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三姉妹と未知の海洋  作者: SQUID MILL


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魔の海域攻略編中編 艦隊会議①

場面は変わり、バァルジモア艦隊艦長定例会議。

バァルジモア艦隊の各艦長及び上級指揮官がカーター提督を囲み、情報を共有し、今後の方針を話し合う。

その会議にミラドとアナは参加していた。


アナ「!!!この艦隊が機械の歯車の様に正確に機能している、

その中心があのじーちゃんか!?」

アナはカーター提督と目が合う。

カーター提督「...眼鏡をかけている君、ミラド船の航海士かね?」

アナ「は、はい。アナスタシア・シュトラバルツって言います。

長ったらしいからアナでいいですよ。」

カーター提督「...シュトラバルツ。」

ミラド「...。」

カーター「...航海士だと名乗るなら存分にやりたまえ。

...無能ならば海に叩きつけるがね。」

アナ「は、はい、承知しました。」



会議では各々の艦長が今後の方針を主張した。

艦長「この海には忌々しき氷山が無く、視界が広く取れる。

ならばこそ、艦隊の索敵範囲を拡大し、情報を広く拾っていくべきだ。

アルゴラ大陸に到達するだけでは無無く、最良の航路の開拓も我らの使命である筈だ。」

艦長「貴殿の仰る事はもっともだ。しかし、海の魔獣に遭遇する配慮を怠ってはなるまい。

バァルジモアの最悪のケースでは軍艦5隻を沈めらた前例がある。」


会議では正論が正論を塗り潰し合い、まとまった結論に辿りつかない。

疲れ果てた艦長の1人が何気なくアナに話しかけてきた。

艦長「如何かな?女性航海士殿。

貴方も議論に参加なされては?」

アナ「うーん、情報を得る為に艦隊の領域を広げる、魔獣を倒すために、艦隊を密集させる。

どっちも正しくてさ、どっちもあり得るんだろうけど、重要なのは両方の可能性プラス予想外の事態になった時に立て直せる余力じゃないかな?」

カーター提督「...具体的には何だ?」


アナ「うーん、緊急事にはウチの船に指揮権を譲渡するとか?」

カーター提督「...。」

ミラド「...。」

艦長「...面白い意見ではある。

確かに貴方がたは我々と対等な立場にあるが、指揮権の譲渡とは...些か立場をわきまえてないのではないかな?」


アナ「私は別に威張る為に指揮権を求めているんじゃ無い。

魔の海域で生き残る為に主張してるんだ。

魔獣や海流だけじゃなくてあんたらが毛嫌いしている氷山がいきなり現れるかもしれないんだぞ!?

目の前で起きていることに柔軟に対応しなきゃ生き残れ無いだろ!」

場は騒然となる。

カーター提督「...今日はこれ以上話しが進まんな。

...解散する。

...アナ...だったな。後で私の部屋に来い。」

ミラドに確認の目線をやりながら、

カーター提督「...よろしいですかな?」

ミラド「...ご自由に...」

アナ「え?どういう事?」

ミラド「...後で俺に報告しろ。

...生きて帰れたらな。」

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