8月6日(トーナメント)
8月6日のトーナメントラウンド16、つまり1回戦を、サウス4位の広島はピースナイターとして開催した。この世界でも広島には原子爆弾が投下されていたようだ。選手は全員、背番号86のユニフォームを着用し、試合前には1分間の黙祷が実施された。
試合についてはノース1位の仙台に0対6と完敗。サウスは高松と福岡も敗れ、勝ち残ったのは早くも岡山ただ1チームのみとなってしまった。勝った岡山は次回の準々決勝でイースト1位の東京と対戦する。
ところで、5日の京都対高松が7回で試合終了になっていたことに気づいた方はいただろうか。京都が雨だったために途中で打ち切られたわけではない。実は、この世界のプロ野球では興醒め防止を主目的として、10点以上の差が開いたときはコールドゲームとなるルールが導入されているのだ。元の世界のプロ野球には、点差によるコールドゲームは存在しない。
コールドゲームの恩恵は一方的な試合で弛んでしまうのを防ぐだけではないようだ。様々なサイトや動画が解説するところによると、早々に試合を終わらせられることによるスタミナ温存や、8点差・9点差からのビハインド側の粘り、試合の大勢が決しても「コールドゲームを見られるかもしれない」というファンへの新たな観戦価値の提供など、コールド制導入によって得られるメリットは複数存在するらしい。
ただ、コールド制には廃止を求める意見も存在する。選手の個人タイトルとなる安打数、ホームラン数などは、むしろコールド試合を減らして多く打席に立つほうが有利だ。投手のタイトルも同じで、登板回数や投球イニング数は多ければ多いほど三振をとる機会が増える。せっかく圧勝していて個人成績を伸ばすチャンスなのに「そこまで」と審判に止められては、選手からすればそれこそ興醒めだろう。
それに「7点ビハインドになったら、打者6人に連続敬遠して試合を終わらせ、スタミナを温存するほうがマシだ」と解説するプロ野球OBもいる。現にチームを指揮する監督がそう言ったという話はさすがに聞かないが、もし途中で目の前の試合を諦めて早期終了に舵を取り、明日の試合に向けて温存する作戦を取ろうとするチームがあるのなら、むしろプロ野球にとって良くないことではないだろうか。
私はこの世界に迷い込んで以来、よく「井の中の蛙大海を知らず」という言葉を思い起こしている。プロ野球をはじめ、当たり前だと信じて疑わなかったものが異なる世界に、いま私はいるのだと実感させられることが多い。どちらが良い悪いということは本当はないのだろうが、そこまで聡くない私は、どうしても比較してしまうのだ。
札幌 vs 岡山 トーナメントラウンド16
(エスコンフィールド)18:00
岡山 /030 000 023/8
札幌 /301 000 210/7
埼玉 vs 高松 トーナメントラウンド16
(ベルーナドーム)18:00
高松 /001 000 520/8
埼玉 /102 201 03X/9
東京 vs 京都 トーナメントラウンド16
(東京ドーム)18:00
京都 /010 002 020/5
東京 /100 031 001x/6
横浜 vs 神戸 トーナメントラウンド16
(横浜スタジアム)17:45
神戸 /100 010 003/5
横浜 /020 000 000/2
名古屋 vs 千葉 トーナメントラウンド16
(ナゴヤドーム)18:00
千葉 /300 000 000/3
名古屋/000 020 000/2
大阪 vs 静岡 トーナメントラウンド16
(京セラドーム)18:00
静岡 /000 030 000/3
大阪 /100 020 01X/4
広島 vs 仙台 トーナメントラウンド16
(マツダスタジアム)18:00
仙台 /010 140 000/6
広島 /000 000 000/0
福岡 vs 新潟 トーナメントラウンド16
(みずほPayPayドーム)18:00
新潟 /700 001 000/8
福岡 /001 000 003/4
[ノース]
1/仙台/5勝0分1敗/.833/-
2/新潟/3勝0分3敗/.500/2.0
3/埼玉/2勝0分4敗/.333/3.0
4/札幌/0勝0分6敗/.000/5.0
[イースト]
1/東京/6勝0分0敗/1.000/-
2/千葉/4勝0分2敗/.667/2.0
3/横浜/3勝0分3敗/.500/3.0
4/静岡/2勝0分4敗/.333/4.0
[ウエスト]
1/神戸/4勝0分2敗/.667/-
2/大阪/3勝1分2敗/.600/0.5
3/京都/2勝1分3敗/.400/1.5
4/名古屋/2勝0分4敗/.333/2.0
[サウス]
1/岡山/4勝0分2敗/.667/-
2/高松/3勝0分3敗/.500/1.0
2/福岡/3勝0分3敗/.500/1.0
4/広島/1勝0分5敗/.167/3.0
[トーナメント]
札幌 ┐
岡山 ┐
岡山 ┘ |
┐
東京 ┐ | |
東京 ┘ |
京都 ┘ |
┐
新潟 ┐ | |
新潟 ┐ | |
福岡 ┘ | | |
┘ |
千葉 ┐ | |
千葉 ┘ |
名古屋┘ |
埼玉 ┐ |
埼玉 ┐ |
高松 ┘ | |
┐ |
横浜 ┐ | | |
神戸 ┘ | |
神戸 ┘ | |
┘
仙台 ┐ |
仙台 ┐ |
広島 ┘ | |
┘
静岡 ┐ |
大阪 ┘
大阪 ┘




