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三姉妹と未知の海洋  作者: SQUID MILL


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魔の海域攻略編後編 弍波到来⑨

アルマンディア十番艦艦長「バァルジモア帝国の権力構造を説明出来ますか?」

ミラド「...皇帝を頂点とした皇族に使える、皇史観の代弁者である国粋教会、皇帝の勅命を届ける帝命ギルド、皇帝の盾と矛を体現する軍事評議会、だったか...」

アルマンディア十番艦艦長「体外的にはその通りです。

そしてこの艦隊は軍事評議会によって派遣されている、という提で成り立っています。」

シーラ「...しかし、それでは軍事評議会以外の勢力が内外に実力を示せませんね、、、」


アルマンディアはシーラに同調しつつも自論を切り出した。

アルマンディア十番艦艦長「艦隊に所属するものならばある程度他の勢力の影響を読み取り、自身の行動理念に反映させるはずです。

例えば、戦艦はもちろん、フリーゲート艦の建造は帝命ギルドの提供する職人の工房や資金繰りが必要です。

また、各々役職につけるかは、皇族の序列を認知する国粋教会の影響が大きくなります。」

シーラ「...本題に入ってよろしいでしょうか?

あなたはどこの所属なのですか?」


シーラ「わざわざ私達の母、スカーレット・シュトラバルツを示唆する意図、協力関係を望まれているのか、まずは私達の出方をうかがっているのか、態度が悪い場合はかなり乱暴になりますよ。」

シーラはミラドに視線を送る。

ミラド「ああ、俺の部下達はあんたの行動にイラついていてな。アンタをぶん殴りたいそうだ。」

アルマンディアは降参したようなジェスチャーをしながら、

アルマンディア十番艦艦長「それは怖い!

ではさっさと用件を話してしまいましょう。

私がもとめているのはバァルジモアの皇帝継承にもとめられる3種の神器の1つ、魔王の魔導書の行方、すなわち魔導書の現在の所有者とされるスカーレット博士の行方です。」

シーラ「!!?」

ミラド「!!?...。」



第一波の際に降り注いだ大型魔獣はミラド船が管理している大型軟体魔獣を除いて六、七、八、九番艦の連携により全て駆逐された。

マルス六番艦艦長「よし!大型は殲滅!辺境伯が管理しているヤツ以外は片付いたぜ!」

アリウス七番艦艦長「...我が艦の状態を把握した上で前線に参戦させ恥を拭う機会を用意してくれたのだな。

辺境伯、、、シーラ航海士、、、感謝は貴方達に直接会って伝えてたい、、、」

ガルムカス八番艦艦長「よし、予定通り四艦で十番艦の状況を確認にいくぞ。」

ミルシュクア九番艦艦長「...ジェルミに辺境伯の監視を頼まれていが、辺境伯…なかなかの癖者のようだな、、、まあ、勝ち馬乗るのは悪くない。」


ミラド私掠船のマストにてエレンは異常波の第三波の観測を行なっていた。

そして第三波の特徴を予想し、思わずボヤいてしまった。

エレン「あっちゃー、運が悪いなー、第一波の再現だよー」

第三波の海流には魔獣の群れが紛れ込んでいた。

エレンはゾーマとケヴィンに連絡用金属管を通じて観測を報告した。

ゾーマ「かー、マジかよ!?

こっちは大型魔獣の拘束で動けないってのによ!」

ケヴィン「キャプテンとシーラは既に十番艦に乗船している。

我々だけで現場を判断するしかないぞ」

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