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Lesson11 ラッキースケベで人を殺せるのか

 みなさん、こんにちは!今日は雲一つないいい天気ですね!あ、自己紹介の方がまだでした。それでは、失礼して…アニメオタク兼アイドルオタク兼ボブオタクの一ノ瀬健介です!


 今日は金曜日!いわゆる華金と言うやつです!しかも!今日はなんと23時から僕の大好きな一ンテンドーのライブ配信があるんです!


 楽しみだなぁ…


「ふふふ…」


「一ノ瀬、何笑ってるの…?」


 アイドルオタク兼メイドオタクのひょろがりメガネの広瀬が蔑むような目をして俺の方を見ていた。広瀬の顔を見るに、俺はどうやらあまりの喜びのあまり声に漏れてしまっていたらしい。


「今、ヒョロガリメガネが目の前に出たって考えたでしょ?」


「なぬっ!?な、なんだと…」


 こいつ、俺の心まで…じゃあ、俺の好きなAV女優も…!?


「絶対碌なこと考えてないでしょ…」


 広瀬が深くため息をついた。


 その時廊下からドタドタと走ってくる音がする。


「な、なんの音だ…?」


「どうした…?」


 広瀬と俺が席を立ち上がろうとすると、渡辺というイケメンだが、ロリコンエロゲオタクという残念な男が猛ダッシュで俺たちの席へと来た。どうやら、あの音の犯人はこいつらしい。


「一ノ瀬!広瀬!大変だ!」


 渡辺は廊下を指差しながら、いつもの何も考えていないアホそうな顔ではなく、何か怖いものを見たかのような顔をしていた。


「渡辺…一回落ち着こ?」


「本当にどうしたんだよ…」


 俺と広瀬は慌てて渡辺を落ち着かせようとする。


「んっ!んっ!んー!!!」


 渡辺は教室の入り口に立ち廊下の方を何度も見ていた。興奮しているのかわからないが顔が真っ赤になり口をパクパクと動かしていたが声になっていなかった。


「んー、一ノ瀬…僕が先に行ってみるね…」


 あまりの異常さに広瀬が席を立ち渡辺の向いてる方向に行こうとする。


「いま僕が来たから落ち着いてね…」


 渡辺を落ち着かせるためか、広瀬は渡辺の肩に手を置き渡辺の向いていた方向へ顔を向けた。


 その瞬間だった。


「「ブフォォォォォ!!!!!」」


 何かが起き廊下中が赤色に染まった。


 俺の席からは何が起きたかはよく見えず、流石の俺でも広瀬や渡辺のことを心配に思い席を立つ。


「なっ、なんだこれは!?」


 教室の前で広瀬が鼻血を出したまま倒れており、その横で渡辺も鼻血を出しながら教室の壁にもたれかかる状態で気絶していた。


「だ、誰がこんなことを…!」


 俺は泣きながら広瀬と渡辺の顔を見ることしかできなかった。


 何もできない自分のことが嫌いになりそうだった。


「広瀬…お前から教えてもらったアイドル…顔がタイプじゃなくて見るの1分でやめたんだ…ごめんな…なんだこれ…」


 広瀬への懺悔中にあるものを発見した。


 それは、いわゆるダイイングメッセージというやつだった。広瀬の顔の近くに血で書かれていた。


『ラッキースケベ…万歳』


 これが彼の遺言だと考えると心底可哀想だと思う。


 6月12日-◯◯高校-1年男子-広瀬健吾死亡?


 そして、当たり前のように渡辺の横にもダイイングメッセージが書かれていた…


『一ノ瀬、ラッキースケベに気をつけろ…』


 6月12日-◯◯高校-1年男子-渡辺健太死亡?


「ラ、ラッキースケベ…?」


 渡辺の残したダイイングメッセージの意味を考えていると廊下からアニメみたいな女子の声と男子の声が聞こえた。


「ちょっ、早乙女くん!私がプリント持ってあげるって言ってんの!」

 

「だ、だから俺は男だから全部1人で持てるっつの…」


 声のする方向を見ると、巨乳の黒髪ストレートロングという王道のヒロインみたいな女子と頭が少しもさっとしているがなぜが髪色が茶色で俺たちみたいに陰気臭そうなやつが1人いた。


「なんか、ラブコメみたいだな…」


 口に出さずにはいられなかった。


「え?あ、あの…そこの人今私たちのことラブコメみたいって…」


 ヒロインみたいな女が恐る恐る近づいてくる。


「やべ…」


 俺は面倒ごとは嫌いだ。だが、絶世の美女が来るのを逃げることはできない。


 なぜなら、漢だからだ。


「ちっ、そんなわけねーのに…自意識過剰じゃねーの?」


 ヒロインみたいな人と話していた陰気臭そうなやつが俺に近づいてくるヒロインに近づき、肩に手を置いた。内心俺は『触るな、死ね!』と思っていた。

 

 だが、この感情はある出来事で真逆になる。


「ちょっ、触らないで…!」


 ヒロインみたいな女が陰気臭そうな男が肩に置いてきた手を払おうとし、謝って男の腹を手で払ってしまう。


「あっ、ちょっ!?」


 陰気臭そうな男はもちろん俺たちと同じようなモヤシ体型だったためヒロインみたいな女の手でよろけてしまう。


 だが、そのよろけ方があまりにもおかしかった。


「ブフッ…」


 俺はその光景を目撃した瞬間鼻から血が垂れてしまった。


 そう、その男と女はラッキースケベ使いだったのだ。


「ちょ!?早乙女くん!離れて!!!」


「離れたくても、腰痛めて離れられないんだよ…」


 陰気臭い男…否、早乙女くんはヒロイン的な女の子のおっぱいを見てる側も興奮できるように鷲掴みにし、ヒロインみたいな女子の上に覆い被さっていた。


「ブフッ…!?」


 あまりのスケベさに意図せず鼻血の量が増してしまった。内心俺は『触ってくれて、ありがとう!僕は今幸せです!』になっていた。

 ここまでのラッキースケベだと渡辺のダイイングメッセージの『ラッキースケベに気をつけろ』の意味もわかってくる。


 そして、トドメの一撃が仕掛けられる。


「ちょっ!あんたやめてよ!」


 ヒロイン的な女の子…いや、もうヒロインでいいや。ヒロインが覆い被さる男を振り解こうとする。俺は、よくあるやつだと思いながら見入っていると…


「ちょっ!?暴れんなって体勢が…あっ!」


 早乙女くんという勇者は暴れたヒロインにより体制を崩し…ヒロインに接吻をした、それもおっぱいを揉みながら…


「早乙女くんガチでありがとう…ブフォォォォォ!!!!!」


 俺は地下バンドの解散ライブのように声を上げて死んだ…


 6月12日-◯◯高校-1年男子-一ノ瀬健介死亡?


 それから数時間が経った…


「ちょっと!大丈夫?」


 夜桜さんの声がする…

 接吻を見てからの記憶はないが、保健室の先生によると夜桜さんが俺を保健室まで運んできてくれたらしい…ありがたい。それにしてもさっきのあのおっぱいの揉み方…エロかったなぁ…


「ブフォォォォォ!!!!!!」


 俺は思い出し鼻血をしてしまった。


「ちょっ!?ちょっと!?生きてる生きてる!?」


 そして、その日俺は昼休みまで目を覚ますことはなかった…

打ち切りみたいな内容の話になってしまいましたが、打ち切りではありません!面白いと思ったら評価やブックマークなどお願いします!行間を空けてみたんですが読みづらいなどの指摘もあったらお願いいたします!

Twitter@obbaake

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