337.ストーンヘンジでの攻防戦⑪
“勇者さん”によって飛んでいった【アルティメット・ブレイク】が、“エンキ”の腰から下にヒットします。
目が眩んでいる“20体の天使”は、これよりも上の位置にいたので、かすってすらおりません。
さておき。
“アケミさん”の【スキル】にて、痺れたエンキが、陸に両膝を着きました。
そんなエンキや、計50数の天使を、[討伐組]の方々が攻撃していきます。
こうしたなか、
「コト。」
「あのボスキャラの近くまで行こうぜ。」
「そっちのほうが戦いやすいだろ。」
暁斗くんに促されて、
「りょーかい。」
OKする私です。
それによって、[最神家イトコーズ]&[勇者さんパーティー]が歩きだしました…。
“ドラゴニュートさん”の【ブラックビーム】が、エンキの額に当たります。
詳しくは、[兜]に、です。
こうしたところへ、我ら親族と、アケミさんたちが、ボスの右側より仕掛けていきます。
騎士が【風突】を、武闘家は【真空砲】を、放ちました。
戦士が【地走り】を発するなか、弓使いは[分裂する矢]を射ったのです。
魔法使いが【爆発の玉】を、神官と巫女は【ライトビーム】を、飛ばします。
侍が【黄炎】を、シーフは【新具現】を、扱いました。
機工士が[マシンガン]や[ショットガン]を発砲し、ダッシュした剣士は【爆破刺突】を用いたのです。
「ぐッぬぅ~~ッ!」
反応を示したエンキが、両手で握った[エクスカリバー]を、自身の正面に持っていこうとします。
【治癒】するつもりなのかもしれません。
しかしながら、それよりも先に、準備を整えていた勇者さんが、
「ストラァ―ッシュ!!」
[剣]を横に払いました。
結果、再び感電して、脱力するボスキャラです。
落ちてくる[エクスカリバー]を、何名かの人々や、数体の天使が、急ぎ躱します。
この武器が陸を〝ズバァンッ!〟と叩き、砂埃が巻き起こっているところで、
「影分身!!」
【忍法】を扱った私は、
「地遁の術!」
最大直径30㎝×長さ60㎝で〝歪なクリスタル系〟といった【土の塊】を放ちました。
1名につき三個なので、合わせて十二個であります。
それらが勢いよくヒットした事によって、エンキが左へ〝ぐらぁ~〟と倒れだしました。
なお、ボスの[防具]は、右脚だけ完全に壊れています。
こうした状況で、分身のタイムリミットである10秒を迎える前に、
「風遁の術!!」
追加で攻める私でした―。




