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ガチャとRTA持ちだけど、早く帰って昼寝したい  作者: parade
第二章/『本物のダンジョンと、昼寝の防衛戦』

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第12話 攻略準備も、最適化

「三十日で未知の大規模ダンジョンとか、無理でしょ普通!」陽菜が頭を抱える。

「普通ならな」と俺。「でも、うちには反則が揃ってる」

 詩織の解析、大和の前衛、陽菜の回復、俺のガチャとRTA。第十階層主を初見最速で落としたメンバーだ。

「けど律、装備も消耗品も足りねえぞ。石だって使い切ったろ」

「だから稼ぐ。効率よく」



 俺は攻略済みの学園ダンジョンを周回ルート化した。RTAで最短周回、湧きの時間に合わせて折り返し、一周十二分でガチャ石を回収する完璧な作業ゲー。

「一日五周、四人で回せば二十周ぶん。一週間で天井三回」

「あなた、こういう計算だけ異様に速いのね」と詩織。

「昼寝の予定を組むのと同じだ」

 放課後の周回が始まった。大和は素振りしながら走り、陽菜は回復の練習を兼ね、詩織は深層の情報を集めた。

 七日後。俺の手元には、見たことのない数のガチャ石が積まれていた。


「回すぞ。遠征用、全員ぶん」

 虹色の光が、部室を埋め尽くした。

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