帝国の腕はいつも悩む
俺の名はタウバル。帝国の執政官だ。ホーク辺境伯領とかいう田舎に特使として着任することになったんだが、どうも色々と一筋縄ではいかないみたいだ。だいたいどうしてここは帝国と王国の共同統治ってことになってるんだ? 話がややこしいだけじゃないか。フィリオナ伯爵というのは王国きっての名家らしいんだが、そこのお嬢ちゃんも何かと俺に張り合ってきて面倒で仕方がない。聖王国の騎士を名乗る娘も、なんだかワケありみたいだし……。仲良くしてみたい女の子もいるんだが、その子は仮面で顔を隠して見せてくれない。とにかく散々な目に会うような予感しかしない。前任者曰く、ここは俺の将来にとって重要な地になるらしいんだが……また俺を騙して、厄介事を片付けさせようとしているだけなんじゃないか? 勘弁して欲しいんだがな。
※このお話は『彼女は七回戦った』の後日譚です。前作を読まなくても大丈夫ですが、ご興味があればそちらもどうぞ。
※このお話は『彼女は七回戦った』の後日譚です。前作を読まなくても大丈夫ですが、ご興味があればそちらもどうぞ。
プロローグ
プロローグ
2014/08/12 00:30
(改)
第一章 帝国の腕
黒巫女
2014/08/20 00:13
帝圏
2014/08/24 23:34
巫女の術
2014/08/30 23:49
着任披露
2014/09/08 00:12
お嬢
2014/09/15 23:21
特使
2014/09/28 23:57
一番弓
2014/10/06 22:31
白仮面
2014/10/13 01:04
(改)
騎士
2014/10/21 00:37
氷剣
2014/10/27 01:01
雷槌
2014/11/03 22:52
罪土
2014/11/10 00:20
決着
2014/11/17 00:30
祝福
2014/11/24 23:17
新生活
2014/11/29 21:40
第二章 湖の町
朝食
2014/12/14 02:21
帝国の頭
2014/12/29 02:05
辺境伯領
2015/01/07 21:27
ラヴィ
2015/01/13 00:07
憧れ
2015/01/25 23:44
(改)
凍結
2015/02/12 01:00
母の記憶
2015/03/01 01:43
暖炉
2015/03/08 23:51