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三姉妹と未知の海洋  作者: SQUID MILL


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魔の海域攻略編後編 幼少恋慕①

ミラドは船長室で目が覚めた。

エレンが警告した波の後に訪れた衝撃に対応出来ずに頭などをぶつけて幾ばくか気を失っていたらしい。

それだけならまだしも、ミラドは何故か気が弱くなっていた。

ミラド(...俺は死ぬのか?

未知の海洋で命を落とすのか?

...嫌だ!死にたくない!まだ死ねない!まだ再会してないじゃないか!まだあの人に会えてないじゃないか!)



ミラド少年の目の前には炎が広がっていた。

ミラド少年はその意味がまだ理解出来ていなかった。

昼間に会話していた兵士達も従軍している別の兵士の家族達も皆地に伏しているのだろうか。

ミラド少年はその意味をまだ理解していなかった。


???「ん?生き残りかな?」


その女性は明らかに異様だった。

月明かりが差す真夜中に、軍隊と軍隊が仮設した集落が壊滅し、豪炎をあげている中、

全裸で魔獣でも繋ぎ止める為の頑丈な首輪と引きちぎられた鎖を首につけていた。

なのに女性の

肌や髪質は毎日手入れがされた貴族のように美しく整っていた。

???「ねえ、少年、女性用の衣服はあるかな?この通り服が無いんだ。

この際男物でもいいけど。」


ミラド少年は自分の死の危険より、知人の安否よりも、

目の前の女性を知りたいと思い、心のまま、女性に質問を投げかけた。

ミラド少年「お姉さんはなんで裸なの?」

???「え!?なんでって言われてもなあ〜、月の満ち欠けを見ると3日間ぐらいかな?

もう外しちゃったけど手足4本にも頑丈な鎖が繋がれていてね。

動けない状態で三日三晩焼かれ続けてね、まあ、服はその時燃えちゃったみたいだね。

で、力を取り戻したから鎖を引きちぎろうとしたら鎖が対魔力抵抗の技巧が施されていてね、手心をくわえられず、思いっきりやったら辺り一面燃えてたってわけ。

この説明でわかったかな?」

ミラド少年「...何言ってるのか全然わかんない。

そもそもお姉さんはなんでそんな目にあわなきゃならなかったの?」

???「え?私が魔女だからかな?多分。」


ミラド少年「...じゃあ、魔法とかも使えるの?」

???「うん。ほら。」

女性は手のひらに特技の一つでも見せるかのように炎を揺らめかせた。

ミラド少年「...お姉さんはなんで火傷とかしてないの?

...魔獣みたいに再生するの?」

???「...魔獣と比べられたくないけど、魔力の作用機序の引き合いに出す点では説明しやすいかな。

ん?君、鼻血でてない?」

ミラド少年は死の恐怖より、故郷を焼かれた悲しみより、

目の前の女性から生まれてくる感情の虜になった。

女性の一挙手一挙足がミラドの人生の美の基準となった。


ミラド少年「!!?と、とりあえずお姉さんの衣服になるものを探そうよ!身体に羽織る布でもいいからさ!」

???「ん〜あ、...すまないね、気を使わせてちゃって。

私もだんだんと恥ずかしくなってきたよ、はは、

兵士達に拷問や凌辱されてる時は何も感じなかったのにね、、、」

ミラド少年は兵士という単語に反応しながらもまずは女性の辱めを解消する事を優先した。

焼けただれた仮設住居には数々の死体が散乱していた。

ミラド少年の心には様々な感情が去来したが、それらを差し置いても女性の関心を優先した。

ミラド少年「!あった、ただの布切れだけどお姉さんの身体に纏えるよ!」

???「おお!ありがとう!

これで露出狂の痴女じゃなくなったな!」

布を纏った女性にミラド少年は質問した。

ミラド少年「...ねえ、お姉さんの名前はなんて言うの?」

???「私の名前?エキドナだけど。」

ミラド少年「エキドナ...魔女エキドナ...」

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