8月20日(レギュラーシーズン)
30試合というのは、おもしろい数だ。この世界でのプロ野球のレギュラーシーズンがたった30試合と最初に知ったときには短すぎると思ったが、今ではサマーブレイク中の特別大会としては絶妙な試合数だと感じている。
野球は、どんなに弱いチームでも3割は勝てるスポーツだ。私の幼い頃、母がそう言っていた。30試合を勝率3割ぴったりで戦ったとすると9勝21敗。実際には3割ちょうどよりは高い勝率になることが多いので、どこのチームもおおよそ10勝はできる計算だ。今シーズンもほぼすべての球団が10勝に達し、または10勝達成の見込みを立て、そこから先をどれだけ積み上げられるかを競う段階に入っている。
ところが、この10勝というスタートラインに立つのが遅れてしまった球団もある。札幌だ。開幕7連敗が尾を引き、未だに勝率3割へ届かない。計算上は優勝の可能性を残しているが、ここから首位に立つのは難しいだろう。
しかし、だからといって札幌はシーズンを投げ出してはいない。首位・仙台のホームに乗り込んでの3連戦2試合目、札幌は連続タイムリーとツーランホームランにより6回表の1イニングだけで6点を獲得。守備の面でも投手の制球と内野陣の連携が光り、仙台打線に3塁を踏ませなかった。これで札幌はカード連勝。
ウエストに目を向けると、デッドヒートを繰り広げる神戸と大阪に、京都と名古屋が置いて行かれている。きのうの試合では下位2球団がともに勝利し、着実にゲーム差を縮めた。イーストでも首位を明け渡した東京はぴったり横浜の背後につき、サウスもまだどの球団が飛び出すかわからない。ここ3年で最も混戦のペナントレース……いや、レギュラーシーズンとなりそうだ。
レギュラーシーズンで地区優勝すれば優勝旗が授与されるのだが、横長の四角形であってペナント型ではない。なので私はペナントレースという言葉をこのリーグには適用したくないのだが、市井ではインターリーグやトーナメントも含めたレギュラーシーズン全体のことをペナントレースと呼んでいる。実際に授与されるものがペナントかどうかは、無関係のようだ。
仙台 vs 札幌 ノース5回戦
(楽天モバイルパーク)18:00
札幌 /000 006 000/6
仙台 /000 000 000/0
新潟 vs 埼玉 ノース5回戦
(ハードオフスタジアム)18:00
埼玉 /000 006 320/11
新潟 /020 000 040/6
千葉 vs 横浜 イースト5回戦
(ZOZOマリンスタジアム)18:00
横浜 /002 414/11
千葉 /000 000/0
静岡 vs 東京 イースト5回戦
(静岡草薙球場)18:00
東京 /001 000 101 6/9
静岡 /000 003 000 0/3
京都 vs 大阪 ウエスト5回戦
(わかさスタジアム)18:00
大阪 /010 000 000/1
京都 /030 000 01X/4
神戸 vs 名古屋 ウエスト5回戦
(ほっともっとフィールド)18:00
名古屋/200 000 010/3
神戸 /000 010 100/2
岡山 vs 広島 サウス5回戦
(マスカットスタジアム)18:00
広島 /000 000 000/0
岡山 /000 000 100/1
高松 vs 福岡 サウス5回戦
(レクザムスタジアム)18:00
福岡 /020 000 300/5
高松 /100 001 31X/6
[ノース]
1/仙台/12勝0分7敗/.632/-
2/新潟/9勝0分10敗/.474/3.0
3/埼玉/7勝1分11敗/.389/4.5
4/札幌/5勝1分12敗/.294/6.0
[イースト]
1/横浜/11勝0分7敗/.611/-
2/東京/11勝0分8敗/.579/0.5
3/静岡/9勝0分9敗/.500/2.0
4/千葉/9勝0分11敗/.450/3.0
[ウエスト]
1/神戸/12勝0分8敗/.600/-
2/大阪/10勝1分9敗/.526/1.5
3/京都/6勝1分11敗/.353/4.5
4/名古屋/6勝0分12敗/.333/5.0
[サウス]
1/福岡/12勝0分6敗/.667/-
2/岡山/11勝0分9敗/.550/2.0
3/広島/9勝0分9敗/.500/3.0
3/高松/9勝0分9敗/.500/3.0




