魔の海域攻略編後編 一波万波③
ジェルミ「…」
宴会が盛り上がりを見せる中で、宴会の主役であるジェルミは突然冷静に真顔になった。
ジェルミ(…何だ?…海か?…)
船員「ジェルミ船長!例の貴族が兵隊を丸ごと寄贈してきやした!いろんなとこの手形も一緒にですぜ!」
カーラ「!?バァクシン商会のもあるじゃない!!この辺では御法度のはず…裏帳簿がかなりあるわね…
ミルドラン中央政府に相当不満があったようね。」
船員「はは!それが丸ごとウチの傘下になるんでしょ?
飛ぶ鳥を落とす勢いってヤツだ!」
カーラ「…は〜,簡単に言わないで、事実確認するのは私なんだから…
また睡眠時間が減るわ…」
船員「ははは!じゃあ、姉さんに苦労を押し付けて俺たちは酒でも飲みますか!船長!」
ジェルミ「…お前らだけでやってろ」
ジェルミは突然、外に出て行った。
船員「お、俺、なんか変な事言いましたかね?」
カーラ「?」
ジェルミは海岸に出て海原にめを泳がせていた。
ジェルミ「…」
カーラ「ジェルミ!アナタこんなところで何やってるのよ!
この宴が重要なのはわかってるでしょう!?
もうすぐミルドランを暴れ回った大物と同じ席で飲み交わすのよ!?
相手は建前はアナタの傘下に入りたいなんて言ってるけど、下手したら宴の場が戦場になるわよ!?わかってるの!?」
ジェルミ「…」
カーラ「…アナタの気まぐれはいつもの事だけど、アナタなりの理由があるんでしょ?
…どうしたのよ?まさかホームシックじゃないわよね?」
ジェルミ「…ああ、一度バァルジモアに帰ってみたほうがいいかもな。」
カーラ「へ!?」
カーラ「アナタね!?今アナタが置かれてる立場をちゃんとわかってるの!?
ミルドラン中央政府が本腰でアナタを討伐しようとしてるのよ!?
その状況でバァルジモアを引っ掻き回すつもり!?
敵を増やすにしても大国を2国同時に相手するなんて無茶よ!?」
ジェルミ「…今、起こっている状態を説明出来ないのは不味い…
…対策が後手に回れば取り返しがつかなくなる。」
カーラ「…バァルジモアで暴れたいんじゃなくて、情報が欲しい、そういう事ね?」




