魔の海域攻略編後編 傾蓋知己③
アナ「カーター提督がジェルミみたいな問題児って言うからどんな面白いヤツかと期待してたけどさ、なんて言うか、箱の中に入っているお姫様だな。」
シルフィア三番艦艦長「!!?
...ジェルミみたいな問題児だったらあなたはどうするつもりだったの?」
アナ「んー、どうだろうなー、
ドラゴンと一緒で実際観てからじゃないと評価出来ないな。
噂はまず当てに出来ないからな。
私の価値観に沿って評価しないとな。」
シルフィア三番艦艦長「...シュトラバルツの魔女はドラゴンとは仲良くなれない運命だと割り切っていたわ。」
アナ「ん?何だ、それ?」
シルフィア三番艦艦長「...絵本の話。」
シルフィアは帯剣を鞘に納めて自分のベッドに座った。
大分警戒が解けたようだ。
それを見て、アナ自身も警戒を解き、その場に胡座をかいた。
シルフィア三番艦艦長「...皇女は自分から辞めることが出来ると思う?」
アナ「んー、無理じゃないかな。
私は航海士だけどさ、船長や航海士は社会の役割だから能力さえあれば代わりの人間ができる。
でも、皇女とか皇帝とかってその国の歴史だろ。
時間が経過して歴代の皇帝が変わっていくように見えて、そのあり方は存在しない筈の鎖で繋がっている、本人の自由って観点ならある程度運命は決まっているかもな。」
シルフィア三番艦艦長「...皇女ってどう生きればいいと思う?」
アナ「周りの、国粋教会だっけ?、お前の生き方を説教されなかったのか?
それとも皇女の運命って下地の上でどんな生き方が出来るか、って事?」
シルフィア三番艦艦長「...わからない、自分でも何が質問したいのかわからない。」
アナ「あ!絵本に描いてある質問てこれだよな、魔女に少年がどうやって友だちを作ればいいか、って質問してたよな。
お前が言葉をあやふやにしているのはこれか?」
シルフィア三番艦艦長「!!?」
シルフィア三番艦艦長「...友だちって何だと思う?」
アナ「うーん、私の考え方だと曖昧だけどその存在を他の人に伝えられるも、かな。
魔女やドラゴンと一緒だよ。」
シルフィア三番艦艦長「...そんな曖昧な存在にどんな意味があるの?
存在するかわからないのにどんな価値があるの?」
アナ「そうだなー、シルフィアが友だちって存在を認めた場合、世界の見え方が変わるかも、て点で価値が生まれるんじゃないなかな。」
シルフィア三番艦艦長「し、シルフィア!?」
アナ「お!?皇女様って呼ばれる方がいいか?」
シルフィア三番艦艦長「...貴方の価値観に任せるわ、、、私が貴方に強制しても多分意味がない、、、」




