してないんだけど。『気紛れ』、『息抜き』みたいにして、遊んでるし。なあ? こっ、ぽん。」
「こっ、ぽん。(w)」
「龍さんっ! 其処受けないでよ! はあもう。orz.orz.」
「ぷっ、ごめんな? 『シャイニング』君? 『可愛く』て、さ? なあ? ぽん?」
龍は『くくく』っと、笑って在た。××××××『海に似て来たw』と。涙目だった。
「『似ない』よ。……………何でだよ。」
「ははは、駄目だ、可笑しい。可愛いなあ。」
「『二十歳』の男捕まえて…………いい加減に、して。」
「ぷくく、ごめんて。 怒んなよ。」
「怒って無い。尊敬してる。『ロープレリア』の『伝説』だもん。」
「はははは。其れ止めろって。(w)何だよ『伝説』って。(w)俺は『爺様』か何かかw」
周囲がざわざわした。
「…………、伝説?」
「あ〜。ロープレリアやったこと有る人は、聴いた事有ると思う『名前』だよ。『ダブル・ドラゴンスレイヤー』だよ。」
「…………………………………………………………………………………………………………………、
だぶ、…………………………………、
『ダブ・スレ』さん? ………………………っ、え?」
「………………『ダブ・スレ』って。…………………っ、? 『ドラ』…………………、っ、『ドラ・スレ』さんですか?!」
「えっ、『ドラ・マス』さんっ?!」
「『龍』、さん…………………………。二つ名『どんだけ』在るの? ………………………」
「はは。『和風竜』ってしてたら。『増え』てた。何でだろね? ははは。」
☆ ☆ ☆
「そりゃ、『西洋ドラゴン』飼い慣らしてたからじゃ、ないすかね?」
「ドラゴンが《飼える》事を、知った《ゲーム》だった。………………」
「後《幻》の《和風龍》も、連れてましたよね?」
「ははは。」
「俺が《聴いた》のは。………………《竜殺し》だ。」
「あはは。」
「《竜》しか住んで無い《山》に、籠もって、倒し捲って。《無茶苦茶》な『レベル』だったとかって!」
「あははは。」
「笑って『誤魔化せ』ると、思ってるよ…………『此の人』…………。」
「ん? 駄目?」
「…………………………………………………。多分『駄目』です。」
「? 嫌だって。 『楽しんで』たら、そうなってた。駄目?」
「………………………………………………。良いと思います。……………………。」
【光明は、根負けした。orz.】
「ま、光明もさ? 【楽しみ】なよ? 【陸】はそう【思ってる】よ? な?【ラ・グ・ラ】?」
「はい、龍様。ーーーーどうしますか? 【そろそろ】行きますか?」
「【気付かせ】に?」
光明の問い掛けに、龍は答えた。【気付いてはいるだろ。】と。
「あの……………『和風竜』さんは、どうして『ゲーム』辞めちゃったんですか?…………」
プレイヤーのひとりが、そう言った。龍は返答した。
「『弟』に『モニター』頼まれてた『だけ』だったから。はは。」と。「でも愉しかったよ。」と。
“なあ?”と言った“龍”の足元には、《動物》が《わちゃわちゃ》と【在た】のであった。問われた【彼等】は、応える。
《龍さま、凄え。》ーーーーと、《トリ》が、そう言った。《ブルー・バード》だ。
《龍くん、格好良い。》ーーーー《ネコ》ちゃんが、うっとりと、した。《ピンク・ゴールド・キャット》だった。
《流石だなあ。龍の大将。惚れるぜ。》ーーーー《タヌキ》だった。此奴、滅茶可愛い。《ダークナイト・ブラック・ラクーンドック》だ。
《まあまあ、だな。》ーーーーツンデレ。《リス》だった。《シルキー・サテングラス・スクゥリィル》だ。薄茶の毛皮が、きらきらして在たのだった。
昔、ーーーー嫌数年前に。陽藍がぽつりと言ったのだ。《干支集めるかな〜?》と。思い付でだ。
結局。干支以外が、集まったーーーーらしい。と、《光明》は《知って》【在】た。【おじさんらしいけど。】と。多分《ブルー・バード以降で、脱線したんだろうな、あのひと。》ーーーーそう思った。
【略】、正解で、【在】る。




