魔の海域攻略編後編 幼少恋慕⑥
ミラド少年は話題を変えようとして、
ミラド少年「ぼ、僕にも魔術だったら使えるのかな?
魔術の施されたものってどんなものがあるの?」
エキドナ「どんなもの?うーん、有名なものはバァルジモアの皇位継承権者が承継する神器の一つ虹色艶って宝石かな?」
ミラド少年「バァルジモア!?すごく大きな国なんでしょ!?
その国の皇帝?の継承する宝石に魔術が施されているの?」
エキドナ「ああ、アルゴラ大陸の鉱山で取れる原石に術式を施せる職人が時間をかけて構築して作り上げるんだ。
アルゴラには似た宝石が結構あるけど、それらを知るほど虹色艶は別格だと分かるよ。」
ミラド少年「!!どんな宝石なの?」
エキドナ「んー、ミラド少年は虹を知ってるかい?」
ミラド少年「えーと、雨の後に見える色んな色をした橋みたいなものでしょう?」
エキドナ「色んな色って何色に見える?」
ミラド少年「んー、僕は4色かな?」
エキドナ「ふふ、正解は人それぞれさ。」
ミラド少年「え!?」
エキドナ「見える立ち位置によって色が違ったりするんだよ。
魔女や聖女、ドラゴンだとか色んな表現をするかも知れないけど本質的には同質かも知れない。」
ミラド少年「???エキドナさんってドラゴンなの?」
エキドナ「...違うよ。」
エキドナ「えーとね、魔力と言う尺度においては魔女も聖女もドラゴンも本質的な違いは無く、虹の色の様に虹を見る側の捉え方で色んな色に見えるって事かな。、、、抽象的過ぎるかな?」
ミラド少年「...エキドナさんが言うのだから、考えに裏付けられた事実?みたいなのがあるんだろうけど、、、
じゃあ、そのよくわからない事実が背景にあるとして、バァルジモアの偉い人達は虹色艶?を宝物として扱っているの?」
エキドナは頭を掻きながら、
エキドナ「いや〜、私の悪い癖が出たな。相手の理解を置き去りにして持論を語ってしまうなんて。
うん、じゃあ、なんでバァルジモアの権力者が虹色艶を皇帝の皇位継承に関連させたがるか、だな。」




