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三姉妹と未知の海洋  作者: SQUID MILL


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魔の海域攻略編中編 艦隊会議②

アナはバァルジモアの船員に案内されカーター提督の私室を訪ねる。


アナはドアをノックする。

カーター提督「...入れ。」

アナ「あ、あのー呼ばれてきました、、、」

カーター提督「...座れ。」


アナは椅子に座ると、

アナ「あ、あのー提督って私みたいなのがお好みなんでしょうか?」

カーター提督「...私が海軍士官学校で教官をしていた頃、問題児がいてな。

いつも周りの人間と衝突していた。」

アナ「?」


カーター提督「...その問題児は座学では優秀な成績をのこし、

氷山回避ルートの選定や物資の効率的な輸送や配置といった実技でも、採点官が唖然とするような独自の選択をし、結果高い成績を収めてきた。

だがその問題児は高官試験を受ける事さえ認められなかった。

...何故か分かるかね?」

アナ「...私の経験から言わせてもらうとその問題児を自分達の組織に組み込むのが怖かったんだろうな。」

カーター提督「...。」


アナ「優秀なヤツってのはそりゃ誰だって欲しがると思うよ。

ましてや海軍を養成する学校まで作るんだからな。

みんなから認められる人材を是非ウチの組織へ、ってのが世の中の常だと思う。

でも提督の言う問題児ってのは物差しで上手く測れないだろうな。期待は誰でもするだろうけど組織を管理する人間にしたら失敗した時のリスクが気が気じゃ無いだろうしな。

あとバァルジモアってめちゃ保守的なんだろう?王古主義だっけ?

じゃあ、問題児の居場所は無いんじゃないかな?ま、私は会ってみたいけど。」

カーター提督「...。」


カーター提督「...アナ、君が先程の定例会議で主張していた緊急時の指揮権の譲渡だが、バァルジモア艦隊としては認める事は出来ない。」

アナ「〜!ま!それが常識的な判断ですよね!?」

カーター提督「...バァルジモア艦隊の規律を乱す事は一切認める事は出来ない。

...が部外者である君達の行動をいちいち咎めたりはしない。」

アナ「え!?じゃあ、私達が勝手にバァルジモアの物資を使っても?」

カーター提督「!!?...他の高官の目もある。

...程々にな...」


アナ「そろそろ戻らないと。うちの船長私の命の心配してたぜ。なんせカーター提督に呼び出されたからな。」

カーター提督「...はは、だろうな。」

カーター提督は紙にメモを書いてアナぬ渡す。

カーター提督「...通信官に連絡する時の合図だ。

たまには、私に顔を見せに来い。」

アナ「ははは、何だカーター提督も女に愚痴を聴いて貰いたいタイプか!」

カーター提督「...たまにはな。」

アナ「へへ、じゃあ今度はお酌をしてやるよ。一緒に飲もうぜ!」

カーター提督「...バァルジモアの酒は強いぞ。」

アナはカーター提督と積極的に交流しており、アナは度々カーターの部屋で酔い潰れてカーターを困らせます。

生涯独身のカーターにとってアナは、

思い人であり、娘であり、孫であり、問題児であり、戦友でもあり、人生で置き去りにした感情を全て想い起こさせる存在です。

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