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三姉妹と未知の海洋  作者: SQUID MILL


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魔の海域攻略編後編 貴室密訪②

アナ「私以外にも少なくともシーラ姉ちゃんと妹のエレンは艦隊の行動の違和感に気づいている。

シーラ姉ちゃんはミルドランと商人の行動について、

エレンは艦隊の人間のリアクションが自信満々に目的地を目指しているグループと日々何が起こるか分からなくてストレスを溜め込んでいるグループが明確に分けられる事について、だ。

そこで私は違和感へのアプローチを変えてみたんだ。

この状況下でカーター提督は何をすべきなのか、てな。」

カーター提督「...ほう、私は何をすべきなのかね?」


アナ「私は提督が取るべき行動が3つあると考える。

まず第一はアルゴラ大陸への到達だ。この大前提が無きゃ次を語れ無い。

ミルドランが裏で足を引っ張っているだとか、商人の利害対立が、とか考えてもキリがねーからな。

この現場での最高責任者の取るべき行動を説明できねーとな、と私は考えたんだ。

アルゴラ大陸に到達できなきゃ極端な話、バァルジモアには帰れないだろ?」

カーター提督「...そうだな。」


アナ「それでだ、アルゴラ大陸に到達する目標がありながら最短の航行路と考えられる海域を避けて遠回りの航路を選択してる。

まあ、これは逆算すればすぐ答えが出るけどな。

つまり、ドラゴンと遭遇しない航路を選んだ事、その情報提供者がいる事、だ。

ドラゴンってのはモノの例えだけどな。」

カーター提督「...。」

カーターはアナに注がれた酒を飲み干す。

カーター「...無くなったぞ。」

アナ「あいよ。」

アナはカーター提督のグラスに酒を注ぐ。


アナ「つまり提督が取るべき行動の二つ目がドラゴンとの遭遇の回避になる。

当然だよなあ?これだけの艦隊を組んだのはドラゴンと戦う前提があったかも知れないが、ドラゴンとの遭遇を回避できるならわざわざ戦う理由が無いもんな。

情報源はヴァクシン商会か?」

カーター提督「!?」

アナ「ヴァクシン商会の商船が私達が住んでいた村に長期滞在してアルグ海域を攻略したことがあってな。

軍艦じゃなく商船で、だぜ?」


アナ「...ここまでだったら自分の船の測量室で海図を作成しながら考えられた事だ。

私は提督に質問しに来たのは提督がすべき三つ目の行動をしていないからだ。

...何故全艦長に危険海域や情報を共有しない?」

カーター提督「...。」

アナ「...艦長の何人かはある程度の情報を把握しているかも知れない。

だが、何故会議の場で情報を共有しない?」

カーター提督「...。」

アナ「...カーター提督が何もしない事に意味があるのか?」

カーター提督「...。」

アナ「...ずっとダンマリ決め込むつもりなら私がこの場で全裸になって提督に色仕掛けするぞ?」

アナはおもむろに自分の着衣を脱ぎ始める。

カーター提督「...お前は王古主義というものを知っているか?」

アナ「!?王古主義!?」

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