魔の海域攻略編後編 参波到来④
三番艦にいるシルフィアはミラド船のマストにいるエレンに気づいた。
シルフィア三番艦艦長「...。」
アナ「、、、いっ、てて、あー痛いなー、でも無事に生きてるぜ!」
シルフィア三番艦艦長「...ねえ、アナ、、、辺境伯の船のマストにいる女の子、、、以前、私の船に来た事がある、、、」
アナ「ん?ああ、アイツは私の妹のエレンだよ、さっき説明したろ?」
シルフィア三番艦艦長「!!?
彼女もシュトラバルツなの!?」
アナ「ん?ああ、エレン・シュトラバルツ、エレンって呼んでやれよ。」
シルフィア三番艦艦長「...紹介して、、、」
アナは三番艦の甲板に乗り出し、辺りの状況を確認した。
アナ「おー、ウチの船が戦略兵器使ってやがる!
提案したのは姉ちゃんかな?」
シルフィア三番艦艦長「!?姉さんもいるの?」
アナ「ああ、もちろんシュトラバルツだぜ!」
シルフィア三番艦艦長「...シュトラバルツが3人、、、辺境伯、、、贅沢なヤツ、、、」
エレンは三番艦にいるアナとシルフィアに気づいた。
エレン「!!アナとシルフィア艦長!?何でアナが三番艦に!?旗艦のカーター提督のところじゃないの?
...何でアナは用務員の格好をしてるの?
...そのアナの後ろに上背のあるシルフィア艦長がコソコソ隠れているのはどういう状況なの?、、、」
アナ「...紹介して欲しかったんじゃねーのかよ、エレンなら読唇術の心得があるからここからでも挨拶してみろよ。
目が良いお前も出来るだろ?
エレンならすぐ返事してくれるさ。」
シルフィア三番艦艦長「...私、、、三番艦艦長らしくないかな?」
アナ「...ああ、すげーダサいカッコしてる。」
アナとシルフィアが問答していると、
艦隊最大の脅威が体動を始めた。
それを境にシルフィアのスイッチが切り替わった。
アナ「...やっぱり戦艦乗っけるだけじゃ拘束は無理かな、、」
シルフィア三番艦艦長「...アナ、コイツは始末するが前提でいいかな?」
アナ「ああ、いいと思うぜ!
やっと眼の色が変わったな!
お前の最強をエレンにみせやれよ。」
シルフィアはミラド船が拘束している大型軟体魔獣を指さす。
シルフィア三番艦艦長「...あれ、使ってもいいかな?」
アナ「なるほどな、あれで釣るって事か!良いと思うぜ!
エレンにすぐ連絡しよう!」
シルフィア三番艦艦長「...この魔獣は三番艦の火力だけでは倒せない、
でも私いつも1人で魔獣討伐してるから他の艦長と連携が取れない、、、」
アナ「おーし、任せとけ!私がお前のやり易いように環境を整えてやるよ!」
二番艦の甲板には先程まで第三波到達の際もたらされていた小型魔獣で溢れていたが、超巨大魔獣の出現と三番艦による強烈なダメージへの再生反応に対してか、小型魔獣は一斉に超巨大魔獣に向かっていった。
その空になった甲板にカルドスは佇み三番艦の活躍を静観していた。
二番艦船員「...カルドス艦長、
カルロス船長がお見えになられています。」
カルドス二番艦艦長「...通せ。」
カルロス船長「これはこれは、カルドス艦長、お互い無事で何よりです。」
カルドス二番艦艦長「...何用かな?」
カルロス船長「カルス・クロスから通信です。
至急、バァルジモア艦隊の艦長クラス以上の責任者を1人以上連れて上陸せよ、と催促がありましたので。」
カルドス二番艦艦長「...。」
カルドス二番艦艦長「カーター提督の存命は確認出来ている。
最高司令官がいる以上、私が独断で行動するわけにはいかない。
カルロス船長、私とともに旗艦に同行したまえ。」
カルロス船長「かしこまりました。
しかし、三番艦の急襲は見事でしたな!
まさかあの巨大な魔獣の上空から降りてくるとは!」
カルドス二番艦艦長「...再現性があるとはとても思えん、私が採点教官ならば零点をつける。」
カルロス船長「はは、手厳しですな。
しかし、それをやってのけるシルフィア艦長は流石軍事評議会の懐刀、と言ったところでしょうか!」
カルドスは三番艦を振り返り静かに呟いた。
カルドス二番艦艦長「...シュトラバルツの魔女、、、」




