魔の海域攻略編後編 弍波到来⑪
ゾーマ「でもよー、第一波と似たように大型魔獣が降ってくるんだろ?
今俺達の手元にあるペットの魔獣より影響力がある魔獣が現れたらどーするつもりだ?」
ケヴィン「うむ、当然考えなくてはならない可能性だな。」
エレン「今回捕獲したのは第一波の状況が前提の選択だったからね、もう陸がすぐ側なら逃げるを選択するのが全般的に最良だと思うよ。
ゾーマさんはどう思う?」
ゾーマ「あ?俺が逃げるのを反対すると思ったのか?
お前のねーちゃんにも言ったけどよ、俺はそこまでバカじゃねーぜ!?
第三波が片付いたら前衛の連中とドンぱちやるかもしれねーからな!無駄な体力使ってらんねーだろ?」
エレン「ok.
カルムさん!聞こえる?」
カルムが連絡用金属管から返答する。
カルム「何かな?エレン?
察するにあまり嬉しくない提案じゃないかな?」
エレン「うーん、カルムさんに無茶をさせるって点ではね。
緊急駆動系は二回目以上は使えるの?」
カルム「...それは博打になるな、、、
緊急駆動系は短距離を短時間の間に軍艦を高速移動させる手段だ。
軍艦ほどの重量を高速移動する戦略は念頭に置くべきではないし、お前がさっき言ってたとおり、船長がわしらの行動を制限し、上陸を優先する指示であるととらえるのが筋だろう。
それを上陸前にもう一度使用した場合、どのタイミングでこの船の動力が消失するかは試した事もない。」
エレンはすかさず、
エレン「じゃあさ、もう一度緊急駆動系を使用する条件としてさ、アルゴラ大陸が目視できるようになった前提で、ってのはどう?」
カルムは溜息を吐き、
カルム「船長もお前の提案を見越してたのかな、、、
良かろう、二度とこの目で見る事が無いと思っていたアルゴラ大陸を眼前に出来るならばわしに悔いはもはや無い。」
ケヴィン「では、後衛各艦に我々の第三波前後の行動を通信する。
魔獣の群れの再襲来ののちに後衛が結束してアルゴラ大陸上陸と前衛との合流、で問題ないな?」
エレン「...ケヴィンさん、実はね、後衛に不自然な点があるんだ。」
ケヴィン「!?他に推定バァクシン派がいる、といった事か?」
エレン「...私の予想だと非バァクシン派だけど、不自然な対応している存在がいるんだ。
...私達の敵か味方かはわからない、、、でも情報を収集すべき対象がいるんだ。」
ケヴィン「!?何だ?それは?」
第三波が目前に迫っていた。




