8月19日(レギュラーシーズン)
同地区同士の6回総当たり戦は、後半戦が始まった。インターリーグとトーナメントをやや早めに消化することで、それらカップ戦の盛り上がりと地区優勝の盛り上がりが別れるようにしているのだろう。
ノースでは仙台が敗れ、新潟が勝ったことにより、新潟が自力で仙台に追いつく可能性を復活させた。これにより、仙台の地区優勝マジックは一旦消滅。かすかながらも、新潟にとっては希望をつなぐ一勝となった。シーズンはトーナメント決勝を除き、残り10試合。まだ優勝の可能性が完全に潰えた球団はいない。
サウスでは岡山との中位攻防戦の初戦を広島が取り、ゲーム差で並んだ。広島はトーナメントをラウンド16で敗退しているため、岡山より2試合少ない。きのうの試合が終わった時点での両球団の勝敗数は広島が9勝8敗、岡山が10勝9敗。互いにここまで引き分けはひとつもない。ともに1試合分の勝ち越しだが、勝率3厘差で広島が岡山を追い越し、2位に立った。
これを受けて「トーナメントによって多く試合をしている岡山のほうが不利だ」と論じるのは、誤りだろう。確かに勝ち越しの数が同じ場合、試合数を多くこなしているほうが勝率5割に近づく。だが、サマーブレイク・ベースボールリーグで注意すべきなのは、トーナメントというチームごとに試合数の異なるカップ戦の成績も総合成績に含まれるという点だ。
岡山が広島より多くの試合を行っているのは、消化ペースが早いからでも日程の都合でも、はたまた罰ゲームでもない。トーナメントで勝利しているためだ。トーナメントでは1試合でも負ければ敗退となる代わりに、勝ち続ける限り勝利数を上乗せさせ続けることができる。もしもトーナメントがなかったとすれば、両球団はともに16試合で広島が1敗分なくなって9勝7敗なのに対し、岡山は3つの勝ちが消えて7勝9敗。岡山は広島に対する2.0ゲーム差のビハインドを、トーナメントで儲けているのだ。
そのため、2試合多い試合数は、むしろ岡山に有利な影響を与えているといえる。3年もいれば、この程度の持論はいくつか作れるものだ。ちなみに、先ほど岡山のトーナメントでの勝利を「儲けている」と表現したが、この世界ではチームの勝ち越しのことを「貯金」、負け越しのことを「借金」と呼ぶ文化は根付いていない。
仙台 vs 札幌 ノース4回戦
(楽天モバイルパーク)15:00
札幌 /000 000 004/4
仙台 /000 000 200/2
新潟 vs 埼玉 ノース4回戦
(ハードオフスタジアム)18:00
埼玉 /000 000 000/0
新潟 /101 000 10X/3
千葉 vs 横浜 イースト4回戦
(ZOZOマリンスタジアム)18:00
横浜 /100 000 000/1
千葉 /000 100 41X/6
静岡 vs 東京 イースト4回戦
(静岡草薙球場)18:00
東京 /000 000 000/0
静岡 /000 000 22X/4
京都 vs 大阪 ウエスト4回戦
(わかさスタジアム)18:00
大阪 /100 030 200 1/7
京都 /042 000 000 0/6
神戸 vs 名古屋 ウエスト4回戦
(ほっともっとフィールド)18:00
名古屋/100 010 000/2
神戸 /010 200 00X/3
岡山 vs 広島 サウス4回戦
(マスカットスタジアム)18:00
広島 /000 002 110/4
岡山 /000 100 000/1
高松 vs 福岡 サウス4回戦
(レクザムスタジアム)18:00
福岡 /200 000 000/2
高松 /000 100 000/1
[ノース]
1/仙台/12勝0分6敗/.667/-
2/新潟/9勝0分9敗/.500/3.0
3/埼玉/6勝1分11敗/.353/5.5
4/札幌/4勝1分12敗/.250/7.0
[イースト]
1/横浜/10勝0分7敗/.588/-
2/東京/10勝0分8敗/.556/0.5
3/静岡/9勝0分8敗/.529/1.0
4/千葉/9勝0分10敗/.474/2.0
[ウエスト]
1/神戸/12勝0分7敗/.632/-
2/大阪/10勝1分8敗/.556/1.5
3/京都/5勝1分11敗/.313/5.5
4/名古屋/5勝0分12敗/.294/6.0
[サウス]
1/福岡/12勝0分5敗/.706/-
2/広島/9勝0分8敗/.529/3.0
3/岡山/10勝0分9敗/.526/3.0
4/高松/8勝0分9敗/.471/4.0




