魔の海域攻略編後編 先発上陸③
ジョフキンス三番艦副艦長「シルフィア様!旗艦より、先行して上陸されたカーター提督とカルドス艦長の一行が小型魔獣の群れの出現とともに連絡が途絶えている模様です!」
シルフィア三番艦艦長「!!何ですって!?」
アナ「...ゆっくり上陸の検討をしている時間は終了だな、、、
まずは三番艦をどうする?
門番の突然の慟哭と小型魔獣の群れの出現、偶然だと思うか?」
シルフィア三番艦艦長「...すぐ上陸したいのが本音だけど、私達の戦力の領分は艦隊だわ、
先行のカーター提督の部隊の全滅を考慮するならば、戦力の分散は避けるべきよ。」
アナ「...かと言って最高戦力の三番艦が自由に動けないのも問題だな。
エレンの情報だとミラド船は緊急駆動系を使用したらしいからすぐ上陸の必要があるようだ。」
シーラ「三番艦のシルフィア艦長より通信がありました。
先程、我々が連絡を受けた提督を含む先行部隊の消息不明を受けた上で、最高戦力の三番艦を超巨大魔獣から解放、後に上陸の必然がある辺境伯私掠船を優先上陸させ、艦隊は戦力の分散を避けるように互いの行動範囲内に収まるように、との提案がありました。」
ミラド「...本船はリスクを既にとっている。危険を承知で上陸の手順を踏む必要がある。」
マルス六番艦艦長「三番艦の解放は同意だな。
お姫様にお昼寝してもらうわけにはいかないからな。」
アリウス七番艦艦長「上陸の際には小型魔獣の群れが確認されたらしいからな。
超巨大魔獣に引きつけもらうのが理想的といえるが、楔を打っている三番艦とのトレードオフとなるな。」
ガルムカス八番艦艦長「当然、三番艦の解放が優先順位が高いと言えるだろう。
味方の救出と最高戦力の再入が同意義となるからな。」
ミルシュクア九番艦艦長「...先行部隊には四番艦や五番艦の乗組員が含まれるのだろうか?
...仮に艦長クラスが不在となると、指揮系統の再編成が必要になるぞ。」
アルマンディア十番艦艦長「辺境伯と同じく、協力者であるバァクシン商会とクルーシル商会の行方も把握できていません。
...建設的に考えて恩賞目当てで上陸を果たしている、と考える事も出来ますが。」
海岸林にて、カーター提督達を暗殺した件について、ジュルヒムは罪悪感に苛まれていた。
ジュルヒム四番艦艦長「...私は何もカーター提督を責めたかったわけじゃない、、、
ただ、艦隊の情報共有の過不足の不義を問いたかっただけなんだ、、、
なのに、こんな結果になるなんて、、、」
ヒューイ五番艦艦長「...悠長に問答してたらカルドス艦長に確実に間合いを詰められ3人とも殺されてたぞ。
あの人の鬼教官としての逸話を知らないわけじゃないだろ。」
シラッド船長「さて、カルロス船長が提督達を少数で行動させてたとなると、向こうからのリアクションが予想できますね。」
すると、海岸林の内陸側から武装した集団が現れた。
現地案内人「まったく、遅いから迎えに来てやったぞ。
小型魔獣に襲われていたのか?
バァルジモア艦隊の艦長は1人でも連れて来たんだろうな?」
シラッド船長「わたくし、カルロス船長の部下でございます!
カルロス船長をはじめ、バァルジモア艦隊の最高責任者であるカーター提督が不慮の事故にあい、小型魔獣に殺されてしまいました!
何とか艦長職の方は2名生存しておりますが、我々はこれからどうすれば良いのでしょうか!!?」
ジュルヒム四番艦艦長「...」
ヒューイ五番艦艦長「...」
現地案内人は溜息を吐きながら、
現地案内人「...どうって、アンタの後ろの2人が艦長か?」
ヒューイ五番艦艦長「...ああ、バァルジモア海軍の身分証明書でいいか?」
艦長2人は身分証明書を提示した。
現地案内人「...まぁ、本物かどうか判断するのは俺じゃないからな。
とりあえずカルス・クロスに案内するぜ。」
3人は現地案内人に連れられてカルス・クロスに向かう。




