魔の海域攻略編中編 悪童訪問⑦
カルム「アルゴラ大陸で入手した僅かばかりの思い出の品の1つです。
みての通り、すでに時は刻んでおりません。
この品は複雑な部品が組み合わさり作動する仕組みとなっており、凡夫の私には直す事は叶いません。
しかし、あるいは時計に対する夢や日夜を惜しまない情熱をもつ職人ならばあるいは、と考えております。」
フィリップス団長「!!私に、カーネル騎士団にこの時刻計を預けるというのか!?」
カルム「人にはそれぞれ役割と言うものが御座いましょう。」
シーラは状況を観察していた。
フィリップス団長ばかりでなく、狂犬と呼ばれているジェルミも沈黙をたずさえてミラド一行を評価しているようだ。
シーラは考えていた、もう一つの切り札を今開示すべきか、と。
シュトラバルツのカードは最高のタイミングで切れたと言える。
だがもう一つはどうだろう。
シーラ自身まだ把握していない情報を前提でカードを切るべきかどうか。
シーラ「フィリップス団長、本日は宴を催して頂き誠に有難うございます。」
フィリップス団長「いやいや、実りがあったのは此方だよ。
ミラド船長にも是非会いたいものだ。」
シーラ「実はミラド船長から伝言を賜っております。」
ジェルミ「...。」
フィリップス団長「ほう、何かね?」
シーラ「同盟関係の締結についてです。」
フィリップス団長「...ミラド船長とかね?」
シーラ「いいえ、辺境伯との同盟です。」
フィリップス団長「!!!辺境伯とだと!?」
ジェルミ「!!?」
カーラ「...。」
ケヴィン「...。」
カルム「...。」




