魔の海域攻略編後編 幼少恋慕⑩
ミラド少年はベッドの上で目が覚めた。
目覚めは良く、今までの出来事が夢のようだった。
ミラド少年(そうか、夢か、、、)
ミシュラム「おや、目が覚めましたね。
おはようございます。」
ミシュラムは読みかけの本を閉じ、ベッドの隣の椅子に座りながらミラド少年に声をかけた。
ミラド少年(!!?夢じゃない!?)
ミシュラム「身体の具合はいかがですか。
即効性ですぐに分解される毒だったのですが、体調に違和感はありませんか。」
ミラド少年「!!エキドナさんはどうした!?無事なの!?」
ミシュラム「エキドナ様とはこれから合流いたします。
エキドナ様が無事かなどと心配するのはある意味無礼かも知れませんね。
それよりもこれからエキドナ様の気まぐれで殺されるかも知れない私を心配してもらいたいぐらいです。」
ミラド少年「!!!なんでお前の心配なんてしなきゃなんないんだ!!!」
ミシュラム「はは、ごもっともです。」
ミラド少年「...僕はエキドナさんの人質なのか?」
ミシュラム「とんでもない。私はエキドナ様の味方ですよ。
毒で倒れた貴方をこうして介抱して差し上げていることからも分かるでしょう。
私に敵対心はありません。」
ミラド少年「...あんた、頭がイカれているのか?
毒を撒いたのはそもそもアンタらだろう?」
ミシュラム「毒を撒く事と味方である事と敵対心が無い事は何ら矛盾はしませんよ。
何より、エキドナ様は納得されてこれからの予定に合意してくださっております。」
ミラド少年(...コイツ、イカれてる...)
ミシュラム「貴方はエキドナ様と一夜を過ごされた様ですね。
どの様な事を話されたのですか。
エキドナ様が到着されるまで些か時間がございます。
宜しかったら教えて頂けませんか。」
ミラド少年「...アンタがどれほどイカれているか測り知れないけど出会ってそうそう毒を撒く人間を信じれる訳ないだろ!」
ミシュラム「もっともですね。
では、私の身の丈話でもしましょう。
貴方は私を警戒なさっているようですが、何という事も無い、私もエキドナ様のファンの1人に過ぎませんよ。
貴方と同じ様にね。」
ミラド少年「!?」
ミラド少年(!!駄目だ!!エキドナさんが不利になるような事をうっかり喋ってしまうかも知れない!!コイツの話しを聴いちゃダメだ!!
...エキドナさんて他の人達から観てどんな印象なんだろう...)
ミラド少年「...アンタらはなんでエキドナさんを捕まえようとしているんだ?」
ミシュラム「有能だからです。
単なる美女ならば奴隷から用立てすれば良いですが、エキドナ様の様な方は違います。」
ミラド少年「...エキドナさんってどのぐらい有能なの?
魔女の中でも別格なの?」
ミシュラム「エキドナ様は私が知る限りドラゴンを倒せる無二の存在です。」
ミラド少年「え!?ド、ドラゴンを倒せる!?」
ミシュラム「はい、実際に撃ち倒す事が出来た事実があります。」




