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三姉妹と未知の海洋  作者: SQUID MILL


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魔の海域攻略編後編 旧知新交①

定例会議が終了し、各自自分の船に戻る途中、シーラはミラドに不満をかかえていた。


シーラ「...何故あなたは会議で目立った発言もせずに私に辺境伯としてすべき行動を押し付けいたのですか?」

ミラド「優秀な航海士に全てを任せて問題無いと判断したからさ。」

シーラ「...現在の状況を理解されていますか?

魔の海域を今まさに航行し、巨大な魔獣にも遭遇している。

あなたは船長として辺境伯と相応しい振る舞いをすべきではないのですか?」

ミラド「君に任せた事で結果、多くの船長との交流が生まれた。

私の判断がそれでも間違っているかね?」

シーラは軽薄な笑顔を浮かべるミラドに苛立っている。

その場面に自分達の艦船に戻ろうとしていたマルスとアリウスが現れる。


マルス六番艦艦長「おいおい、こんな目立つ所で痴話喧嘩か?

自分達の船でやってくれないか。」

アリウス七番艦艦長「辺境伯とシーラ航海士でしたね。

どうされましたか?」


シーラ「これはマルス艦長とアリウス艦長、お見苦しい所をお見せしました。」

ミラド「私のクルーと些細な事で足を止めてしまっているところです。

先程の魔獣討伐は見事でした。

どの様にすれば仲間と上手く連携が取れるのでしょうかねえ?」


シーラはますます苛立ちを募らせる。

マルスとアリウスは互いに顔を合わせて、

マルス六番艦艦長「アンタら自分の船に戻る所だろ。途中まで一緒にどうだ?」

アリウス七番艦艦長「2人の痴話喧嘩の内容を聞いてみたいですね。」


4人は船間連絡用小型艇に乗り込んだ。

マルス六番艦艦長「六番艦と七番艦、そして辺境伯の私掠船まで頼む。」

小型艇船員「かしこまりました。」


アリウス七番艦艦長「各々の船に到着するまで時間があります。せっかくなのでお互いを知り合いませんか?

多少の質問に答えますよ。」


シーラはミラドの顔を覗きみたが、なんと言うかだらしない。これがあのミラド船長か?

仕方ないのでシーラは話題を切り出した。


シーラ「では、恐悦ながら、マルス艦長とアリウス艦長は仲がよろしいようですね。会議の後の疲れてる時にも一緒にいらっしゃるぐらいに。」

マルス六番艦艦長「コイツとは腐れ縁だよ。海軍士官学校からのな。

自分の親より一緒に過ごす時間が長いからな。

いきなり俺はお前と同じ派閥だから仲良くしようぜ、って言われるよりは信用できるかな。」

シーラ「まあ、素晴らしい。馴染み同士が揃って艦長になって大型の魔獣討伐をやってのけるだなんて。」

アリウス七番艦艦長「艦艦長同士の連携は出来る前提でこの組織は構成されていますからね。

あまり話さないけど八番艦のガルムカス艦長とも当然今回と同じ連携が取れます。」


シーラ「戦艦の大口径砲撃の波状攻撃による魔獣の再生反応を上回る大火力での討伐ですね。

バァルジモアの過去最大級の戦艦損害を出した魔獣も、それを上回る魔獣の討伐をも可能とする作戦ですね。」

アリウス七番艦艦長「その通りです!バァルジモアの魔獣観察記録でも読まれたのですか!?」

マルス六番艦艦長「...あんた役割は航海士だよな?」

ミラド「...。」

シーラ「しかし、この作戦は2つのリスクを勘案しなければならないと考えられます。」

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