魔の海域攻略編後編 幼少恋慕③
ミラド少年「でもエキドナさんって僕のお母さんの憧れの人だと思うんだ。」
エキドナ「!?どういうこと?」
ミラド少年「エキドナさんは女性なのに1人で旅に出れるんでしょう?」
エキドナ「うん、まあね。私は基本的に一匹狼だよ。
まあ、必要に応じて仲間とつるんだりする社会性もあるけどね。」
ミラド少年「!!すごいよ!
魔法を使えると自由に世界を周れるね?」
エキドナ「魔法ばかりに頼ってたら私に自由なんてないさ。
今回みたく捕まったりするしね。
他にも必要な事がある。」
ミラド少年「!?それって何?」
エキドナ「私なりの表現になるけど知性と品性かな。」
ミラド少年「知性と品性?
頭が良いのは重要なのは分かるけど品性って何?」
エキドナ「うーん、まず先に頭が良いってどんな事かミラド少年なりに説明してみてよ。」
ミラド少年「えーとね、知識が沢山ある、だけだと不十分かな。本の内容が間違えてる事もあるし。
知性か、、、考えた事もなかったな。そんな質問も人生の生き方みたいなヤツも。」
エキドナ「その考える意識そのものが大切なのさ。」
エキドナ「...これは持論なるけどね、考えを始めるきっかけというものが人生には度々起こると私は考える。」
ミラド少年「...どんな時?」
エキドナ「奪われた時さ。」
ミラド少年「!?」
エキドナ「この奪われるという自覚はとても大切だよ。
何もしない王侯貴族や奴隷でさえそうだ。
奪われるという実感が無ければ考える事などできやしない。
逆に言えばね、奪われる者は全てを知る資格がある、とも言える。
...私は少なくともそう考えて生きてきた。」
ミラド少年「...エキドナさんはさっき僕からお母さんを奪った、って言っていたよね?」
エキドナ「...ああ、そうだね。」
ミラド少年「...それなのに何で僕に与えようとするの?」
エキドナ「...さあ?今の私にはこれしか出来ないからじゃないかな?」




