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KaNaTaの短編集  作者: KaNaTa
9/12

エイプリルフール

初めて、嘘をついた。


いや、初めてというのは正確ではないかもしれない。

『自身の身を守る為』という括りなら、子どもの時から既に何度もついてきている。


といっても、自身の身を守る為に嘘をつくのは、自分にだけは素直であるということ。


そういう意味において、私は嘘をついたことがなかった。


誰よりも、自分自身に正直だった。


社会人になってから、買い物が楽しいって感覚が、よくわからなくなった。

ゲームやガチャも、明日のご飯の値段が頭を過って、買わなくなった。


でも、これまでは、ちゃんとそこに理由があった。

自分を『騙す』のに、嘘をつく必要はなかった。


手に握りしめた1本のロープをぼーっと見つめて

『死にたい』だなんて、呟いてみた。


思っていたより、涙が出てきた。

怖くて、怖くて、堪らなかった。


まだ、私は、ちゃんと明日を生きたいみたい。


春一番が吹きすさぶ。

愚かな私の手元には、話題のゲームが、1本。


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