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ガチャとRTA持ちだけど、早く帰って昼寝したい  作者: parade
第二章/『本物のダンジョンと、昼寝の防衛戦』

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第15話 中層・水没都市と、探索部の意地

 深層の中ほどは、水に沈んだ都市の階層だった。崩れたビル、水路になった道。現実の街に似ているのが不気味だ。

 そこで意外な連中と出くわした。


「げっ、探索部……」

 例の三年たちだ。だが以前の嫌味な空気はなく、装備はボロボロで、一人が足を怪我していた。

「……悪い。協会の依頼で先行調査に入って、しくじった。帰りのルートが、水位が上がって消えた」

 頭を下げる先輩たち。大和が俺を見る。陽菜も、詩織も。

 分かってる。分かってるよ。


 ――『RTA』:救助込みの帰還ルートを再算出しますか?


「やる。時間ロスは……まあ、いい」



 怪我人を大和が背負い、陽菜が回復を維持し、詩織が水位の周期を読む。俺は水没都市の屋根から屋根へ、乾いた道だけを繋いで線を引いた。

 地上に出たとき、三年の部長が絞り出すように言った。

「……お前ら、本物だわ。今度の深層、探索部も手伝わせてくれ。周回の石集めでも、地図作りでも、何でもやる」

「じゃあ一階の周回、一日十周で」

「即答かよ!」

 人手が増えた。攻略速度が上がる。これで貸し借りなしだ。

 残り、十四日。


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