魔の海域攻略編後編 先発上陸①
沈黙を破ったのはカルロスだった。
カルロス船長「いやー、シラッド船長!アンタが先に上陸しちまったか!こっちにはバァクシン商会の面子があったのによ!おかげで丸潰れだ!
俺の評価もガタ落ちだぜ!!」
シラッド船長「バァクシン商会の情報は軍事評議会が独占していたようですね。」
カルロス船長「!?」
カルドス二番艦艦長「...仮にそうだとして貴様にとって何が問題だ?」
シラッド船長「はは、私どもはアルグ海域の異常な波の情報はありませんでしたので、実際遭遇した時は私も慌てましたよ。
前もって教えて頂ければ気持ちの整理がついたんですがね。」
ジュルヒム四番艦艦長「...カーター提督、、、何故我々にこの海域の情報を共有しなかったのですか?」
カーター提督「...。」
カルドス二番艦艦長「...軍事機密が全体に共有されるものではない。...ごくごく当たり前の事だろう。」
ジュルヒム四番艦艦長「...軍事機密?...何処に対して漏洩を恐れたのですか?
他国ですか?...それとも軍事評議会と対立している国粋教会や帝命ギルドでしょうか?」
カルドス二番艦艦長「...味方に情報を共有する危険性は軍人なら重々承知しているだろう!
我らが考案したシルフィア艦長を全面に出す作戦で結果、犠牲は最小限で済んだ!それにどんな異論があると言うのだ!」
ジュルヒム四番艦艦長「...ありますとも。
そもそも我々は軍事評議会の配下じゃない。皇帝陛下の元で統率されているはずだ!」
カルドス二番艦艦長「!!?」
ジュルヒム四番艦艦長「...カーター提督、何か答えてくださいよ、、、カリウス殿下に信頼されていた貴方ならこの状況の理不尽を理解しているはずだ!」
カーター提督「...。」
カルドスは帯剣を抜刀し、保有している短銃をいつでも抜ける体勢をとった。
カルドス二番艦艦長「...御託はもういいだろう。
我々の行動が気に食わなければかかってくるがいい。
...正直艦長職の手続きばかりの対応に飽き飽きしていたところだ。私には生意気な新人どもの鼻をへし折る方が性に合ってる。
...3対1でも構わんぞ。」
ヒューイ五番艦艦長「...ご冗談を、貴方に白兵戦で勝てるのはシルフィア艦長かジェルミぐらいでしょう。」
シラッド船長「...人々は聖女に懇願し、奇跡を願った。
すると、魔獣は聖女と人々には寄り付かず、周りを囲んでいた軍隊に襲いかかった、、、
これはどの様な状況だと思いますか?」
カルドス二番艦艦長「?何を言っている?」
シラッド船長「こんな状況ですよ。」
シラッド船長が木箱をかざすと辺り一面、小型魔獣が溢れた。
カルドス二番艦艦長「!?」
カルロス船長「ば、バカな!?
近くに門番がいるのに!?」
カーター提督「...。」




