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三姉妹と未知の海洋  作者: SQUID MILL


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魔の海域攻略編後編 弍波到来③

シーラ「ミラド船長、戦術兵器保管庫に移動しましょう。

先程エレンがゾーマさんとケヴィンさんに戦術兵器の準備を促していました。

カルムさんにも船舶特別駆動装置の準備をさせています。

船長室で手をこまねいているより意志決定の材料が揃うでしょう。」

ミラド「...良かろう。」

ミラドとシーラは戦術兵器保管庫に急行した。

シーラ「どの様な判断材料をお聞きしたいですか?」

ミラド「...エレンが語っていたバァクシン派とは艦隊内でバァクシン商会の情報源をもとに行動している連中の事か?」


シーラ「ええ、エレンはアルグ海域航行後の各艦の観測情報や物資融通交流に積極的に乗り出し、その際の船員の挙動の特徴が2種に分類できると分析していました。

未知の航海に緊張するグループと情報を獲得して航海に挑むグループです。」

ミラド「...エレンは言語化が難しい特徴を上手く観察できるからな。

...情報源をバァクシンと予想しているのはカーラの父親の船団がお前達の村に滞在していた事が論拠か?」


シーラ「ええ、以前、カーラさんの権利を買い取る取引の際に提示した情報の一つとしてバァクシン商会のアルグ海域攻略の経歴を説明しましたね。

私たち姉妹はバァクシン商会がアルグ海域を攻略済みであるという情報を既に保有していました。

なのに、バァルジモア艦隊の未知のアルグ海域攻略の体裁の会議においてバァクシン商会系列の船長は何ら情報を提示せず、沈黙を守っていた。

それらの齟齬が私達がバァクシン派の存在仮説を立てるきっかけになりました。

私も先程知ったのですが、アナはその事実関係を裏付けるため、コネクションがあるカーター提督のもとへ単独で足を運んだのでしょう。」

ミラド「...艦隊のバァクシン派はどんな連中だと予想している?」


シーラ「仮説の根拠はエレンの観察になりますが、

まず、最高責任者のカーター提督の一番旗艦、

次に次席のカルドス二番艦艦長の二番艦、

そしてシルフィア皇女が艦長を務める三番艦、

最後に艦長の選出の順序では末席と予想されるアルマンディア十番艦艦長の十番艦です。」

ミラド「...提督にバァルジモア三大勢力の一つ軍事評議会の最大保守派の重鎮、そして皇族、、、

...十番艦艦長の情報が不足しているな、、、」

シーラ「ええ、ですが、艦隊が分断されている現状を鑑みて近隣の十番艦を分析すべきです。」


ミラドとシーラは戦術兵器保管庫に到着した。

ゾーマ「お頭!!待ち侘びましたぜ!!」

ミラド「...準備は出来ているか?」

ケヴィン「いつでも使用可能です。」

シーラ「七番艦の近況はどうですか?」

ケヴィン「膠着状態が続いている。戦艦の火力で葬りさりたいだろうがそれでは七番艦を吹き飛ばしてしまう。

かと言ってフリーゲートの火力では大型魔獣の再生能力が上回ってしまっている。」

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