8月4日(インターリーグ)
きのう4日の試合をもって、開幕以来の無敗を貫いているのは東京のみとなった。反対に開幕から未だ勝利がない球団としては、札幌と広島の2つが残っている。無敗の東京は3回表、4番の3ランホームランで先制。投げては先発投手が8回2失点の好投を演じた。
他球場の試合を見ると、なんと東京のゲームを含む全8試合中3試合が完封で決着している。なかでも埼玉は、静岡を相手にあと2人でノーヒットノーランというところまで追い詰められる有り様。開幕3連戦では調子のよかった各球団の3番、4番、5番たちが、対戦相手が変わったこともあってか、揃って凡打を重ねた。
「3番、4番、5番」と、この打順を並べる書き方を、私は2日続けて採用した。どうやらこの世界には、この3人をまとめて「クリーンナップ」または「クリーンアップ」と呼ぶ風習がないようだ。インターネットで調べても「クリーンナップ」が日本で使われ始めた理由は不明だったので、歴史上のどこかで分岐したものと思われる。
野球用語に違いがみられることに気づいたのは、私がこの世界に来て1ヶ月ほど経った頃だった。実況アナウンサーが9回に登板し、3者凡退に抑えた投手を「今シーズンからシャッターを任されることになりましたが、申し分ない投球を見せてくれました」と称えたのである。
9回に登板し、試合を締めくくる投手のことは「抑え」または「クローザー」と呼ぶはずだが、この世界では「シャッター」と呼ぶのではないか。そう考えて調べると、投手の「先発」「中継ぎ」「抑え」をそれぞれ「ファースター」「インパクター」「シャッター」と呼ぶこともあるらしいということがわかった。
さらに調べていくうちに、2リーグ制でないことや指名打者制が存在しないことも判明。細かい点で野球文化に違いを見出すことができた。この頃にはカップ麺のパッケージデザインの差異や、世界の首脳の顔ぶれの違いにも気づくようになっていた。
そしてもうひとつ、この世界のプロ野球のカレンダーが、非常に独特なつくりをしていることにも気づかされる。この世界に来て1年目にはシーズンのつくりが大きく違うことに気づいたし、2年目となる昨年はそのカレンダーで1シーズンをまるまる追いかけた。大きな特徴のひとつは、以下の試合結果一覧と順位表にも現れている。
札幌 vs 千葉 インターリーグ1回戦
(エスコンフィールド)18:00
千葉 /100 400 000/5
札幌 /000 000 000/0
仙台 vs 東京 インターリーグ1回戦
(楽天モバイルパーク)18:00
東京 /003 100 000/4
仙台 /000 000 020/2
新潟 vs 横浜 インターリーグ1回戦
(ハードオフスタジアム)18:00
横浜 /030 020 001/6
新潟 /000 100 103/5
埼玉 vs 静岡 インターリーグ1回戦
(ベルーナドーム)18:00
静岡 /031 000 001/5
埼玉 /000 000 000/0
名古屋 vs 岡山 インターリーグ1回戦
(ナゴヤドーム)18:00
岡山 /000 001 000/1
名古屋/002 011 01X/5
京都 vs 広島 インターリーグ1回戦
(わかさスタジアム)18:00
広島 /100 200 002/5
京都 /200 410 10X/8
大阪 vs 高松 インターリーグ1回戦
(京セラドーム)18:00
高松 /000 000 110/2
大阪 /000 010 20X/3
神戸 vs 福岡 インターリーグ1回戦
(ほっともっとフィールド)18:00
福岡 /210 010 000/4
神戸 /000 000 000/0
[ノース]
1/仙台/3勝0分1敗/.750/-
2/新潟/2勝0分2敗/.500/1.0
3/埼玉/1勝0分3敗/.250/2.0
4/札幌/0勝0分4敗/.000/3.0
[イースト]
1/東京/4勝0分0敗/1.000/-
2/横浜/3勝0分1敗/.750/1.0
3/千葉/2勝0分2敗/.500/2.0
4/静岡/1勝0分3敗/.250/3.0
[ウエスト]
1/京都/2勝1分1敗/.667/-
1/大阪/2勝1分1敗/.667/-
3/神戸/2勝0分2敗/.500/0.5
4/名古屋/2勝0分2敗/.500/0.5
[サウス]
1/岡山/3勝0分1敗/.750/-
2/高松/2勝0分2敗/.500/1.0
2/福岡/2勝0分2敗/.500/1.0
4/広島/0勝0分4敗/.000/3.0
[インターリーグ ノース&イースト]
1/千葉/1勝0分0敗/1.000/-
1/東京/1勝0分0敗/1.000/-
1/横浜/1勝0分0敗/1.000/-
1/静岡/1勝0分0敗/1.000/-
5/札幌/0勝0分1敗/.000/1.0
5/仙台/0勝0分1敗/.000/1.0
5/新潟/0勝0分1敗/.000/1.0
5/埼玉/0勝0分1敗/.000/1.0
[インターリーグ ウエスト&サウス]
1/名古屋/1勝0分0敗/1.000/-
1/京都/1勝0分0敗/1.000/-
1/大阪/1勝0分0敗/1.000/-
1/福岡/1勝0分0敗/1.000/-
5/神戸/0勝0分1敗/.000/1.0
5/岡山/0勝0分1敗/.000/1.0
5/広島/0勝0分1敗/.000/1.0
5/高松/0勝0分1敗/.000/1.0




