8月7日(レギュラーシーズン)
開幕からちょうど1週間。インターリーグとトーナメントの3日間を挟んで、またレギュラーシーズンの3連戦が始まった。開幕3連戦でホームだった球団はいずれもビジターとなる。
私は開幕7連勝のかかる東京の試合を配信で視聴したが、観戦すべきはハードオフスタジアムでのノース・新潟対札幌だった。ドラマは9回表、札幌が3点を奪って4対4の同点とし、なおも2塁に走者がいる絶好期。イーストの東京とは対照に開幕以来泥沼の6連敗を喫していた札幌が、とうとう勝利を掴むのかと思われた。
ところが札幌の打者は勝ち越しの走者をホームまで還すことができず、凡退。その裏、今季初登板となったベテラン投手がフォアボール、バント、ヒットで1アウト1、3塁のピンチを招く。新潟の打者は4番。2ストライクまで追い込んだものの、甘く入った4球目をバックスクリーンに運ばれた。けさのニュースでは、敗れた札幌の監督は「明日も明後日も試合は続くので、切り替えてまた準備していく」と語った。
そう、連戦はまだ続くのだ。元の世界では、雨天中止が多いシーズンの終盤などといった一部を除き、6連戦すれば移動日と呼ばれる休みを1日挟むのが普通だった。それがこの世界では、シーズン中に移動日を挟まず、最後まで各球団が試合をし続けるのである。
今シーズンは同じ地区の球団とホーム・ビジターともに3試合を行う。6試合を3球団と争うので、18試合。インターリーグ8試合を足すと26試合だ。トーナメントは勝ち上がるステージによって異なるが、決勝まで進めば4試合追加。総計最大30試合を移動日なしで戦い、各地区で優勝チームを決める。地区優勝した4球団は8月31日に設定された休養日を挟み、9月1日からのプレーオフで日本一を争うレギュレーションだ。
8月の炎天下、30日間も休みなしで戦えるものか、と感じた方も多いだろう。屋外球場も多いため、日程通りに進まないのではと危惧する声も画面を通して聞こえてきそうだ。私は、少なくとも高温や荒天といった気候の不可抗力による試合中止・シーズンの遅延が起こることを微塵も予想していない。そのようなことは恐らく起こらないだろう。3年前からずっと、この世界で天候によって試合が中止になったことは一度もないのだ。
この世界の最大の特徴を語ろう。実は、厳密に言えば「プロ野球」のリーグ戦は今年2月末にも開幕している。しかし、それは元の世界での話。元の世界では暑さ対策のため、8月の1ヶ月間を丸ごとサマーブレイクとして休みにしているのだ。しかし、夏休みという貴重な期間で試合を開催できないのはもったいない。そのため、サマーブレイク期間中だけバーチャル空間に移り、短いペナントレースを行うようになったのだ。その名も「サマーブレイク・ベースボールリーグ」。
仙台 vs 埼玉 ノース1回戦
(楽天モバイルパーク)14:00
埼玉 /000 011 000/2
仙台 /000 000 000/0
新潟 vs 札幌 ノース1回戦
(ハードオフスタジアム)18:00
札幌 /100 000 003/4
新潟 /020 000 023x/7
千葉 vs 東京 イースト1回戦
(ZOZOマリンスタジアム)18:15
東京 /002 000 101/4
千葉 /020 010 000/3
静岡 vs 横浜 イースト1回戦
(静岡草薙球場)18:00
横浜 /100 000 010/2
静岡 /000 000 000/0
京都 vs 名古屋 ウエスト1回戦
(わかさスタジアム)18:00
名古屋/000 100 020/3
京都 /000 000 000/0
神戸 vs 大阪 ウエスト1回戦
(ほっともっとフィールド)18:00
大阪 /401 010 000/6
神戸 /000 002 001/3
岡山 vs 福岡 サウス1回戦
(マスカットスタジアム)18:00
福岡 /400 002 002/8
岡山 /220 000 002/6
高松 vs 広島 サウス1回戦
(レクザムスタジアム)18:00
広島 /101 202 020/8
高松 /000 300 100/4
[ノース]
1/仙台/5勝0分2敗/.714/-
2/新潟/4勝0分3敗/.571/1.0
3/埼玉/3勝0分4敗/.429/2.0
4/札幌/0勝0分7敗/.000/5.0
[イースト]
1/東京/7勝0分0敗/1.000/-
2/千葉/4勝0分3敗/.571/3.0
2/横浜/4勝0分3敗/.571/3.0
4/静岡/2勝0分5敗/.286/5.0
[ウエスト]
1/大阪/4勝1分2敗/.667/-
2/神戸/4勝0分3敗/.571/0.5
3/名古屋/3勝0分4敗/.429/1.5
4/京都/2勝1分4敗/.333/2.0
[サウス]
1/岡山/4勝0分3敗/.571/-
1/福岡/4勝0分3敗/.571/-
3/高松/3勝0分4敗/.429/1.0
4/広島/2勝0分5敗/.286/2.0




