338.ストーンヘンジでの攻防戦⑫
“エンキ”が、左へ〝ぐらぁ~〟と傾いていきます。
【影分身】で計四名になっている私は、
「風遁の術!!」
〝最大幅10㎝×長さ3M〟といった【風の刃】を全部で12コ放ちました。
一人につき3本なので。
ちなみに、向きは〝縦・横・斜め〟と様々です。
それらが主に右脚へと直撃したボスキャラが、粒子になりだしました。
私の脳内に、
『あなたのレベルが上がりました』
『あなたのレベルが上がりました』
例の“女性の声”が響くなか、生存している[討伐組]の方々が「うッおお――ッ!!!!」と勝利の雄叫びを上げます。
残っている天使らが逃げだそうとしたところで、
『全人類に、お報せします。』
『エンキとエンリルの双神が倒されました。』
『おめでとうございます。』
『これを祝して、暫しの休息に入ります。』
『その間はエネミーが現れません。』
『次の開催は、5分前までにお伝えしますので、お待ちください。』
『繰り返します――。』
こうした[アナウンス]が流れたのです。
すると、どこかへ去ろうとしていた約50数の“エンジェルソルジャー達”が〝フッ〟と消えました。
まるで強制退場させられたかのように。
[討伐チーム]は、「これで終わりじゃないのか?!」「どういうことだ??」といった感じにザワついております。
なかには「やっぱりか」「思っていたとおりだ」と述べている人がチラホラいました。
そのような状況で、宙に浮いている“ドラゴニュートさん”が、
「皆!! 落ち着いて!!」
全員を静かにさせます。
ここから、
「まずは、連中を倒してくれた日本からの協力者たちに感謝すべきじゃない?」
「そして!」
「今だけでも喜びを分かち合いましょう!!」
そう呼びかけたのです。
これによって、「確かに」と納得した参加メンバーは、我々に「ありがとう!」と拍手してくれました…。
ドラゴニュートさんが勧めてくださり、反対する人がいなかったおかげで、[ボス達の装備品]を貰える運びになったのです。
そのため、私は、“勇者さんパーティー”と半分ずつにする旨を提案します。
「いいのかい??」
こう尋ねてこられた“アケミさん”に、
「勿論です。」
「かなり助けられましたからね。」
笑顔で返す私です。
親族が〝うん うん〟と頷いたのもあって、
「では、そうさせてもらうよ!!」
〝ニカッ〟とする勇者さんでした……。
誰もが[私服モード]になっています。
周囲でハグや称賛が起きているなか、エンキやエンリルの[防具や武器]を【アイテムBOX】に収納していく我々です☆ミ
余談になるかもしれませんけど、[エクスカリバー]は私が、[フラガラッハ]をアケミさんが、ゲットしています。
「お!」
ご自身の[画面]をチェックして、
「“金塊”を1つ得ている。」
「ということは…、エンリルのだな。」
そう呟く勇者さんです。
いずれにせよ。
帰国する事になりました。
こうした私たちへと、既に“本来の姿”に戻っているドラゴニュートさんが、
「改めて、ありがとうね。」
「あのとき誘って本当に良かったわ。」
〝シェイクハンド〟を求めてきます。
よって、
「あ、いえ。」
「お役に立てたのであれば、何よりです。」
右手を握る私でした。
おさらいになりますが、ドラゴニュートさんは、綺麗な容姿をした“ロングヘアーの黒人女性”です。
まぁ、なんにせよ。
「それじゃ、コトハくん。」
「また機会があったら、よろしく。」
このように喋られたアケミさんへと、
「はい。」
「こちらこそ、お願いします。」
会釈する私でした―。
現時点でのモガミーズ
【くノ一】の琴晴 = LV.40
【巫女】の琴音 = LV.42
【戦士】の壱紀 = LV.41
【魔女】の月媛 = LV.40
【剣士】の陽斗 = LV.40
【機工士】の聡真 = LV.40
【弓使い】の葵月 = LV.40
【騎士】の利勇 = LV.40
【武闘家】の咲凛 = LV.40
【侍】の暁斗 = LV.40




